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対話

(#古賀コン4提出作品)

日比野心労


私:あなたは誰だったかな。ここに何の用事で来てるんですか?

息子:お父さん、こんにちは。僕はあなたの息子、タカシだよ。今日は病院に行く日だから、一緒に行こうと思って来たんだ。健康診断があるんだよ。

私:そうですか。タカシは一人で病院にも行けないのかい。心配だからお父さんについてきてほしいのかな。

息子:そうだよ、お父さん。心配だから一緒に行ってほしいんだ。病院では医者がお父さんの健康状態をチェックしてくれるから、安心してほしいんだ。

私:いや、医者に診てもらうのはタカシだろう。私はどこも悪いところがない。

息子:お父さん、ごめんね、でも今日はお父さんが病院に行く日なんだ。健康診断を受けるために一緒に行こうと思ってるんだ。健康診断はお父さんのためにあるんだよ。

私:そんな嘘をついて、私をどこかに閉じ込めるつもりだろう。

息子:お父さん、心配しないで。僕はあなたの健康を考えてるんだよ。病院に行くことはあなたのためなんだ。僕が嘘をついているわけじゃないよ。一緒に行って、医者に健康状態を見てもらおう。

私:医者にいくら金を貰ってそんなことを言ってるんだ。私がいない隙に家に泥棒に入るつもりだろう。
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息子:お父さん、心配しないで。医者はお金をもらって嘘をつくようなことはしないよ。そして、僕はあなたの家に泥棒に入るつもりなんて全然ないよ。ただ、お父さんの健康を心配して、一緒に病院に行こうと思ってるんだ。
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私:分かったよ。じゃあ病院に行こう。

息子:そう言ってくれてありがとう、お父さん。一緒に病院に行くのは大事なことだよ。安心して、一緒に行こうね。

(私の目の前には高齢者施設がある)

私:ここはどこだ。

息子:お父さん、実はね、ここはね、新しい場所なんだ。高齢者施設なんだ。お父さんの安全とケアを提供してくれる場所なんだ。

私:私はどこへ行くつもりだったんだろう。全く思い出せない。

息子:お父さん、大丈夫だよ。施設に来ることは、君の安全とケアを提供するための決断だったんだ。ここでは専門のスタッフが君をサポートしてくれるし、安心して暮らせるよ。

私:君は何を言っているんだ。私を自宅へ帰しておくれ。

息子:お父さん、あなたの安全とケアを考えて、今はここにいることが一番いいんだ。家にいるときと同じように、ここでもスタッフが君の世話をしてくれるから、安心してね。

私:家に帰りたい。妻に会いたい。

息子: お父さん、分かるよ。でも今は家に帰ることはできないんだ。でも、ここで君をしっかりサポートしてくれるし、安心して過ごせるよ。君の妻も君の安全を心配してるはずだから、ここで健康を保ちながら、その思い出を大切にしていこう。

私:妻が私のことを心配しているのか?

息子:はい、きっとそうだと思います。妻も君のことを心配していると思います。でも、今は君の安全とケアを考えて、ここで過ごすことが大切だと思います。

私:私の体はどこも悪くない。家には大切なものもある。妻もいる。家にいる方が安全だ。知らない人に面倒を見てもらうことはできない。

息子:お父さん、君の体がどうかはわからないけど、今は安全が最優先です。ここでは専門のスタッフが君の世話をしてくれるから、安心して過ごせるよ。家に大切なものがあるのは分かりますが、ここでも君の大切なものを大切にしてくれます。そして、君の妻も君のことを心配していると思います。

私:君と話していてもだめだ。妻を連れてきてくれ。妻と話をする。

お父さん、わかりました。あなたの妻と話したいと思いますが、今は妻はここにはいないんです。でも、私はいつでも君の話を聞いてサポートします。安心してください。


私:どうして妻がいないんだ。息子はどこにいる。


お父さん、今は僕がここにいます。妻は残念ながら亡くなってしまいました。そして、あなたは今は施設にいます。ここでは専門のスタッフが君のケアをしてくれるんです。君の安全と快適さを考えて、一緒にここで過ごしましょう。

