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「社会学」から学んだこと

社会学を学んでいると、「社会」とは何なのかを考えることがある。部分なのか全体なのかという問いが最初に私には浮かんだ。それはどういうことなのかというと、社会には、経済や法律が存在し、またそれに伴い、経済学や法学という学問が存在する。社会は、経済や法律を含めた全体としての社会なのか、それとも、経済や法律とは独立して、それとは別に社会という独自の領域が存在するのかということである。では、社会学は、経済学や法学とは独立した学問と位置づけられているが、なぜ独立しているのか。いわゆる全体ではなく、部分としての学問体系を確立しているのか。私は、「社会学独自の見方」が存在しているからだと考えた。社会学では、見るべき対象、研究する対象が何かというのはそこまで重要ではない。だからこそ漠然となりがちなので、しっかりと具体的な事例を持ってきて、範囲を限定し、部分を確立しなければならない。その対象に対して、「社会学独自の見方」を適用させる。これが社会学の思考法である。「社会学独自の見方」というのは具体的に何なのか?いわゆる思考法のことであるが、それには様々な方法が存在している。具体的にはまた次回以降書いていこうと思う。今回は、「社会学独自の見方」というものが存在しているということを強調しておきたい。

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