見出し画像

【創業5周年記念】SIVAの歴史をまとめてみました。【前編】

◆はじめに

こんにちは。SIVA広報部です。

このnoteを読んでいるということは、あなたは他のnote投稿やWantedlyなどを読んでくださった方か、これからメンバーになることが決まっている方か、、、、既にメンバーかですね(笑)

SIVAは2021年10月で創業5周年を迎えます。

それを記念し、既にコーポレートサイトで公開している「沿革」に沿って代表の杉浦に各出来事に関するエピソードを語ってもらいました。

画像1

(※筆者が入社した2020年9月に撮影。あれからもう1年...)

◆なぜ今、SIVAの歴史をまとめるか

前章で「SIVAのイメージがより濃いものに」と書きましたが、
特に、何かのご縁でSIVAに興味を持ってくださった方、あるいはこれから面接を控える方には、このnoteを通してSIVAの成長感をよりリアルに感じていただきたいです。

SIVA、そしてSquad beyondがそれぞれどんな歴史を辿ってきたのか。

「会社とプロダクトの誕生」は概念だけなら言ってしまえばどこにでもある出来事ですが、どこにでもあるからこそSIVAの歴史も味わっていただきたいのです。

そして、「SIVAという同じ船に乗りたい」という想いを強く持っていただけたら嬉しいです。

◆創業からの歩みを振り返る

2016年10月3日 - 株式会社SIVA設立(資本金500万円)

01間借りから始まった

西麻布のマンションを間借りしたオフィスから、SIVAの歴史は始まりました。
2017年の8月までは社員もおらず、代表の孤軍奮闘がしばらく続きました。

このあたりのストーリーは代表が自らnoteに書き残しているので、ぜひそちらをお読みください👇


2017年4月1日 - オフィス移転

スクリーンショット 2021-09-06 19.30.35

(左:ドア 右:入口からの景色)

02間借り脱却

西麻布から西麻布へ移転。

ー創業から半年で移転・・・?もしかして杉浦さん、飽き性ですか?

「違います(笑)。
実は、最初の西麻布オフィスは、同時期に独立した広告代理店の方と折半でマンションの1室を半分ずつ借りたSOHOオフィスだったんです。
次第に、間借りしている状況ではSIVAのメンバーに良くない影響もあることがわかり、すぐ近くの別のマンションの一室を借り直すことにしました。」

ー飽き性なんて言ってすみませんでした(笑)。その時から社長のメンバー愛は並ではなかったんですね。

2017年6月15日 - Squad ASPリリース

スクリーンショット 2021-09-06 18.37.04

ーSquad beyondはASPから始まって、最初からヒートマップとか自動レポート機能のあるツールだったわけではないんですね。
「最初は高度な機能はなく、純粋なASPとして始めました。
ただ、一つだけ意識してたことがあって、それはとにかく基本的な機能や管理画面をどこよりもわかりやすくデザインすること。
当時の業界は、いわば20年前の機能をずっと使っていて、現代の業務スタイルに合っていなかった。
そこで、今の時代の業務がとにかくしやすいように作ったというのがスタートです。

その一つ、「計測リンクの無限発行 ※計測リンクに名前をつけて好きな数だけ発行できる機能」を作ったんだけど、これが受けた。
すごく単純な機能なんだけどそれだけでも感動してもらえるぐらいレガシー化しつつある業界だった。
次第に、この機能を使っての運用を前提にした取引先が増えていき、様々なことを教えることが増えて、徐々に今の事業につながっていくことになる。」

ー「ユーザーの皆さんがWeb広告で成果を出せるように。」
今のSquad beyond開発についてよく聞くフレーズですが、どんな思いがあるんでしょう?

「基幹システムである以上、ユーザーに成果を出してもらわなければ存在価値は有りません。なのでそれは当たり前に持っていなきゃいけないことですね。
「じゃあなにが他と違うの?」というとそれは、「長期的な視点で考えていること」です。
流行り廃りのサイクルが早く、広告主や代理店が矢継ぎ早に出てきては消えることも珍しくない業界です。そんな中にあって長く活躍する、成長を続ける会社は何が違うのか。
それこそが長期的なビジネスの考え方であって、「小手先の手法」や「流行りの手法」とは180度違います。」

「Squad beyondを利用してWEB広告の仕事や運用改善を行い、カスタマーサクセスとコミュニケーションを取っていただく過程で、自然と長期的な視点になっていただけるよう設計しています。
推奨される設計、見るべき数値、改善方法や業界の方向性などまでをプロダクトとサポートで表現し、「なぜそうなのか」をコミュニケートすることで、ユーザーの皆様に5年後、10年後も成長を続けられる基礎戦闘力の高い状態になっていただくことが我々の中長期での目指すゴールの一つです。」

画像11

「これは、今も変わらないですしASPを始めたときから一貫して持っている考え方です。」
「当然、「とにかく来月◯円稼がなきゃならないんです!」というお客様もいらっしゃいましたが、多くの企業様に賛同いただきSquad ASPを開発・運営し「広告運用を教えるASP」として1年半という期間で急成長することができ、今のSquad beyondにつながっています。」

ーこのときすでに「Squad beyond」の構想はあったのですね。
「今のデザインやプロダクト名まで完全に頭にあったわけではありませんが、目指す世界観を実現するプロダクトという意味ではすでに青写真がありました。
実際に、プロダクト開発を見越してASPで資金を貯め、コンサルでお客様との深い接点を持つということを先に行い、そもそもの開発資金を貯めることと、将来のお客様を確保することを同時に行っていました。
このアプローチは今考えても正しかったなと思っています。」

2017年10月30日 - Squad ASPの利用社が100社を超える

画像11

ーリリースからわずか4ヶ月で100社...。やっぱりメインは口コミですか?

