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新卒入社インタビュー/SIBだからできること

2021年7月、DXを加速させて日本の事業モデルを革新していくことを目的に、資生堂インタラクティブビューティー株式会社(以下SIB)が設立されて約2年半が経ちました。その期間に、さまざまなバックグラウンドを持つ数多くの方達がSIBの仲間に加わりました。
今回は、そのような仲間達の中から、新卒でデジタルマーケティングの採用枠で入社をした鶴重さん、奥田さんに、入社理由・職場の雰囲気・仕事のやりがい・苦労した点などについてインタビューをしました。

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◆【写真右】鶴重光葉(つるしげ みつは):2022年入社。SIB DX本部 デジタル戦略部 戦略企画グループ所属。店舗や EC などの販売チャネルやブランドごとに提供していた会員サービスを集約した公式スマートフォンアプリとして22年9月に本格ローンチした「Beauty Key」の立ち上げから運用に従事
◆【写真左】奥田玲子(おくだ れいこ):2022年入社。SIB DX本部 オムニエクスペリエンス推進部 企画推進グループ所属。皮膚科学研究とAI技術の融合で生まれた独自のアルゴリズムを活用したDNA検査法で最適なケアを提案する、資生堂のDNA検査・カウンセリングサービス「Beauty DNA Program(ビューティー・ディーエヌエー・プログラム)」の立ち上げから運用に従事
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――――まずは資生堂への入社理由、なぜデジタルマーケティングに興味を持ったか?教えてください

鶴重:学生時代に専攻していた学科が、経営を科学するというコンセプトのビジネスエコノミクス学科で、データ解析について学んでいた経験もあり、就職活動時には自然とITやデジタル領域に興味を持ち、関連する業界・業種などを探していました。その中でも、人を前向きにするきっかけを作り出せるサービスや商品を扱っている企業に興味を持ち就職活動をしていた中で、資生堂のデジタルマーケティング職のセミナー募集に目が留まり、縁があり入社することになりました。

学生時代(鶴重さん)

奥田:学生時代、帰国子女が多くいる創作ダンス部に所属し、部長を担っていたのですが、その際に、自分自身を大事にしてお互いに意見を持ちつつも、他社の意見を尊重して受け入れて折衷案を考えて行動することの重要性を学びました。その後、自分自身も海外留学を経験し、改めてその重要性を再認識させられ、自身も含めた日本人の自己肯定感の低さや自身の意見を言わない姿勢に対して課題意識を持つようになりました。またそれと同時に、そうした姿勢の人たちの支えになりたい、今の自分のままでいいんだ、今の自分を受け入れて今の自分を大切にしたいと思える人を増やしたいと思うようになりました。
そのような思いを持ち続けて就職活動をする中で、資生堂の企業理念(BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD)やSIBのミッション(すべての人生を健やかでリッチに。デジタルとテクノロジーを駆使して、一人ひとりの明日のビューティー体験を創造する。)にとても共感し、自分も、お客様自身が自らの美に気付いて自分なりに歩みだすお手伝いがしたい、今の時代であればそれを実現する手法はデジタルかもしれない、と思うようになり、資生堂のデジタルマーケティングの採用枠に応募しました。

学生時代(奥田さん)

――――入社後すぐ配属となった資生堂インタラクティブビューティーの職場環境や、雰囲気について教えてください。

鶴重:さまざまなバックバックグラウンドを持つ方達がいるのでありがたい環境だなと思いました。当時私が配属になった部署では、プロパーの方と中途採用の方が半々程度の割合で在籍していました。プロパーの方は、営業からキャリアをスタートし、さらにそこから社内の他部署を経験されている方が多かったので、資生堂の企業文化や事業所(営業や店頭活動)の詳細について教えていただけました。一方で中途採用の方からは、他の会社ではどのように考えるのか、どのようなやり方をするのか、という観点で教えていただけるので、いい意味で、新卒でも資生堂という会社に染まりきらず、他者視点も含めたハイブリッドな視点で学べる場だなと感じます。

奥田:とても風通しが良くフラットな職場ですね。分からないことがあれば教えて貰えます。同世代が少ないという事もあってか、新卒だから特別扱いをされることもなく、常に一人の社会人(プロフェッショナル)として接してくださるので、自分の意見がすごく言いやすいです。だからこそ、上司や先輩の指示待ちで自分の意見や主張がないと仕事がないとも言えますが・・笑
と言いますのも、SIB自体が新しい顧客体験を作り出すことをミッションのひとつとしているため、それをどのように自身の業務に落とし込んで周りを巻き込んで具現化していくのか、自身でボトムアップで提案から実装までの一気通貫した戦略図を描いて仕事を作り上げていくことができる環境ではありますね。

――――苦労を感じられているポイントも含め、今の仕事のやりがいを教えてください。どのようなときにやりがいを感じますか。

鶴重:自身が担当しているデータ分析などの細かい業務に対してはあまり達成感を求めていないです。と言いますのも、「Beauty Key」プロジェクト自体がすでにやる意義があると感じられる仕事で、その一部を任されているという認識があり、「Beauty Key」の目指すべきゴールはまだかなり先にあるためです。
「Beauty Key」は、ローンチしてまだ1年半のため、まだ充分なデータの蓄積や分析がしきれない段階であり、今はそのような中で、無数にある切り口の中から精査しつつも日々トライ&エラーを繰り返しその結果を分析することに注力しています。
データ分析に終わりはありません。今はまだ終わりのないゴールの始まりに立っているという感覚でいます(笑)。本当の意味での達成感を得られるときは、「Beauty Key」が目指すゴールを実現することができたときですね(小売店様と共に、いつでも・どこでも・お客さまが欲しい時に、テイラーメイドなオンリーワン体験『一人ひとりのニーズにあった美容体験』を実現すること)。

