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【読書の時間】オリジナルの人生を生きることとは?

題名:自分の意見で生きていこう
著者:ちきりん

▶︎この本を選んだ理由

半年ほど前にも読んだ一冊。図書館で予約していたのが回ってきたので再度読み返しました。

▶︎感想

2度読むとまた新たな気づきが得られる。それが読書の醍醐味なのかと実感した。

この本のキーワードは、

”正解のない問題”

正解のない問題に正解を求めて、
自分探しの旅によくでていた。
新しい経験を得たり、新しい景色に感動して、成長した気になっていたけど、”自分”はどこにも見つからなかった。
それもそのはず、正解をもとめ続けるばかりで、自分の意見も持たず、考えることもしていなかった。
誰かが正解を教えてくれる、どこかに正解があると思っていた。

でもその正解を見つけたことは一度もない。
だって、正解のない問題には、正解がないのだから。

それすらも知らずに正解を求めていたことにやっと気づき、”自分で正解にする”しかないことに気付いた。

遅い、遅すぎる。
もっと早く気づいていたら違った道を辿っていたかもしれない。
でもそこを嘆いても仕方がない。
人生100年時代。今からでも多少の修正がきくだろう。

気づいてしまったからには、
自分探しの旅にでるのではなく、
自分の中にある想いを外にだすしかない。
そう、正解は自分の中にある。
そこには、間違いも正しいもない。
正解にするのは、自分自身なんだから。
自信なんてこれっぽっちもない。というか自信は必須ではない。ただ、自分の想いを言葉にするだけ。

自分の意見を持つことは、自分だけのオリジナルの人生を生きること。

読んだ後に残った問いは、
これから自分の意見を堂々と発することはできるのだろうか?

できるかどうかではなく、
言葉にするかどうかだと
何処から聞こえてきそう。


ただ、今言えることは、
意見を言えない≠意見がない
ということ。
言語化するには、それなりの練習や慣れも必要。
それを少しずつ積み上げていくことでオリジナルの人生を生きることができるのがだろう。

▶︎印象の残った一節

中でも印象の残った一節を3つ紹介します。

「いま自分が悩んでいる問題・解きたいと考えている問題」が「正解のある問題なのか、それとも正解のない問題なのか」を最初に見極めることがなにより重要だということです。

この見極めにはセンスがいる。センスを磨くには小さな選択を繰り返していくこと。まず自分に出来ることはこれだけかな。

自分の意見に自信がもてないのは、「知識が乏しいから」でも「アタマが悪いから」でもなく、「考え尽くしていないから」です。

とても心に深く刺さる言葉。今までは、頭が悪いから、知識がないからだと思い込んでいた。
でも知識がないから考えられないという場面もある。

自分はこちらに向かうべきだとずっと思っている。それなのに、誰かに「あなたは間違っていませんよ!」と言われるまで選べない。私はこれを「答え合わせが欲しくなる気持ち」と呼んでいます。

これまで何度もやってきた答え合わせ。他人の意見に一喜一憂して、余計に心がザワザワしていた。

最後まで読んで頂きありがとうございました!
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