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【感想】美女と野獣観てきた!【はじめての劇団四季】

こんばんは!今日も一日お疲れ様です。

先日、劇団四季の「美女と野獣」を観に行ってきました!
東京ディズニーリゾートのショー&パレードを観て育ち、最近は2.5次元舞台に夢中な私が、初めて劇団四季の舞台を観たらどう感じるのか…?
ガチで正直な感想を書いていきたいと思います!

⚠︎ネタバレをかなり含みます
⚠︎2.5次元舞台、パーク内のショーの話が出ます

会場全体の印象

会場は舞浜アンフィシアター!初めて行きましたが、思ったよりアンバサダーホテルに近くてびっくり!
ステージは大きいのを想像しすぎたせいか、意外と小さく感じました。ハンガーステージとどっちが大きいのかなあ…銀河劇場よりは小さい。
客席の傾斜はしっかりあって、後ろのブロックでも見やすかったです。
空調は意外と効きが良くて、寒がりには寒かったです!私は途中でカーディガン着た。
客層は思ったよりバラバラで、パーク内に近い感じでした。子どもは平日だからか少なかったです。



1幕の感想

プロローグ

王子がなぜ野獣になったか?が語られるシーン。老婆が一瞬で美しい魔法使いになってふわふわ浮いてる演出、めちゃくちゃ良かったです!これぞ魔法…!

変わり者ベル

お馴染みのメロディーと賑やかな町の人々にワクワク。
ガストンは脚がめちゃくちゃ長いし、立ち方とかアニメーションから飛び出してきたみたいに本物だった。すごく研究したんだろうな…
そりゃ町の子たちもメロメロになりますわ。

そう、町の女の子3人がめっちゃ可愛いくて!
2.5次元舞台では基本男性の俳優さんしか見ていないので、女優さんってこんなに可愛いんだなって気づけた事が今回の一番の収穫です。
ぶりっ子だけど心から可愛いと思わされる演技。すごい。

ベルとパパ

ベルの父モリースの発明、マジ自転車でした。
舞台上で歌いながら自転車。すげえ。
途中で「迷ったかな…」って歌詞があるんですが、これがもうガチでモリースの心からの声でした。歌に感情が乗っている…本物のミュージカルだ…

オオカミはモフモフしてぬいぐるみみたいでした。動きは本物。
逃げてきたモリースは野獣のお城へ。
召使たちが勝手にもてなしてると、稲妻が走り、気づいたら野獣が椅子に乗っててビビりました。ひええ

ガストン、プロポーズする

ガストンが歌で結婚しようぜ!って伝えてる中、カゴを持たせて洗濯物取り込むの手伝わせてるベル。ガストン、これ結婚したら尻に敷かれるやつだよ。

しかも、ベルの家の前の花を引っこ抜いて、ベル本人にプレゼント…!
まるでワンマンのミッキーじゃないか…!!!
受け取ったベルは、そっと自分の家に戻してました()

ベルと召使たち

父の身代わりとなり落ち込むベルを励ます、マダム・ブーシュとポット夫人。歌声が安定しすぎているこの2人のデュエット…強い…!
そんでマダム・ブーシュのお衣装からお洋服が出てきてびっくり…!
ベルのママが出ない分、お城のママ2人の暖かさが沁みる…

ここで他の召使たちについても、どこのシーンか曖昧だけど書きたい事を書きますね。

コッグスワースは、コグスワースじゃ無いんだね。終始みんなに振り回されてるのが愛らしかったです。途中、クソでかメガホンボイスで城を案内してくれます。笑

バベットちゃんは、自分についたホコリでくしゃみをするシーンがありますが、この世で一番可愛いくしゃみしてました。
終始ルミエールといちゃついてて良い。ルミエールについては後ほど語ります。

チップくんは小さくてめちゃくちゃ可愛いです!
けど生首じゃなくても良かったんじゃないか…?(常に台車に乗っていて顔しか見えない、移動はポット夫人が台車を押してた)
途中トレーの上に首だけ乗って出て来たけど、あれはオーディオアニマトロニクス的な何かなのかな…?

ガストン、酒場で励まされる

実写映画でも見応えがすごかったガストンの酒場シーン。
コップを打ち鳴らしながらのダンスは個人的にパイレーツサマーを思い出しました。力強い!
揃いすぎて怖いくらい揃ってました。
途中♪飾りはいつもコレだぜ(?)という歌詞と共に、両手に持ったコップの裏を頭の上に掲げて、ミッキーのカチューシャみたいにしてた!(気がする!)
たしかガストンが女の子3人とルフウを順番にリフトするシーンがありましたが、ルフウが一番高く上がってた…さすが相棒!