奥田:「Beauty DNA program」の開発を通じて感じていることは、システムのアップデートがすべてを解決するのではないということです。ハイテクにしすぎることで逆にお客さまや社内の店頭現場の方達が使いづらくなったりすることもあることがわかりました。相手のデジタルリテラシーを考慮しながら業務効率化も図る、そのバランスをとりながら開発要件を決めることが、難しいことでもあると同時にやりがいを感じています。
そのため、システム講師役として出張で各事業所に訪れる機会がある時は、販売現場のリアルな声は必ず聞くように心がけています。実際に、PBP(美容部員)の方々からは、感想のみならず、改善案まで提案してくれることもあり、それら意見をチームメンバーに翻訳して共有し合うことでより良いサービスの実現に活かすことができています。
一方で、PMOという立場上、、全体リード・管理をしなければいけないため、現場の方達の意見を細かく反映させていく役割と、プロジェクト全体を推進する大きな役割のバランスに難しさも同時に感じています。

――――今後チャレンジしていきたいことや意気込みを教えてください。

鶴重:「Beauty Key」がローンチし、資生堂商品購入者のお客様と日常的に接点を持つ機会ができたことは、ファーストステップだと思っています。今までは、スポット的に店頭や媒体(マスメディア、メールなど)を通じての情報コミュニケーションが主だったかと思いますが、今後は資生堂とお客さまが直接いつでもどこでもコミュニケーションをとることができる状況になりました。一方的な情報発信をするのではなく、お客様ひとりひとりが求めるコミュニケーションの在り方を考えていきたいと思っています。そのためには、まだ情報連携や活用できていないデータも多くあるため、課題をひとひとつクリアしていき、「Beauty Key」が目指す世界の実現に一歩一歩近づけていきたいなと思っています。
また、「Beauty Key」プロジェクトで得た知見やノウハウを他の業務にも活かして新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています

奥田:現場の方達と共にBeauty DNA Programを盛り上げていきたいです!と言いますのも、DNAは自分の肌への理解を深めて自分で肌のケアをする習慣作りをサポートするサービスです。つまり、私が学生時代に思ったこと「今の自分のままでいいんだ、今の自分を受け入れて今の自分を大切にしたいと思える人を増やしたい」というのをまさに体現しているサービスだと思っているので、本サービスを必要とする、より多くの人たちに届けていきたいです。

――――最後に、SIBへの入社を検討されている方やSIBをまだ詳しく知らない資生堂グループメンバーにメッセージをお願い致します

鶴重:
【SIBへの入社を検討されている方へ】
IT,DX系の方達はもちろんですが、いろいろな専門領域を持った方同士で同じ課題を解決するためにディスカッションが盛んにおこなわれている活気ある会社です。ぜひさまざまなバックグラウンドを持つ方達に入社していただき、お互いにさらなる刺激を受けたいと思っています。

【資生堂グループメンバーへ】
領域の枠にとらわれることなく、ぜひ一緒に作り上げていきたいと思っています!引き続きよろしくお願いいたします!(現場のこともぜひ教えてください♪)

奥田:
【SIBへの入社を検討されている方へ】
前例のない業務推進も多いので、さまざまなバックグラウンドと意見を持たれていて前向きにチャレンジできる方達が必要不可欠です!ぜひそうした方達と一緒に働けたら嬉しいです。

【資生堂グループメンバーへ】
資生堂のパーソナルビューティーパートナー(PBP)のカウンセリング力は人を幸せにする力を持っていると思っています。それをデジタルの力で後押し(一緒に考えて)していきたいと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

【ご参考】
■Beauty Key
・Beauty Key公式サイト:https://www.shiseido.co.jp/beautykey/
一人ひとりの「美」に寄りそう、資生堂の新会員サービス「Beauty Key」誕生 | ニュースリリース詳細 | 資生堂 企業情報 (shiseido.com)
資生堂「Beauty Key」が「レッドドット・デザイン賞2023」等のアワードを受賞 | ニュースリリース詳細 | 資生堂 企業情報 (shiseido.com)
 
■DNA
・Beauty DNA Program公式サイト:https://dna.shiseido.co.jp/
資生堂「Beauty DNA Program」 7月21日(金)より本格展開 | ニュースリリース詳細 | 資生堂 企業情報 (shiseido.com)


―――――取材手記―――――
お二人から共通して感じられたのは、学生時代から今日に至る志の高さと、仕事を含めた何事にも一生懸命な姿勢だ。入社3年目とは思えないほどのスピードで活動の領域や内容を広げ深めていくお二人。今後の活躍と共に、お二人が担当されている「Beauty Key」「Beauty DNA Program」のサービスがどのような進化を遂げてお客さまの元に届くのかが楽しみだ。

後藤 啓(ごとう けい)

資生堂インタラクティブビューティー株式会社 企画管理部 企画・財務グループ 所属。大学卒業後、2010年に資生堂に入社。営業(専門店)→社内外広報(エリア広報・メディア対応・PR計画立案・インターナルの運営と推進など)業務に携わり、21年7月から資生堂インタラクティブビューティー株式会社へ出向。同社DX本部 オムニエクスペリエンス推進部でオムニPBP活動業務に従事し、現在は、同社企画管理部で社内外広報業務を担当。


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