グレース・ケリー

昨日は朝からゴタゴタしていました。

朝、兄から深刻な声で電話があり、兄から電話があったのは人生で二度目で一度目は父が死んだときだったので、もしや母親に何かあったのかと心臓が縮みましたが、実際は訪問販売で来た自伝出版の営業マンにうまくいいくるめられて判子を押してしまい、お金を50万ほど騙し取られそうになったのでこれからクーリングオフをするために警察に立ち会ってもらう、今夜時間があったらお母さんが落ち込んでいるので実家に泊まりに来て欲しいというものでした。
母は歳のわりにはまだわりとしっかりしている人なのですが、うちの苗字(とてもめずらしい)をすんなりと読み、父親の名前を出されたことで、一瞬何かがつながり、父の友人の息子さんが訪ねにきたのかしらと勘違いして家にあげてしまったようなのです。そして翌日またその人とその人の上司が家を訪ねてきて、契約するまで帰らないような威圧感を感じ、契約をしてしまったとのこと。

私は内心、お母さんが死んだんじゃなくてよかった、と胸を撫で下ろしました。そしてこのことが元となってお母さんの心臓に問題が起きて死んでしまったらどうしようと恐ろしくなりました。

そういえば日曜の朝に母親から変な電話があったのを思い出しました。

人に嘘を教えちゃいけないから…と前置きしつつ聞いてきたのですが、モナコ王国の国王と結婚した女優さんの名前はなんだったか…というような質問で、誰に教えるつもりなのか、それは電話してまで聞くようなことなのか?という疑問が浮かんだのですが、それはその営業マンとの話の中で出てきた昔父親と見た映画の話が元だったのです。

なるほど、、妙な電話はそういうことだったのかと、これからはそういうサインは見逃してはいけないなと思いました。

結局母親と父親が結婚前に観たという映画はなんだったのかしら。
母親は映画にはまったく関心のない人だから、きっと父親の趣味で観たのでしょうね。


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