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等身大の影の写真が集った「BODY PRINT ACTION 2021-気配を繋ぐ」全会期終了しました!

「BODY PRINT ACTION 2021-気配を繋ぐ」が無事、2021年9/26を持ちまして、全会期終了となりました。

L1005645のコピー

夏から秋にかけて、等身大の影をつかまえる「BODY PRINT」を様々な場所で出会った人たちと制作するプロジェクトにご参加いただいた皆様、展覧会ご来場の皆様に深く御礼申し上げます。

今回、さいたま市のアートスペース「space 845」で開催した「BODY PRINT ACTION 2021-気配を繋ぐ」展は、若林祥文さん(浦和-美術と街巡り案内人、都市づくりNPOさいたま他所属)・利根川兼一さん(space845)と、企画しました。

空き家を活用しながら、制作を通して、人との繋がりを生む時間となりました。目の前に田園が広がるロケーションも生かしながら展示空間をつくりました。

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展覧会期は9/10-9/26。稲穂が黄色く色付いていく変化を感じながら、ゆっくりと時間が流れていきます。

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展示会場、space845外観。今回のプロジェクトの企画者のひとり、利根川さんが今後アートの拠点として展開していく予定。

●展覧会風景

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木の色が暖かい空間に鮮やかなブルーの「BODY PRINT」を展示。

窓から入る風で作品がゆらゆら揺れたり、くるくる回ったりすることで作品がまるで生きているようです。

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天気や時間による陽の入り方で作品の見え方も変化します。

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障子の穴からこぼれる木漏れ日も作品に反映されます。

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中之条ビエンナーレ2017で出品した自分自身の「BODY PRINT」を再展示。同じ空間には、額装した被爆樹木シダレヤナギの葉のフォトグラムと、宮城県閖上地区の遺失物をTシャツに焼き付けた作品を展示。

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この作品は2020年4月の緊急事態宣言中に制作した庭の木漏れ日や水槽のフォトグラム。身近なものの影を改めてとらえた作品です。


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キッチンには、結婚記念で撮影してくれた新婚夫婦の「BODY PRINT」を展示。両面に撮影し、風を受けて表裏が変化します。

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シンクには、普段から集めている身の回りの自然物の作品モチーフを並べて展示。魚の剥製には驚かれる方が多数。

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今回、初めて木材や石にフォトグラムを制作した作品を展示。

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展覧会終盤には、新聞紙に日用品を焼き付ける『現在の青図』を展示。


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今回は空き家の空間の気配も感じながら、展示作品を構成して展覧会をつくりました。展示は企画者の利根川さん、若林さんといろいろ試行錯誤を重ねながら制作。展覧会が進むにつれ、人と人が行き交い、空間が生き生きしてくるのが実感できました。

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●ギャラリートークの様子

展覧会会期中9/12には、ギャラリートークが行われました。

「BODY PRINT」ワークショップ参加者も集まり、自分自身の影を前に作品について語り合いました。影と実体が同時に重なる不思議な時間となりました。

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●会期中の「BODY PRINT」ワークショップの様子

会期中には、展覧会来場者も「BODY PRINT」が制作できる環境を整えました。展示されている作品を自分でも制作することができる機会は好評でした。

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●展覧会の終わりに。

展覧会の最終日、皆が退館した後、その気配を感じながら『15秒人』の撮影をしました。この取り組みが次に繋がると嬉しいです。

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・関連リンク

↓展覧会開催案内記事

↓「BODY PRINT」ワークショップ参加募集記事

↓平塚市美術館 でのワークショップの様子

↓ボーダレスアートミュージアムNO-MAでのワークショップの様子








⚫︎写真作家・造形ワークショップデザイナー ・キュレーター・「時間」と「記憶」をテーマに制作。2012年〜ヒロシマの被爆樹木をフォトグラムで作品制作 ●中之条ビエンナーレ2019参加アーティスト ●さいたま国際芸術祭2020 市民プロジェクトコーディネーター