相撲は土俵の真ん中でとれ!

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病気、殊に生活習慣病になるとお金がかかる。入院代、手術代、診察代等。

しかも、その出費はマイナスをゼロにする、又は小さなゼロにするという消極的なもの。

でも、予防ならそこまでお金がかからなかったり、余計な食費を切り詰めることができる。ダイエットや運動すればいい。

しかも、その出費によって、体をシェイプアップできて、かっこいい体型になって、お姉ちゃんにもモテるという特典付き笑。

やはり、対処よりも予防の方がコスパがあっていい。

でも自分を含め、多くの人はなかなか頭では分かっても、なかなか重い腰を上げたがらない。

それは別にやらなくても直接のマイナスにはならないし、それがすぐに形に現れないから。

そんなものにお金や時間を費やして、食べたいものや飲みたいものを我慢することが無駄に思えるから。

姉ちゃんにモテる、彼女をさらに惚れさせるというプラスではなく、マッタリとお菓子や油物を食べ続けたいという現状維持に意識を持っていくからそうなるのだと思う。

そういう場合は、痩せた時に得られるプラスのイメージ、スリムになったり、筋肉隆々になった時に姉ちゃん達に熱い視線を送られ、楽しく会話したり、デートする。
結婚して幸せな家庭を持つイメージを考えてみる。

そうすればダイエットや運動の捉え方が前向きになると思う。

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それは経営にも言えると思う。

稲盛和夫氏はその著書京セラフィロソフィーの中で相撲は土俵の真ん中でとれとおっしゃっていた。

何かあって追い詰められた時、土俵際で対処してもいつも火事場のクソ力が出るとは限らず、寄り切りで負けるリスクが高まる。

でも土俵の真ん中なら、追い詰められていないのでより積極的に自分から色んな技を仕掛けることが出来ると。

自社の属する警備業で言えば、今だと人手不足の問題がある。
この問題に関しては人が不足して送れなくなることの信用悪化、取引関係解消、さらには倒産というリスクがある。

それに対処するには、給与をやたら上げたり、高いお金を払って人材マッチングサービスを利用したりしなければいけない。しかもそれで人が来る保障はどこにもない。

であるなら、そこまで追い詰められていない今から教育を充実させたり、隊員同士のコミュニケーションが活発にできる社内環境を作ったりして隊員がいたいと思える社内環境を整備する。
そしてその様子をSNSやホームページや動画で多くの方に見てもらってアピールする。

つまり、普段からいい会社を作ってアピールするという予防策を実践する。

その方がコストもかからないし、何よりそれ自体が求人のみならず、一種の営業にもなる。

その結果、いいお客様に恵まれ、さらに質のいいサービスを提供できるようになって、本物の警備の実現に近づく。

そんなイメージを描いてみる。

やはり相撲は土俵の真ん中でとった方が割に合いそうだ。

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