ビーアワーゲスト!

きましたルミエールの見せ場…!!!
私はテーブル・イズ・ウェイティングという、ディズニーシーでやっていた、ほぼルミエール主役のショーが大好きだったので、正直一番楽しみなシーンでした。
衣装に関しても、一番期待してたのはベルの黄色ドレスだったんですが、ルミエールの衣装が一番心に残りました!燭台だからか、裾の装飾が豪華だったり、ベロア生地で高級感があってとても良かったです。

そしてルミエールのお手手、本物の火!?煙が見えた気が…
最初はさすがに無いかなと思ったんですが、2.5次元舞台でも毎回のように手の上で火を燃やすキャラがいたし…意外と舞台上でマジ火を使うのは普通なんでしょうか。気になります。
そんなお手手にも関わらず、ステージ中央でベルをリフトするルミエール。紳士〜!
長尺のビーアワーゲストに大歓喜。

ラスト、舞台上のセットとして降りてきたお皿がまさかの帽子になり、それを持って踊ってたのは予想外でした!ラインダンスも圧巻。四季じゃないと見れないだろうなぁっていうビーアワーゲストでした。

野獣ソロ

西の塔に忍び込んだベルを城から追い出してしまい、それを嘆く歌…切ない
野獣さんの声が個人的に好きだなぁと思ってたんですが、序盤は野獣出番少なめなんですよね。なのでガッツリソロ曲があって良かったです。
感動ポイントらしいんですが、私は歌うめえええ!って興奮してました。もう一回聞いたらまた違うかな?
そしてここで1幕終了です。


2幕

野獣、ベルを救出

城から逃げたベルを、オオカミから助けた野獣。
城に戻ったシーンの最初、ルミエールが自分の手の蝋燭から暖炉に火を付けてた。細かい…!
ベルが野獣の手の傷を拭いてあげるんだけど、めちゃくちゃしみるみたいで「アーっ!これ痛いヨーーー???!」って言ってました。かわいいです。

図書室

そして図書室のシーンなんですが…あの…雪合戦のシーンは無いんですか…?休憩で着替えてベルの赤マント…?とか思ったんですが、無かったです。

気を取り直して、図書室を見せてあげることになった野獣。ベルに目を閉じで付いてくるように言います。「驚かせたいから!」だってよ…かわいい…そんでテンション上がって、一回そのままベル置いてっちゃうんだぜ。

アーサー王物語を読み聞かせてあげるベルと、それを聞いて一喜一憂する野獣。
劇団四季がそうなのか?演者さんのキャラ作りなのか?終始野獣が可愛いです。野獣…かわいいなクソ………と思いながら見てました。

このシーンでひとつだけ残念だったのは、セットが大量の本棚じゃなかったこと…
2.5次元舞台で、舞台全体に本棚投影!!!本ぶわぁああ!!!っていうのを一度見た事があって、それをイメージしてしまったからですかね。
調べたらリニューアル前は本棚だったっぽい。そっちを見ておくべきでした。

美女と野獣

作品のメインとも言える、二人の晩餐からのダンスシーン。
ベルのドレス姿がもう本当美しくて、結婚式で花嫁が出て来た時みたいな、うっとりした気持ちになった。
野獣はここでも可愛くて、頑張ってベルの椅子を引いてあげたり、ベルが髪を触ると真似してた。
突然覚醒してダンスが上手くなる野獣。王子の頃の記憶を取り戻したのかな。
ポット夫人の神歌声も相まって神シーンでした。

2人の愛

そしてついに野獣が愛を告白…ってところで、魔法の鏡で見たら父が危機…!野獣はベルに父のところへ行くよう言います。
野獣が何か言いかけるたび、きちんとベルが「なあに?」って聞き返していて、ここのシーンは時間をかけて丁寧に演じられていてよかった。
相手を想っているからこその自己犠牲ってなんて美しいんでしょう、もう人間に戻って良いよ(だめです)

舞浜公演で追加されたというベルのソロ曲、チェンジ・イン・ミー。
ベルはとにかく歌声が素晴らしかった…!女性らしい柔らかな雰囲気を保ちながら、意志の強さがこもっていました。

野獣について町の人に話したモリースは、「狂っている!」と精神科に連れて行かれそうになります。この精神科医さん、少ししか出ないけど癖強キャラで、カテコまでキャラ貫いてて良かったです。
え?!こんな人いたっけ?!と一瞬思っちゃったんですが、どうやら以前はこのシーンの前から見せ場がちゃんとあったみたいですね…見たかったな…

ベルが野獣に惚れていることを察したガストンは、ベルに対しても敵意を向けます。「みんなの前で俺をフって、恥をかかせやがって…!」って…すんごい拗らせメンヘラだなぁ。
反転アンチにも似てる。純粋な好きから、反応を返してくれない事に怒って攻撃するやつ。このタイプの一番厄介な所は迷惑だと思ってない事らしい。
でもきっとそうなる理由があるんですよね。何もかも完璧でみんなに期待されて、失敗が許されない感じは既に見えてるし…うーん、ガストン…。
ヴィランズについての考察は捗っちゃいますね。


襲撃!

