No6 日本に明るい未来はあるのか

私は神社仏閣、古事記が好きだ。だから日本という国が好きだし、日本に生まれて良かったと心から思っている。
しかし、その気持ちが年々減っている。
今では日本に未来はあるのか?とさえ考えてしまう。
この国で、どう生きれば贅沢はできなくとも「心豊かな生活」を送ることができるのだろうか?と日々自問自答している。
少なくとも初めて就職をした頃、私は未来に希望しか持っていなかった。
働いた対価に文句は無かったし、社会保険料や税金を高いと感じたこともなかった。国から搾取されていると感じたことも無かった。
もちろん知識や経験不足から知らなかったことも多々あるとしても、生きづらさを感じることも無かった。
あれから20年以上が経過し、給料明細を見る度にため息が出る。
「働けど働けど猶わが生活(暮らし)楽にならざりぢっと手(給与明細)を見る」と、石川啄木が生きていたら令和版の改訂をしたに違いないと思っている。社会保障はとても重要だと理解している。だからこそ、税金を支払うことが嫌なわけではない。問題は使い道があまりにもいい加減で不明瞭なことだ。本当に社会保障費として国民に還元されるものであればこんなに政治に対して不信感を募らせるはずがないと思う。
なぜ老後や万が一にこんなにも個々が不安になり、備えなければならないのか。個々が今の生活を辛抱し続けなければならないのだろうか。
他国では税金が高くても幸福度が高い国は沢山あるというのに。
今、日本の政治は絶望的な状況だと思う。
文句を言うのは簡単、文句があるならやってみろと言う方がいると思う。
ただこれに限っては言葉を返すようだけど、国会中継を見ていたら「自分でもやれそう」と思ったことがある人も多いのではないかと思う。
やれるものならやりたいさ!!!!!!!
いっそ自治会の役員みたいに、交代制で1年ごとの持ち回りでやったらいいんじゃないの?とすら思う。あらゆる年代から公募しても良いじゃない。小学生だから何も知らないなんてことはないし、むしろその年代だからこそ感じること提案できることがあるはずだ。
教育も福祉も子育ても、全部現役世代に聞けば良い。
何十年も前に教育や子育てを通過して、最早その頃の記憶も乏しい人たちが話し合ってなんの意味があるのかと思う。
まずは、「勇退」という言葉を国会議事堂に大きく掲げて欲しいと願う。
国民のために政治をしますという人間が後進に道を開くために退くことができないとか、無いよね??
かくいう私自身も、自分の幕引きについては潔くと決めている。
もし引退後にも必要とされたなら「無償」で必要なことだけをすると決めている。報酬や立場で後進の足を引っ張る事だけはしたくないから。



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