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#watanabeani

未来を信じること。

未来を信じること。

先日「ロバート・ツルッパゲ2の前書き(仮)」を載せたところ、ある人から「未来を育てている」というリプライをもらった。自分ではまったく思っていなかったけど、俺がやりたいのは多分そういうことなんだろうな、と初めて理解できた。

未来を育てるなんて大層なことはできないし、俺には経済力も影響力もないんだけど、だからこそ「じゃあ、何のチカラも持っていない人が身の回りでできることって何なのよ」と考えることがで

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『見たいものを、撮ればいい。』

『見たいものを、撮ればいい。』

「撮りたいものを撮ればいい」との違いが理解できていれば、それでオッケー。

「写真の部屋」
https://note.com/aniwatanabe/m/mafe39aeac0ea

16歳の。

16歳の。

あるオーディション。

100人くらいを呼んだが、CMのイメージに合う女子高生がいなくて、翌日仕切り直しをしようという打ち合わせを始めていた。

「遅くなりました。すみません」

とオーディション会場に走って入って来た彼女を見て、監督である俺もそこにいた全員も「この人で決まりだ」と思った。

それが16歳の竹内結子さんだった。

とにかく素晴らしい笑顔が印象的で、こんな少女漫画みたいな出来事って

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古くからの友人が、突然小説を書いたという。俺たちはもう「誰かのための仕事」をする年齢じゃない。自分の名前がついた商品を世の中に投下していく。小説はたった一人で、誰のチカラも借りずに書くモノだから、褒められても貶されても100%自分の評価だ。それが気持ちいい。

誰もが見ている風景が「自分にはどう見えているか」という「脳のレシピ」とともに見せるのが写真の楽しさだと思っている。

それが理解できれば、人の数だけ面白い視点は存在できるはずなんだけど、お手本を真似るのが上達だと思っているから増えていかないのだと感じながら、おはようございます。

「違う種類のヤスリで磨く」

「違う種類のヤスリで磨く」

今のような状況になる前とは比較にならないけど、日々たくさんの人と会う。みんな違う環境にいて、違うことに悩んだり喜んだりしているということを知ると、自分が何をしているかを理解できる。

同じような価値観で動いている、数少ない同じタイプの人々に埋もれていると、たとえば政治家のように他人の置かれている境遇がわからなくなる。

「自分の生活」という個人的なコアの輪郭をはっきりさせることが大事だと思っている

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悪の視力。

悪の視力。

2016年にFBに書いたもの。

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いつもと同じホテル。パソコンを立ち上げるとWiFiは記憶していたパスワードで何事もなかったようにネットに繋がる。

東京とParisの時間を見比べながら、何通かメールを送る。カメラとパソコンだけあればどこにいてもやることは同じだ。もし外国にいると自己申告しなければ、東京にいないことにすら気づかれないだろう。

若い頃、誰でもそうだろうけど沢木耕太

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ル・ブルギニオン

ル・ブルギニオン

西麻布、旧テレ朝通りの奥にある名店。

初めてちゃんとしたフレンチを食べるという人には、気取らないこの店を入り口にして欲しいと思うし、フレンチを食べ慣れた人でもここに来たことがなければ連れて行く。どちらも満たせるレストランはそれほど多くないので貴重だ。

料理の説明はしないけど、何度行っても飽きないバリエーションがある。俺はだいたい同じような料理を頼むんだけど、魚や野菜などの旬によって付け合わせも

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代官山でブランディングの勉強会。

面白いなあ。学ぶというのは「新しい道具を手に入れて、その使い方をマスターする」ということ。今まで持っていた武器だけで戦うには限界があるし、勝てる自信のある試合しか目に入らなくなる。それはとてもダサい。

補助輪を外せ。

補助輪を外せ。

昨日は高円寺のスタジオへ田中泰延、前田将多、上田豪さんの生放送を見に行ってきた。あえて下世話な言葉で表現してしまえば「チョイ悪オヤジ」の三人だが、中身はものすごく真っ当だ。

田中さん、前田さんはコピーライター、上田さんはアートディレクター出身なんだけど、それぞれのプロフェッションの領域だけではなく「行動してきた人」としてのキャリアを感じるので、全力で尊敬している。

「悪そうに見えるけどまとも」

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光という文字。

光という文字。

2年前、ラジオで爆笑問題の太田さんが、お父さんのことを話していた。

お父さんの三郎さんは建築士で「三光社」という会社を経営していた。太田さんは父親が一番好きな漢字である「光」という字を自分の名前につけてくれたのだと知って、うれしく思うと言った。

父親が倒れ、最後にふたりはこんな会話をしたという。

「光くん、俺のことを嫌いだろ。
 俺はあんたのために何もしてあげられなかった」

「そんなことな

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ブラウン管に登場です。

ブラウン管に登場です。

7/1、7/8、テレビ神奈川の「イイコト!」(毎週水曜日あさ9時から9時30分)に収録出演してきました。

『ロバート・ツルッパゲとの対話』を読んでくれた番組MCからの、Facebook経由での直接オファー。こういうのって今っぽくて、うれしいですね。事務所が、クライアントが、情報解禁が、って話は、古くさく感じます。

番組で紹介したい人物は、MCが興味を持っている人を呼んだ方が盛り上がるはずだし、

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枠組みに押し込められて、自分のカタチが歪んでいないかを見つめ直す。

写真を選んでからコメントを付けようとすると陳腐になるという好例である。写真と並ぶ言葉が絵の説明であることは貧しいと思いながら、おはようございます。

ベリーニに感謝する。

ベリーニに感謝する。

昔、五反田の東京デザインセンターで打ち合わせをした後にロケで横浜のビジネスパークへ。どちらもマリオ・ベリーニの建築だ。

それから長野に移動してホテルに泊まると聞いていたが、そこがリゾナーレだったら「ベリーニづくし」だなと思った。しかし普通のビジネスホテルだった。

一日にベリー二が三つはなかなかないかと思ったら、ホテルの部屋の魔法瓶がベリーニデザインのモノだった。

という話を先日、デザインセン

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