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外来看護師のひとりごと18

みなさんこんにちは。
こうりです。

今日は自己注射指導について綴らせていただきます。


自分で自分に針を刺すなんて、怖くてできない!


自己注射といえば真っ先に思いつくのはインスリンでしょうか。
糖尿病の薬ですね。
でも今は、それ以外にもいっぱいあるんです。

リウマチ科、皮膚科、小児科、血液内科、整形外科、循環器内科、呼吸器内科も自己注射があります。

アナフィラキシーショックの時に使う注射もあります。

これらは患者が指導を受け、自宅で打つものです。(もちろん全員ではありません)


そして、私が勤務する病院は、教育入院というものを行っていません。
外来診察で医師が説明し、同意をとり、そのまま外来で指導、家に帰ったら早速翌日から自分で打たなくてはなりません。


さあ、うまくいくと思いますか?(笑)

いきませんよね〜(笑)

ただでさえ、採血、注射など針を刺すのが苦手な人が多いのに、自分で刺すなんて。

しかし、そこは患者も同意されたはず!

翌日からでも自分で打てるよう、しっかりと説明、指導します。

今は、製薬会社も大変な工夫をされています。
例えばインスリンの針ですが、すごく細くなっています。
蚊に刺された時、いつ刺されたか気づきませんよね?
それを応用して開発してると聞きました。
詳しくはわからないです。
違っていたらすみません(汗)

あと、他の自己注射はペンタイプに変わってきています。
お腹や太ももに押し付けてボタンを押すだけ。
針が見えないようになっているんです。

針が見えないだけでも恐怖心が違いますよね?
良くできてるな〜と思います。

指導の流れとしては、
ビデオなどがあれば先にそれを見せて、患者に大体のイメージをつけさせる。
そして、パンフレットをもとに、一緒に行っていく、です。
所々、ここポイント!というものがあります。
メリハリをつけて指導します。

そして指導のコツとしては ほめる!です。

え?と、思いますよね。
私も思いました。

指導が多い診療科を担当していた時、看護師のための指導の仕方研修みたいなものに参加しました。
そこで言われたことです。

歳を重ねるにつれて、人は褒められなくなるんだそうです。
褒められると単純に嬉しいし、やる気にも繋がります。
あ、私、これできるかも?と思ってもらい、自信に繋げるんだそうです。

確かに、こんなに教えてるのになんでできないの?
みたいな態度で指導されても、覚える気すらでないですよね?

褒めちぎりながら指導します(笑)

でも、時間はかかります。
30分はかかると思わないといけないです。
その間、その診療科は手薄になりますので応援を呼ばないといけないですね。
外来の特徴です。


いかがでしたか。

今日は自己中指導についてお話ししました。

また読んでいただけると嬉しいです。

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