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GWが不安な人はここにもいるよ

今年もゴールデンウィークが始まる。明日からは3連休があり、5月に入ると4連休がある。途中の3日を休めば10連休だ。「休みだー!」という方もいれば、「全然休みじゃないし、ゴールデンウィークだからこそ忙しいんだよ」という方もいるだろう。私の場合は、普段から仕事も学校も行っていない療養中の身のため、「休み」という感覚はあまりない。

だが、精神疾患をもっている私にとって、連休というものは恐怖である。学生時代は嬉しかったはずなのだが、今は全く嬉しくない。なぜなら、訪問看護ステーションや病院を含む、様々な支援機関が休みに入ってしまうからである。

怖い。とても怖い。

私は普段、週に3日間の訪問看護と、週1もしくは隔週の受診と、月に2回程度のカウンセリング によって生かされている。日常の中で支援者と接している時間が、長いのだ。だからこそ、この普段のルーティーンが崩れることは、私の心にとって危機的なのである。「途中で体調を崩したらどこに頼ればいい?」その不安は、どうしたってついてまわる。同じような不安を持っている当事者も、多いのではないだろうか。

この不安感への対策として、私は2つのことを意識しようと思う。まず、「ゴールデンウィークだからこそやっているイベント」に行ってみる。だが、ここで不安感からあまりに予定を詰め込みすぎると、躁状態になったり、無理をして疲れてしまう可能性がある。そのため、「1日おきにいつもの日常を過ごす」ことも意識する。いつものように音楽をやり、いつものように英語を勉強し、近所を散歩する。「ゴールデンウィーク?なにそれ?」の感覚だ。ゴールデンウィークだからといって、世間の楽しい気分に乗る必要は全くないのである。この2つの対策は矛盾しているようだが、ずっと家で作業していると鬱になるし、イベントばかり行くと躁になる。というのが、少なくとも私の場合は容易に想像できるのだ。

大丈夫。きっと乗り越えられる。
少しでも「きつい」と感じたら、なにも考えずに休もう。
ずっとベットにいたっていいじゃないか。
それが生きるために必要なのだから。

ゴールデンウィークを前にワクワクより恐怖が勝っている人は、ここにもいるから1人じゃないよ。


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