高齢隊員について考える


ドラッカー曰く企業の目的は顧客の創造であると。

そのためには外部環境や顧客志向の変化に対応する柔軟性が必要。
じゃないと時代に取り残される可能性が高い。

スペンサージョンソンじゃないが、現状に満足することなく新しいチーズを探す必要がある。

その意味で自社を含めた大半の警備会社は厳しい。


隊員に占める65歳以上の高齢隊員の割合が他の業種と比べても高いから。

高齢者は若手に比べ、職業倫理も高く、仕事に対する経験値も高い人が多いので、警備業界においても即戦力になる。

でも全員とは言わないが、高齢者は若手と比べて、変わることに対して保守的。

だから、会社を改革する時に、彼らのうちの多くが、消極的だったり、場合によっては反発する。

その結果、改革が中途半端に終わり、変化に対応できなくなるか、改革を断行すれば、彼らの何割かは反旗をひるがえすか、辞めていくだろう。

現に自分も外部環境の変化に対応するため、事業承継に伴って収益構造を変える際に、何名かの高齢隊員の反発にあった。

だから、今後自社が例えば新規事業を行う際には、人を使うなら若手・中年や少数だが高齢隊員の中でも柔軟性のある者に動いてもらうような働きかけや環境づくりを今のうちにしておく必要があると思う。

それか、今の時代は人のコストがかかる時代だから、いっそのこと1人でできる事業を考えるか。

それに当てはまらない隊員に対しては、今の警備業務に専念してもらう。

そんなイメージで変化に対応していきたいと思う。



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