「口コミだけでは全然でした。笑
というのも、実はステルスで運営していたためにとにかく情報を非公開にしていました。会社のコーポレートサイトに社長の名前すら出さずに(笑)
その理由はいくつかあるんですが、大きく分けると

・マーケティング目的
・セールス強化目的

の2つ。
ただ、この辺は長くなるので別で改めて聞いてください(笑)」

「マーケティングでは、自社でもSquad ASPの機能をフル活用していました。
広告でリードを獲得し、面談・営業を行ってクライアント、アフィリエイト代理店との新規取引を開拓する。当時は人もまだ少なかったので、代表の自分自身も営業に出たり、facebookのライブ配信機能を使って別のメンバーの商談に参加したり、その録画をロープレに使ったりと地道にやっていました(笑)」

2018年1月15日 - Squad ASP メディア向けプレミアム会員サービス開始(月額制)

ー「メディア向けプレミアム会員サービス」とはどういうものだったのでしょうか?
従来のSquad ASPとは別にサービスを開始したきっかけなどもあれば教えてください。

「<広告運用を教えるASP>としてスタートし、取引社数がとても増えたのでこの「教える」の部分にあたるコンサルティングサービスを有料化しました。

始めた理由はいくつかあって、

・固定の売上がほしかったこと
・毎月決まった料金をいただくことでユーザーとの結び付きを強くしたかったこと
・広告のことを教えるたびに「30万のセミナー以上の価値があります!」と毎回言われていたため「じゃあお金もらっても良いかな?」と思い始めたこと(笑)

ただ、コンサルだけだとプランに差をつけるのが難しいため、弊社で制作したバナー素材をダウンロードできるようにしてサービスに組み込んだりなど、徐々にプランを拡充させていきました。」

2018年4月3日 - オフィス移転(GINZASIX)

画像11

スクリーンショット 2021-09-06 19.36.45

ーいよいよwework入居!脱マンションの一室・・・当時の心境を教えてください。
「メンバーが増え、移転を考え始めたちょうどその時に、当時話題になってて気になっていたweworkさんが日本に上陸。しかも銀座!スルーはできなかったですね。
ビールやコーヒーなどのドリンクが飲み放題で、しかもゴールドジムまで歩いて1分。

ただ、初期費用がないとは言えとにかく費用が高い。
退去するまでの間にwework内で2度増床していますが、最初に借りたスペースは前の月まで入居していた雑居ビルと比べて同じ広さなのに12倍の家賃でした(笑)」

画像11

「ただ、この移転には狙いが有りました。

一つは、まだweworkが浸透していなかったため、「創業2年目でGINZASIXに入居できる会社」ということを発信したかったこと。」

もう一つは、コアメンバーの採用。
現在、弊社のNo.2である明石は、僕が25歳当時働いていた株式会社みんなのウェディングでの上司にあたります。当時から深い付き合いで、独立前にも「事業資金を貸してくれ」と個人的に頼みに行ったり独立前から毎年1回以上かならず「こういう事業をしたいから一緒にやらないか」という話をしていました。

その過程で何度か雑居ビルにも招待していましたが、明石は僕より7つも年上で、奥さんもお子さんもいます。少しは資金力があって、「ここまで来たんだからそろそろいいでしょ」というのを見せたくて、背伸びしたGINZASIXに入居して、見てわかってもらおうと思っていました笑」

「移転後すぐに明石を招待し、結果的に作戦は成功。1ヶ月は片足を突っ込む形で、2ヶ月後にフルコミットでジョインしてくれました笑」

2018年4月20日 - Squad ASP内にSquad beyondの前身となるCMS(エディタ機能)、データ解析機能を追加しリリース

ーASPリリースから1年たたずでの大幅アップデート。どんな経緯で開発されたのでしょうか?

画像11

「Squad ASP上のコンサルティングを通して、例えば他社のヒートマップに関する質問だとか、サポート外の質問を多数受けていました。

サポートするからには詳しくならなければと他社の製品をいろいろ触ってみたのですが、とにかく設定や管理がめんどくさい。解析ツールを管理するためのスプレッドシートが乱立したりと、目も当てられない状況に。」

「何より1番嫌だったのは、そういった不要な作業をこなしてもらう間にも月額料金は頂いているわけで、それがズルズル行くと、「2ヶ月経ったけどまったく広告出せてない」という事が起こり始めていたこと。これでは当然、ただのマイナスなので解約につながります。

なぜ、他社のツールのせいでウチの解約につながってしまうんだろう。これは、エディタ・解析機能をつけた方がいいなと。自社とクライアント両方の工数削減のために内製しました。
当初は、ASPのユーザーだけが使える仕組みで提供していたのですが、徐々に「この機能だけを使いたい」という要望もいただくようになってきました。」

そして実は、このタイミングで全く別の「中東事業」を始めました。

この事業自体は時間を掛けて育てたもののコロナであえなく撤退。

しかし、この事業のおかげで出会ったデザイナーとbeyondをデザイン、ブラッシュアップして行く過程で会社は成長します。

何が今につながるかは本当にわかりません。

ただ、新しい挑戦をしてなかったら出会うことはまずなかったので、人生は挑戦し続けなければならないんだなと思います。

当然、事業撤退など辛いこともたくさんありましたがそれがなければ今はない。

スティーブ・ジョブズの名言「connecting the dots.」を深く理解した瞬間だったと思います。」

◆次回予告

ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回は、今回紹介しきれなかった2018年下半期のエピソードと、いよいよSquad beyondをリリースする2019年〜現在までのエピソードをご紹介したいと思います。
お楽しみに!

↓中編・後編はコチラ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?