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気持ちは朝に宿る

 夜はさまざまなかたちで疲れが蓄積し、創造的思考が難しくなります。前の日に書き溜めておこうと思っても筆に勢いがありません。殊に最近は一日の中で、時間の経過のプレッシャーが大きいと感じており、一日が終わり家に帰り、食事を終えてからの時間は急速に疲れがのしかかってくる感じです。寝落ちという言葉にふさわしく、身体を横にするだけでそのまま眠りに入ってしまえる状況です。夜中は入眠剤の効果が切れる朝方に、外に集まってきている僕の気持ちを追い込むさまざまなネガティブ要素の熱気により、内に抱えているトラウマの氷塊が溶け出して、心の中に可視化する最悪に近い未来を想起させ、それが表層にうめき声となって出ているようです。

 朝の目覚めは積極的に立ち上がるほど気持ちのよいものではないですが、少し場に慣れればそこには夢の中で抱いていたほど、辛い世界が広がっているわけではないことにとりあえず安堵し、気持ちを立て直すためにパソコンに向かいます。

 できることできないことがあり、自分の選択が正しいという確信も持ち切れず、このまま進むことへの不安、踏み外すことや進路を変えることで引き起こされる結果には、自分の所業に良貨を得られるひどの価値があるとも思いきれず、やはり小さくまとまっている十人並みでも外れない生き方をしようかなと思うこともあります。でも、自分の心にそぐわない未来へは進みたくないし、自分の先に師表とするような生き方の人がいない道を歩むのも気が進まないというもの。メインロードから外れるための道案内は難解で、読み解ける自信はないけれど、何とか道に迷う過程において、ヒントを見出し、自分らしく生きられる、周囲の人を幸せにできる道を切り拓き、見出していきたいと思います。

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朝のルーティーン

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