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セカンドアルバム完成

なぜ生きてる 知らないけど それでも激しく
生きていたいと思う 愛されてるなら
ごめんなさい ありがとう
 
この世に生きるあなたの鼓動 はかない だけど美しく
この世に生ける全ての鼓動 はかない だけど輝いて

BUCK-TICK "鼓動" (1995)

2月25日。おりしも満月の夜だった。妻が午前4時に腹部に痛みを感じ、それから1時間ほど計測したところ、だんだん痛みが規則的になってきた。いよいよ陣痛が始まった。すぐさまタクシーを呼びつけ、妻は病院に、自分はファーストアルバムをいったん義父母の家に送ってから、遅れて病院に向かった。ファーストアルバムの出産の時はちょうどパンデミック真っ只中の時期だったので、出産に立ち合うことは叶わなかった。なので今回が初の立ち合いとなる。

経産婦なので1人目よりもスムーズに生まれるだろうという予測だったわけだが、妻が調子良くいきんでくれたのと、子供の動きも上手だったようで、陣痛開始から3時間半、前回の半分程度の時間で生まれてきてくれた。膜を破って子供が産声を上げた瞬間は、驚きや喜び、そして畏怖のような感情も入り混じって、何も声を発することができなかった。しかし諸々の処置が終わってから少し時間が経ち、子供も落ち着いた表情になったのを見て、この世で最もかわいい生物がもう1人誕生したのを実感し、胸がいっぱいになった。母子ともに健康。約2,800gの重量盤。鼻やあごのあたりがファーストアルバムに似ている気がする。

ということで、すでに令和の "Nevermind" か、はたまた "Discovery" かとシーン全域を賑わせているセカンドアルバムを、ファーストアルバム共々どうぞよろしくお願いいたします。


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