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ギターとヘッドホンとオーディオインターフェイスのお話


最近、私は〈音を聴く〉&〈音を出す〉という二方向から作業環境を整えている。大したことをしているわけではないが、備忘録として、それぞれについて軽くまとめておく。


1.ギターのメンテナンス


まず、楽器店でエレキベースのメンテナンスをしてもらった。
十年ほど弾いていなかったベースだが、かかった費用は弦の購入代金までを含めて7500円ほど。ベースの弦は安価なものでも3000円ほどするため〈放置していたギターのメンテナンス費用〉としては控えめな金額と言っていいだろう。

また、ベースと同様に放置していたアコースティックギターも使える状態にした。こちらは簡単な掃除と弦の交換だけなのでセルフ作業だ。数百円ほどの弦を買った以外に費用は掛かっていない。



唐突な過去回想をすると、私がギターを入手したのは高校生の頃だ。
当時は『けいおん!』が流行っており、私もそれに感化された……わけではなく、それとは関係なしにクラシックギターやフラメンコギターの音に惹かれ、エレガットギターという存在を知り、ナイロン弦の音に興味をもち、その分野では有名な〈Godin(ゴダン)〉というメーカーさんのギターの音に魅了された結果としてアコースティックギターを買った。



しかし当時の私は体調面や精神面が不安定で、趣味をエンジョイするような気力も体力も保てなかった。ついでに経済面もギリギリだったため〈お金のかかる趣味〉は基本的に封じていた。そんなとき知人経由でベースとアンプを譲ってもらったのだが、先にも書いたように弦を交換するだけで数千円が飛んでゆくような趣味は “放置” することとなった。

だが、最近は体調面や精神面もある程度安定し、費用も多少は捻出できる状態になった。そこで目についたのが、部屋の片隅に安置していたギターである。

手元にある楽器を放置しているのはもったいない。イマドキは動画サイトなどで〈歌ってみた〉とか〈演奏してみた〉のような楽しみ方をする方も増えている。いつかゴダンのギターを弾きたいという願望もある。人と関わる機会を増やす趣味としても〈ギター〉はアリだろう……と考えてメンテナンスに踏み切った。


2.ヘッドホンの購入


次に、少しだけお高いヘッドホンを買った。
機種はSONYさんの『MDR-1AM2(B)』だ。



これまで、私は十年くらい同じヘッドホンを使っていた。
だが、流石に可動部がユルくなってきたのと、材質の問題で油分が滲んでくるのがウザかったため「買い替えよう……」と思い立った次第だ。

最初はもっと安価な機種を買おうかと思っていたのだが、私は自室にいる時間のほとんどをヘッドホン着用状態で過ごしている。それなら少しイイやつを買っても後悔はしないだろうと思い、数ヶ月ほど検討を重ねた末、今回の機種に辿り着いた。



この『MDR-1AM2(B)』は、いわゆる〈バランス接続〉に対応している。
再生周波数帯域が3Hz~100,000Hzとやたら広いのも特徴的だ。
私はオーディオガチ勢ではないため、それが音質にどこまで影響するのか詳しいことは語れないが、だからこそ「試してみたい」という好奇心もあってこの機種を選ぶに至った。

ちなみに、この機種はすでに生産が終了しており、通販サイトを見ても段々と取り扱いが終わりつつある。なので私は使用感の少ない中古品を――新品よりも数千円ほど安い価格で――購入したわけなのだが、なんと定価にして1,5万円ほどはする社外製バランスケーブルをセットで入手することができてしまった。

私は4.4mmのバランスケーブルに対応した機材を持っていないため、バランスケーブルを使うためには変換器具を使わなければならず、その時点で〈理想的な接続状態〉とは言えないのかもしれない。

しかし、付属品のケーブルから1.5万円の社外ケーブルにすることでどのくらい音が変わるのか。あるいは変わらないのか。やはりそこでも「試してみたい」という好奇心がある。いずれはもっと高価格帯の機材も試したみたいと考えているのだ。後学のためにも、近いうちに変換器具を購入して試してみるつもりでいる。



3.オーディオインターフェイスの購入


最後に、オーディオインターフェイスも購入した。
機種はARTURIA(アートリア)の『MINIFUSE 2』だ。

何気に私はプレイステーション2やXBOX360初期型の頃から白のガジェットを購入することが多く、最近はPCのキーボードやマウスも白系のものを選んでいる。今回はその一環として、オーディオインターフェイスも白色のものを選んだ。




昨今、いわゆる〈巣ごもり〉の需要により、仕事でもプライベートでもマイクを使う人が増えた。かくいう私も友人と通話しながらオンラインゲームなどをしたいと考えているのだが、我が家にあるのは十数年も前に使っていた安いマイクだけである。新品のマイクやオーディオインターフェイスを購入する機運は高まっていた。

また、最初にも書いたようにベースを弾こうと考えている私だが、いま手元にあるベースアンプは古くて既に使えない状態。仮にアンプを購入したとしても壁の薄い我が家ではあまり大きな音を出すことができない。これはありふれた問題点だが、大きな問題点であった。

その点、オーディオインターフェイスを使えばPCに音を取り込んで練習することができる。通話や配信越しに演奏することもできる。ギターの音をPCに取り込む手段を確保しておいて損はないだろう。

なお、今回購入した『MINIFUSE 2』には、DAWをはじめとして複数のソフトウェアがバンドルされている。簡単な音声編集程度しか経験のない私でも、とりあえずインストールするだけで一通りの環境を整えることができてしまうのは素直にありがたい。






……と、最近のあれこれを乱雑に書き並べてみたわけだが、これからの展望も少し書いておくと、とりあえずはマイクを購入しようと考えている。

私は基本的に〈機材〉好きであり、古いアメリカ映画に出てくるような四角いリボンマイクにも憧れがある。なので、いずれは予算と必要に応じて少し高価なマイクにも触れてみたいと考えているが、今すぐにマイクを多用する予定があるわけではない。ひとまずは安価なマイクをひとつ購入して試してみようと思っている。

今回購入したものについて、もっと細かくレビューを書くのもアリだが、まだ使いはじめたばかりで勝手の分からないものも多いため、今のところは以上のような感じで〆とする。


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