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トラウマを抱える人のための自己肯定感の高め方

こんにちは。しんしん心理研究所の心理師Shingoです。今回は「自己肯定感の高め方」について書いてみたいと思います。
トラウマを抱えている人は、過去の出来事や体験から自己価値感や自己肯定感が低下する傾向があります。しかし、自己肯定感は自分自身で高めることができるものであり、具体的な方法を取り入れることで、ポジティブな自己イメージを構築し、より健康的な精神状態を築くことができます。この記事では、トラウマを抱える人が自己肯定感を高めるための具体的な方法を、公認心理師の視点から解説します。


1. 自分の強みや成功体験を振り返る

トラウマを抱える人は、過去の出来事によって自分自身を責めたり、自己否定的な考え方に陥りがちです。しかし、自己肯定感を高めるためには、自分の強みや成功体験を振り返ることが重要です。

  • 成功体験のリストアップ
    自分が達成したことや乗り越えた困難など、過去の成功体験をリストアップします。小さな成功から大きな成功まで、すべてを含めます。

  • 自分の強みの認識
    自分の持つ強みや特技を挙げ、それらを認識します。他人と比較せず、自分自身を肯定的に見ることが大切です。

例えば、過去に乗り越えた困難な状況や、自分の努力によって達成した目標などを振り返ることで、自信を取り戻すことができます。

2. 自己肯定感を育てる言葉を使う

言葉は私たちの心に大きな影響を与えます。トラウマを抱える人が自己肯定感を高めるためには、自己肯定感を育てる言葉を使うことが重要です。

  • 肯定的なアファーメーション
    日常的に自分に対して肯定的な言葉をかける習慣を身につけます。「私は価値がある」「私は十分に頑張っている」といった言葉を自己暗示として繰り返し使います。

  • 否定的な声に対抗する
    自己否定的な声が湧いてきたときに、その声に対抗するための肯定的な言葉を使います。例えば、「私は失敗ばかりだ」という否定的な声に対して、「失敗から学ぶことができる」「私には成功する能力がある」といった肯定的な言葉を使います。

3. セルフケアを大切にする

セルフケアは自己肯定感を高める上で欠かせない要素です。トラウマを抱える人は、自分自身を大切にすることができるように、セルフケアの習慣を取り入れることが重要です。

  • 身体のケア
    十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を摂ることで、身体的な健康を保ちます。適度な運動やストレッチも心身のリフレッシュにつながります。

  • メンタルヘルスのケア
    日常的なストレスや感情の管理に役立つリラックス法やストレス解消法を学び、定期的な休息を取ることが重要です。

  • 趣味や興味を持つ
    興味を持つことや趣味を楽しむことで、自分自身を肯定し、ストレスを軽減することができます。

4. 他人との関わりを大切にする

他人との関わりも自己肯定感を高める上で重要です。支え合いや共感を得ることで、自己価値感や自己肯定感が高まります。

  • サポートを求める
    信頼できる友人や家族、専門家に支援を求めることで、自己肯定感を高めることができます。悩みや不安を共有し、共感を得ることで、心の負担を軽減します。

  • 支援者との関わり
    信頼できる支援者との関わりを大切にしましょう。定期的なコミュニケーションや相談を通じて、自己肯定感を高めることができます。

5. 新たなチャレンジを受け入れる

新たなチャレンジや経験を積むことで、自己肯定感を高めることができます。成功や失敗を通じて、自分の可能性や能力を再確認し、成長することができます。

  • 新たなことに挑戦する
    新しい趣味やスキルを学ぶことで、自己肯定感を高めることができます。失敗や挫折を恐れず、前向きにチャレンジしましょう。

  • 達成感を味わう
    小さな目標から始めて、成功体験を積み重ねることで、自信をつけることができます。達成感を味わいながら、自己肯定感を高めていきましょう。

まとめ

自己肯定感は、トラウマを抱える人にとって特に重要な要素です。しかし、それを高めるためには時間と努力が必要です。日々の積み重ねやポジティブな習慣の取り入れを通じて、自分自身を肯定し、健康的な自己イメージを築いていきましょう。
自己肯定感の高め方をもっと詳しく知りたい方はぜひ、しんしん心理研究所に相談してみてください。

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