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平野啓一郎「本心」〜格差ってありますか?

2040年代を描いています。

【自由死】という概念

仮想空間に生きることが当たり前で

格差がより鮮明になっている時代。

主人公は、
自分の出生のことを知らず
また、
母親がなぜ自由死を求めたのか

わからないことだらけで

大きな孤独を抱えているように思えます。

三好さんは、心も外見も美しい人なのに
自分を下に置いているというか。

わたしには、その感覚がわからなかったんです。

格差って、テレビなんかで
よく言われる言葉だけど

格差って本当にあるんですか?

ほんとにみんな格差、感じているんですか?

主人公と三好さんのやりとりを読んでいて

未来は暗くて寂しいものなのかなって

ふと思ってしまって

でも、
わたしは未来は明るいとしか思えなくて

電子機器が発達しようがしまいが

人と人の触れ合いは必要で

手の温もりで幸せを感じられる。

だから、最後は主人公と三好さんは
きっと付き合うことになると
思っていたけど

そうではなかった。

ある意味イフィーに譲ったように思えて

ちょっと、ちょっと、

それでいいの?

と思いましたけど

いいんでしょうかね。

イフィーはきっと幸せですね。

成功者というのは
欲しいものは欲しいと言えるんですね。

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