「介護離職」についての記事
この春から、とても素敵な宮本礼子医師との連載が、読売新聞のオンラインサイト「ヨミドクター」の中でスタートしました。
「介護離職」がないスウェーデン、年間10万人を超える日本 何が違う? | ヨミドクター(読売新聞) (yomiuri.co.jp)
スウェーデンと日本では、価値観も文化も全く違うので、スウェーデンのシステムが日本に合うわけではないと思いますが、日本での「介護」という課題を考えるときに、一つの参考になったらいいな、と思います。
スウェーデンの医療や介護システムも多くの問題を抱えており、みんなで改善のために、頻繁に話し会い、新しいシステムやルール作りをしているのですが、外国人の多い私の現場では、新しいことについていけていないスタッフもいて、一人ひとりのスタッフへの声掛けや教育に注力する日々です。
去年一年で、日常使っているシステムが3つも変わりました。
投薬、医療的ケアの実施確認、インシデント報告、薬剤発注のシステムです。
新しいシステムは、使ってみてシステム変更を依頼したりと使用しながらも更新していくので使いやすくなる一方、使いこなせない人も発生で、「オイ、オイ、オーーーーイ!!」(スウェーデン語) と叫んでいる人をよく見かけます。
日本語では、あら、あら、あっれっっーーーー!! ですね。
みんなで足並み揃えて、新しいことをするのは難しいので、時々、すっかり諦めて「目の前の高齢者の嬉しい気持ちを一つでも増やそう!」とスタッフに声掛けを変えて、気分を変えて、楽しい気持ちで働くようにしています。
楽しいことをしたくて、イースターには娘を連れて、イースターエッグを職場の高齢者施設で配ってきました。上の写真。
スウェーデンでは、イースターの伝統で、魔女の格好で近所を回るというものがあり、娘は魔女のおばあさんになりました。
私はめんどりに。復活・誕生の象徴である卵、めんどりもイースターには欠かせないアイテムなので、自作で。同僚たちは大いに笑ってくれました。
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