母子家庭で育っている高校生が考えていること

こんばんは。今、深夜の東京では雨が降っています。
こんな夜に考えてしまうことを少し共有させていただけると嬉しいです。

私の両親は、私が中学3年生の終わりの頃に両親が離婚しました。それ以来、私は母と二人の母子家庭で育っています。両親が離婚する時までは、小さい頃から家の中では親の大声や暴言が毎日飛び交っているような家庭で育ってきました。父は何度か自分に対しても暴力を振るってきたこともあります。けれどもアルコール依存症であった父はそのような行為を行ったことを覚えているはずもなく、なんの反省の色も伺えなく過ごしていることに激しい憤りを長い間感じていました。

自分の精神状態はというと、喧嘩している両親に対して、自分のせいでこんなことになっているのではないか、私は生まれてこなければよかったのか。そんなことを子どもなりに考えてしまうことも多くあり、とにかく自分のことを責めながら、学校など外のコミュニティでは「明るく振る舞う自分」を演じながら過ごしていました。

高校に入学してからは、新しい友達とも出会い、一見自分の中で新しい生活が始まったと区切り付けられていた気がしていました。
けどそんなはずもなく、明るい自分を演じながら誰もいない家に帰っては無性に寂しさと孤独感を感じ、自分を見失ってしまい自暴自棄に陥ってしまっていた時期もあったのかなと思います。
何気ない友達との会話でも家族の話になるとまるっきり嘘の話をしてその場を切り抜けたり、友達のご両親の職業や住んでいる家を見て「自分とは違う」ということを痛感したり、、、自分とは真逆の環境の中で生きている友人に嫉妬することもたくさんありました。

けれど、自分のことを一生懸命育ててくれている母のことを尊敬しているし、苦労しながらもそんな様子を一切自分の前では見せないことを知っていた私にとって、母、そして父のことを憎んだりすることはできませんでした。

私や母に散々ひどいことをしてきたり、私の誕生日を今はもう忘れてしまっているだろう父ですが、心の底から嫌いだと言葉に出しても、自分のお父さんは一人しかいないし、家族3人で暮らしていた時のことを思い出すと、大好きな人だったんだなと今でも思います。

日々生きていて、周りの子の家を羨ましく思ったり、どうして自分は周りとは違うのかと、変わらない現状に葛藤したりすることが多くありました。
けれど、自分の経験は自分にしかできないし、両親とした楽しかったことや思い出に残っているものは自分にしかわからない幸せで。。

自分が経験してきた辛いことや悲しいことはたくさんあれど両親が一番大切な人だし、自分をここまで育ててくれた両親には感謝しかないことは変わらない事実だから、これからもこの気持ちだけは忘れずに生きていかなければならないなと、改めて思います。


少し長くなりましたが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

では、おやすみなさい。



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