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自社だけではなく、取引先の工場やブランド、その先の消費者まで幸せになるものづくりを目指す

多様なシタテルメンバーのインタビューを通して、カルチャーや特徴などを探る「sitateru voice」。今回はソリューションサービス室マネージャーの渡辺にインタビューを行いました。入社1年足らずでマネージャーに就任し、いま何を感じているか、深掘りすることで、シタテルの特徴がみえてくるかもしれません。

渡辺 康平
マーケット事業部 ソリューションサービス室 マネージャー

大学卒業後、大手アパレル商社に入社。繊維部門の営業として、様々な大手アパレルブランドを担当する。その後シタテルにジョインし、ユニフォーム事業部の営業に従事。2023年にソリューションサービス室(ユニフォーム事業部)のマネージャーに就任。


人生の多くの時間を費やす仕事、やるなら自分の好きなことを仕事にしたい。


ーーシタテルに入社したきっかけを教えてください。

新卒からずっと大手アパレル商社にいたこともあり、シタテルの存在自体はなんとなく知っていました。ただ自分が転職を考えているときに、シタテルが最初から思い浮かんでいたわけではなく...たまたま前職の同僚と話をしているときに話にあがったのがきっかけです。

それまでは自分の経験を生かせる仕事として、ファッションブランドや商社を検討していましたが、ファッションテック企業もひとつの選択肢だということに気づくことができました。そこから、シタテルを調べていくうちに興味をもつようになりました。

ーー前職ではどんなことをしていましたか?

前職は大手のアパレル商社にいました。誰もが名前を聞いたことがあるような大手ブランドの営業担当をしていて、製品の生地などの提案から生産管理、納品まで全てを網羅的に行なっていました。

新卒から約12年間在籍していると、全ての業務を行えるようになり通常業務以外にも、新卒を育成したり、徐々に任されることも増えてきました。業務の幅が広がるのはとても喜ばしいことですが、同時に会社の裏事情も見えてきました。

そのときに、自分や自社だけの幸せではなくて、もっと取引先の工場やブランド、その先の消費者まで幸せになるようなものづくりがしたいと考えるようになりました。

12年の経験から、生産の流れや各工程の知識もかなり身についたので、これを生かした仕事をしたいと思い、転職活動を開始しました。

ーーそもそも衣服・ライフスタイル業界に就職したきっかけは何ですか?

きっかけはとても単純なのですが、学生時代から服が大好きだったこともあり、この業界に興味をもちました。就職を考えたときに、人生の多くの時間を費やす仕事が好きなことであれば熱中できて、大変なことやつらいことがあっても乗り越えられるのではないかと思ったんです。

学生時代は本当に服が大好きだったので、毎月アルバイトで稼いだお金は全て洋服の購入にあてて、カードの上限まで使っていました。(笑) 今考えるとどうやって生活していたのか不思議です。でも、それぐらい熱中していたので就職のときに衣服・ライフスタイル業界へ入ることに迷いは一切ありませんでした。

ーー現在の業務について教えてください。

現在ソリューションサービス室に所属しています。この部署では、企業のユニフォームやグッズ制作の企画から生産までをフルサポートしています。特にこの部署はものづくりに入る前に行う、クライアントの課題整理や企画に強みがあります。単なる「もの」をつくって提供するのではなく、ユニフォームであれば宿泊施設や飲食店のブランディングを左右する重要なアイテムなので、VISIONやMISSION、その背景や想いなどをしっかりとヒアリングしたうえで企画・提案しています。

ある宿泊施設がユニフォームのリニューアルに合わせて、インナーブランディングを強化するため、スタッフへVISIONを浸透させたいと考えていたとします。この場合、プロジェクトを経営陣だけで進めるのではなく、VISIONを具現化して形にする過程にスタッフの方にも入っていただくなど、様々な方法も合わせてご提案をしています。

このようにクライアントの課題に合わせたシタテル独自の企画をご評価いただき、決めてもらえる機会が増えてきたのでうれしいですね。

昔のやり方に決して固執せず、どうすればベストを出せるか


ーー入社後に苦労したことはありますか?

