整理してたら忘れていたモノを発見した
最近、『整理』にハマってます。整理といっても服を整理するとか引き出しの中を整理するのではなく(本当はそっちを先にやらんといかんのですけど…)。
体は動きたくない、けど何かしないといけないと言う焦り。そんな時に思いついたのが「スマホの中の画像の整理」や「溜まりに溜まった未読メールの削除」。
座ったままできる。動かずできる。
スマホはGalaxyでタブレットはiPadを使っているので何やかんやしてると、いつの間にかスマホ内やGoogleフォト、iPadのアルバムやiCloudに同じ画像や動画がいくつもコピーされてしまっています。その時にすぐ消せばいいんですけどね。なんか後回しにしてしまいます。
常に「容量が足りていません」的なこと言ってくるのでいつか空っからにしてやろうと思っていました。
この動きたくない今こそがその時ということやろ!と、バンバン移動と削除を開始しました。
そんな思いでひたすら画像や動画を整理し、OutlookメールもGmailもyahooメールも、削除削除、既読既読、アーカイブ?
ブックマークをフォルダー分けしたり、もう使わないPDFデータを削除したりしていて、ふと文章を見つけました。
読んでみると、わたしの日記でした。こんなところに保存してたのか、懐かしい。日記は基本、手帳に書いているのでなぜこんなところに?と考えたら、この頃まで息子くんの寝かしつけをしていて、そのまま寝てしまったりしていたので、寝かしつけながらスマホのメモ機能で書き留めていたんだと思います。
現在、中学3年生の息子くん。ちょっと前までこんなだったのか。可愛かったな。いや今も可愛いが。心配になるくらい可愛いが。
こちらで投稿して、スマホ内のデータは削除しようと思います。
3年前の息子くん12歳、小学6年生の時のお話です。
罪悪感
2020年9月30日
息子「なんか、最近ゲームしよっても罪悪感があるとよね」
寝る前の歯磨きをしながら息子が話し出した。
私「殺し合いのゲームやけん?」
息子は今、100人中1位を目指して敵を倒していくようなゲームにハマっている。それのことで何か感じることがあったのか?と聞いてみたらだいぶ違っていた。
息子「いや、こんなことしてていいのかなって。時間を無駄にしてる気がして」
え?小6ってそんな感じ?
さっきまでウヘウヘ言ってたよね?
私「ほぅ。ならその時間、何に使ったら無駄じゃないと思うと?」
どんな答えが返ってくるのか?
息子「もっと勉強とか…、親と話したりとか…、した方がいいとかなって」
ひぇーーーっ!
なんと!
どうしたどうした…
ナニ?その答え…ちょっと…
まだまだ幼いままでいてくれて全然いいんやけど…
息子「だって、中学生とかになったら反抗期とかも来るかもやけん、話さんくなったりするやろうし、親の方が先に死んでしまうとやし…」
あーー…。
最近の息子、YouTubeで親が先に死んで…みたいな動画をたまたま見てしまったらしく、とってもナイーブ。
昨日も布団に入って寝たのかと思ったらドタドタドタっと下りてきて、目には涙溜めて…
私らが死んでしまったら…って考えてしまって悲しくなったらしい。
初めてのことではない。
少し前にも義父の初盆で家族で集まった日の夜、シクシクと泣き始め、
「死んだらもう会えんとやんね」
と、シクシクからオイオイになり…
ファンタジーな感じで死後の世界があるかもねって話をしてあげればよかったんだけど、
私「まぁね、死んだら『無』だろね、知らんけど」
と、そんな現実的な答えしか言ってあげれない。
私がそんな調子なので息子はまたオイオイと泣きじゃくる。
げ!ヤバっ!!となって必死に色々言ってみる。
生きてる人間には見えんだけでほんとは存在してるんかもね!でもそれなら世の中死んだ人達でギュウギュウやね!とか、じいちゃんはみんなに見守られて幸せやったって、残された人が思ってくれるような人になりたいねっとか…
自分で何が言いたいのかもうわけ分からんかったけど、息子は途中から笑って違う話をし始めたので「おやすみー」ってなったんだけど。
翌日、このことがきっかけでわかった息子が望んでいたこと。
私たちと、まだ一緒に寝たいってことらしい。
1ヶ月程前、マイホーム計画が現実化してきて、新しい家になったらそれぞれの部屋が持てるけん、1人で寝る練習しよかんでいいと?と、息子に聞いた。
息子も自分で、もう6年生やし、そうやねってなって、1人先に布団に入るようになったんやけど。
色々と多感な時期に、1人で布団の中で不安になってたんかと思うと申し訳なく思う。兄弟でもいたらまた違ったんやろうけど、産んであげれんかったから尚更。
息子「たまに、相談したいこととかあるかもやけん、一緒に寝れん?」
とまぁ、何という言い回し…
私「いつまででもいいばい?中学生でも高校生でも」
息子「いや…、中学生なったら大丈夫と思う」
と、恥ずかしそう。
いいたい、いつまででも。まぁならとりあえず小学生の間は一緒に寝ようかね、今日はまだ洗濯機回っとるから無理やけどよか?
そう聞くと、「今日は大丈夫、今話したけん」
そう言って、1人で2階に上がっていった。
いい子やなぁ。
いい子過ぎてツライ。
今ではご飯の時に呼ぶと降りてくる。階段の下から「お風呂入ってー」と声をかけると「はーい」と声だけ聞こえる。
息子くんは、わたしの中学生の頃と比べると、全然いろんなことを親に話す子供だなぁと感じる。わたしは子供の頃、友達のことや学校のことなんか何も話さなかったので「何考えてるのか全く分からない」とよく母に言われていた。
わたしも旦那氏も息子くん本人も、あるのかなぁ?と心配していた『反抗期』はまだきていない。これからくるのか?この息子くんが?「べつに?」とか「クソババア!」とか言うの?!と全く想像できないけど。
反抗期については、本人はいまだに心配していますが、旦那氏は「無いんじゃない?オレ無かったよ?」と言います。わたしはあったので、無いことの方が信じられないんですが。
今の家に引っ越した時もまだ小学生だったので、息子くんのベッドは私たちの寝室に設置して一緒に寝ていました。中学生になり、しばらくして息子くんの方から「そろそろ1人で寝ようかな」と言ってきた時は嬉しい反面、あぁ、もう本当にこれからは一緒に寝ることなくなるんだろうなと寂しくなったことを思い出しました。
動きたくないから始まった「整理」でしたが、いい掘り出し物が見つかりました。
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