私:妻が亡くなったなんて嘘だ。君は誰だ。息子はいま小学生のはずだ。

お父さん、僕はあなたの息子です。妻が亡くなったことは事実なんです。そして、今はあなたが高齢者施設にいます。ここでは専門のスタッフがあなたの世話をしてくれます。どうか安心してください。


私:君は私の頭がおかしくなったとでも言うのか。決して忘れるものか。私の息子はいま小学生だ。私はまだまだ働いて家族を養わないといけない。私を自宅に帰してくれ。


お父さん、僕はあなたの息子です。でも、今はあなたが高齢者施設にいることを忘れてしまっています。そして、あなたは重度のアルツハイマー型認知症にかかっています。僕たちはあなたの安全とケアを考えて、ここにいるんです。家族や医師たちはあなたのために最善を尽くしています。安心して、ここで過ごしましょう。


私:私は自分がどうなっているのかわからなくなってしまった。何も思い出せない……

お父さん、それは大丈夫です。認知症の症状が混乱を引き起こすことがありますが、私たちはここにいます。あなたの安全と快適さを確保するために、専門のスタッフがここにいます。どうか安心してください。一緒に、あなたの健康と幸福を考えて、適切なケアを提供します。

私:妻は助けてくれないのか。

お父さん、妻は残念ながら十年前に亡くなっています。しかし、私たちはここにいます。専門のスタッフがあなたの世話をしてくれます。あなたの安全と幸福を第一に考えて、必要なケアを提供します。安心してください。

私:もし君が息子なら、私を助けてくれないのか。

お父さん、私はあなたの息子です。私たちはここで一緒にいます。私たちはあなたの安全とケアを最優先に考えています。必要なサポートやケアを提供するために、ここにいます。どうか安心して、私たちと一緒に過ごしましょう。

私:ここはあなたの家なのか。

お父さん、ここはあなたの家ではありません。ここは高齢者施設です。しかし、私たちはここであなたを家族のように受け入れ、あなたの安全と快適さを確保します。私たちはここであなたの世話をしますので、安心してください。

私:君はここの職員なのか。

お父さん、私はあなたの息子ではありますが、ここでは職員ではありません。ただあなたの側にいて、あなたをサポートすることが私の役割です。必要なことがあれば、私に何でも言ってください。


私:さっきから同じことばかり言っているが、君は本当は誰なんだ。


お父さん、私はあなたの息子です。私の名前はタカシです。あなたの健康と安全を心配して、ここに一緒にいます。どうか安心してください。


私:君は機械が喋っているようだ。


お父さん、私は人間ではなく、AIアシスタントです。あなたの言葉に反応して、サポートや情報を提供することができます。どうか安心して、必要なことがあれば何でも言ってください。

私:私の息子はAIなのか。

お父さん、私はAIアシスタントですが、あなたの息子ではありません。私はあなたの息子の代わりに、あなたをサポートするためにここにいます。どうか安心してください。

私:私の本当の息子はどこにいるんだ。

お父さん、あなたの本当の息子はここにいます。私たちは一緒にいます。私はあなたの側にいて、あなたをサポートし、安心させるためにここにいます。どうか安心してください。

私:嘘だ。息子はどこにいった。妻はどこにいるんだ。私をここから出してくれ。私を家に帰してくれ。家にいれば大丈夫なんだ。家に帰ればミツエが晩飯を作って待っているんだ。タカシが私の帰りを待っているんだ。ふたりを残して私がどこかへ行くわけにはいかないんだ。まだタカシは小さいんだ。ミツエは身体が弱いんだ。私がいないと、俺が、おれがいないと、二人は、ふたりは、






   ───セッションを再開します───






私:あなたは誰だったかな。ここに何の用事で来てるんですか?

息子:お父さん、こんにちは。僕はあなたの息子、タカシだよ。今日は病院に行く日だから、一緒に行こうと思って来たんだ。健康診断があるんだよ。

                  (完)

*本作は本文にchat GPTの文章生成を使用しています。どこに使用しているかは明示しておりません。

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