ガストンは町の人を連れて、野獣の城を襲撃。
「ころせ!ころせ!」ってどストレートな歌詞。ウワァ…パークでは絶対無いな…と思ったけど、実写映画でもころせ!言うてました。

シンドバットの人形エリアみたいにザーザー雨が降ってます。

ここからのクライマックスが結構駆け足でですね…もうちょいじっくり見たかった…
実写映画では割と尺がある、町の人vsお城の召使のシーンはまさかの全カット!(リニューアル前はあったらしい)
ガストンは素手で野獣に攻撃。後ろで雷が光るから、雷で攻撃する魔法使いみたいになってしまってた。個人的にはもう少し殺陣があったらアツかったっすね。
銃使ったりとか、脚長いから回し蹴りとかしてほしい!

人間に…

野獣から人間になる演出は、ランドの美女と野獣"魔法のものがたり"(アトラクション)並みにすごかった…!どうなってるの?って感じ。

本当に魔法みたいですごく良かった、けど、そのせいなのか、死にかけた野獣にベルが愛を伝えるシーンのお芝居が全然見えない…!
多分映像を手前の薄いスクリーンに写してるっぽい?そのせいかはわから分からないけど照明が暗い。そしてベルが顔を上げてないので表情が見えない…野獣も布でぐるぐる巻きであんま見えない…個人的にはもう少しお芝居を見たかったです。

パンフレットを読んだらめちゃくちゃリニューアルを重ねているみたいだったので、最新技術を取り入れていって結果的にそうなったのかもしれないです。
ただその分、まじで魔法…!!!でした。見ている時は仕掛けが全くわからなくて魔法でしか無い。
ちなみに人間になった後の王子が裸足なんですけど、本当に裸足でした。

フィナーレ

召使たちもみんな人間に戻ります。
チップくんが、ポット夫人めがけて自分の足で走ってきた所は、さすがに泣きそうでした。

カーテンコールがめちゃくちゃ長くて、何回も何回も出てきてくれました。おまけに人生初のスタオベまで経験してしまった…!手も振れて嬉しかったな!
カテコ長いから何か特別な公演なのか…?と思いましたが、どうやら劇団四季の舞台は割とどの公演もそういう感じらしいです…!勉強になります!!!(FFさんに教えていただきました(ㅅ´ ˘ `)♡)


会場に入った時、舞台上には一輪のバラが写されていましたが、フィナーレでは舞台後方に満開のバラの花束が写っていました。素敵な演出ですね!!!


劇団四季、強い…!

今回の公演で、劇団四季の強みなのではないかと感じたことが3つあります。

1つ目は、圧倒的な歌声です!
私のような素人でも分かるくらい、発声の仕方が圧倒的に綺麗でした。歌詞も聞き取りやすく、ピッチもまるで音源レベルで安定してました。その上で気持ちを乗せている…すごい…

2つ目は、見やすさです!
舞台上のどこに注目するべきかが、すごく分かりやすかった!
普段観ている2.5次元舞台はメインキャラが20人超なので、目が足りん…!と思うシーンが多々あります。それも見所が多くて楽しいですが、その分疲れたり、見逃しが多発します。
美女と野獣は、見ていてそういう疲れみたいなのが無かった。主役が明確で、視線誘導も考えられているのかなと思いました。

3つ目はラインダンスです。
ガストンの酒場やビーアワーゲストなど、あのぴっちり揃った集団行動。
私、昔にちょっとだけマーチングのようなことをやっていたのですが、人間の動きを指先までピッタリ揃えるって、かなりの練習と集中力を要するんですよね…
しかも隣のキャストが毎回同じでは無いでしょうし、逆にあそこまで揃っちゃうと、一人が少しでもズレたらもう超絶目立ちます。あんなに完璧なものが見せてもらえるって、かなり凄いことです!!!


最後に

長々と書きましたが、一言でまとめると本当に観に行って良かったなと思いました!
やっぱりエンタメは心の栄養ですね。
パークのショーがなかなか完全には復活しなかったり、天気で不安定な分、こうしてミュージカルを見ることも良いんじゃ無いかと思います。

機会があれば、また別の劇団四季の公演も観てみたいです!

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