新卒から衣服・ライフスタイル業界に12年間いましたが、同じ業界でも業務の内容は全く違うので、ゼロからの気持ちでキャッチアップを行いました。もちろん前職での知識や経験が活きてはいるのですが、やはりアナログな企業とIT企業では全然違ったので、1日でも早く慣れることに必死でした。

キャッチアップの方法として、たとえば上司と一緒に営業に行ったら録音して、どういう説明をしているか毎日の移動時間で聞いていました。話の内容はもちろんですが話のテンポや声の強弱なども含めて、音で覚えるくらい耳から叩き込みました。
そして、自分で実際にクライアントの前で話してみます。最初は思ったように話せなくて、営業後は山のようにフィードバックをもらっていました。そして改善して、また話してみて、うまくいかずフィードバックもらって...これをずっと繰り返していました。

最初は自分の思い描く理想と現実にギャップがありすぎて、商談後はヘコんでました。でも今考えるとそんな状況でも根気よく付き合ってくれた上司に感謝しています。チャレンジできて、何かあればフォローしてもらい、終わったらフィードバックをもらって。とても恵まれた環境だと感じます。

そんなサイクルを続けていると、自分の中でクライアントの課題や状況ごとに何を重点的に話すと興味を持ってもらえるのか、という型が何パターンもできてくるのを感じて、少しずつ商談での手応えも増えていきました。

入社して色々苦労しましたが、自分のなかで常に大事にしてきたことは”柔軟性”です。前職での経験は今でも大事にしていますが、昔のやり方に決して固執せず、どうすればベストを出せるかを考えています。いかに自分が柔軟にものごとを捉えて吸収し続けられるかで、成長スピードも変わってくるのではないかと思っています。

理想のものづくりができる環境に一歩ずつ近づいていると実感


ーーソリューションサービス室は、どのようなチームでしょうか?

営業やデザイナー、生産などさまざまな職種がいて、ひとつのプロジェクトに対して多くのメンバーが関わります。各職種、専門性が高く、職人気質な人が多いですね。気難しいというような意味ではなく、プロフェッショナルなので、いかに最高のものづくりができるか、お客様に価値を提供できるか、ということを常に考えていると感じます。

前職で感じた、自社の利益を追求するとお客様や取引先が幸せになれないというジレンマがシタテルではなくなって、とてもうれしいと感じたことを今でも鮮明に覚えています。

ーーマネージャーになったきっかけはありますか?

シタテルに入って1年でここまで成長できたのは、上司やチームの力が大きいと感じています。せっかく転職して成長することができたので、ここからは自分でもマネージメントをして、プロフェッショナルの人たちが個性を活かせるチームをつくれるようになりたいと思うようになりました。
始めからマネージャーになることを目標として定めていたわけではないのですが、上司と話をするうちに自分の中の想いが明確になりました。

いざマネージャーになって難しいと感じることは、当然なのですがひとつひとつのジャッジの責任が重くなった、ということです。正しい判断ができるように、常に学び、準備をして、最適解を出す、ということの繰り返しだと思うので、これからもアップデートし続けていきたいと思います。

自分がマネージャーになってからチームとしては、ものづくりに対する質問を気軽にできる環境になっているように感じます。
私は前職の知識もあるので、何か困ったことがあればものづくりの知見や見解を求めてどんどん質問をしてきてくれています。そういうことが活発になれば、クライアントにとってより良いアイテムを納品できるようになりますし、サプライパートナーにとっても良い取引先になって、関係各所が幸せになれるような、自分の理想としている状態に近づけるような気がしています。

他にも変えたことがあります。週のはじめに部署のメンバー全員で各自のスケジュールを共有するミーティングがあったのですが、これを見直しました。何事もそうですが慣れが出てくると、当初の目的や意義が薄れてしまったり忘れてしまっていることが多いので、定期的な見直しが必要だと考えています。

今回だと、スケジュールの共有はslackでもできるので、もっとお互いの業務に活かせるような、チームとしてのナレッジが蓄積されるような情報の共有が行える時間にしました。
普段はリモートワークが多くなかなか顔を見て話す機会も少ないので、オンラインでもみんなが集まるこのミーティングは、相互理解を深める大切な時間にしたいと思っています。

実際、ミーティングの内容を見直すだけで「その業界であれば以前、別会社で担当したけど〇〇を重要視しているよ」「このブランドの系列であれば、〇〇の傾向があるよ」など、チームとして意味のある情報共有が活発に行われるようになりました。

クライアントに対して自分1人で解決できることは限られているので、チーム全体のナレッジを活用して、できることの幅を広げるような取り組みを増やしていきたいと思います。

ーー今後チャレンジしたいことはありますか?

ちょうどチームメンバーと一緒に、何か新しい事業ができないかと、考えはじめているところです。日々クライアントと会話する中で明確になってきた課題があるので、シタテルプラットフォームを活用して解決するためにはどうすれば良いのか、ということを模索し始めました。

まだまだ始めたばかりで何も形になっていないので、お話できることはあまりないのですが。(笑) でも、こういうことを始めようとしたときに、チャレンジしやすい環境だと感じます。良くも悪くも大企業のように整っていないことも多い分、制約も少ないですし、挑戦を応援してくれる風土もあります。

なので、いろんなことをやりたいという好奇心が旺盛な人や、いろんな経験を積んで、成長したいという想いが強い人は向いているかと思います。そういう人と一緒に働きたいですね。

ーー渡辺さん、ありがとうございました!

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