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小話:千秋楽

小学三年生から大相撲ファンである私にとって千秋楽を迎える日は毎度切ない気持ちになる。

特に今場所は横綱、大関総崩れの日が二回もあり上位陣の優勝は考えられない場所であったことも切ない気持ちを加速させた。

世代交代というにはまだ早すぎるだろう。

なんと言っても優勝したのは37歳10カ月の玉鷲関だからだ。

日頃の稽古の賜物であることは間違いないであろう。

相撲には「心技体」が大切であり、一つでも欠けているとよい相撲は取れないと言われている。

まさに玉鷲関の今場所は年齢など関係なく「心技体」の充実した場所であった。

しかし、この年齢で優勝することは簡単ではない。

私は経営の神様、松下幸之助氏の言葉を思い出した。

「やめてしまえば、そこで失敗だ。成功するまで続ければ、成功する」

玉鷲関のたゆまぬ努力に乾杯!

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