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悲しいのに笑うのはなぜ?

昨日のこと。

精神科の診察に行ったら、入院していた時お世話になった看護師さんや、助手さんに会った。みんなに「元気にしてる?」と言われたから、「めっちゃ元気!」と笑った。「もうあと1年は絶対入院しないから!!」の一言もつけて。

帰ってからとても疲れて、ベットから起き上がれなくなった。頓服を飲みたかったけれど、遠くにあったから飲めなかった。人格交代もしたような気がする。

私は、いつも笑ってしまう。特に大好きな人や大切な人の前では、嫌われたくなくて、捨てられたくなくて、必死に笑顔を作る。笑えなくなった時には手遅れで、私はいつも病棟にいる。

何故だかは、わかる。幼少期の習い事で、「人前では笑うこと」を叩き込まれた。
その結果、私は「3・2・1」のカウントで、どんなにしんどい時も笑顔を作ることができる。それは家族の前で役立った。小学1年生の時から家のドアを開ける前に、とてもいい笑顔を作って、明るく「ただいま!今日の学校も楽しかったよ!」
とセリフのように言っていた。
授業中に気持ち悪くて保健室に言った日も。
3人がかりで殴られたり物を取られたりした日も。
どんな時でも私は笑った。その癖が今でも残っている。

入院中は看護師さんの前で泣いたこともあって、弱音も吐けるようになったと思ったのにな。まだまだ、幼少期の呪いは解けない。

どんなことでも一歩一歩だ。
まずは、次の訪問看護で無理に笑わないでいてみよう。
泣いても怒っても、今繋がっている支援者は誰も私を捨てないことも、分かっているから。

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