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第62回:「喜び」とは強さ

今回は、「喜び」とは強さ、ということを書いていきます。

ここでいう「強さ」とは、自分の考えと行動が一致しているということであり、自分の考えと行動を一致させるには「喜び」が欠かせないということです。

なぜ、こういうことを書こうと思ったかというと、年末に実家で紅白を見ていて、そこに出ている出演者の様子を見ていたら「強さ」をひしひしと感じたからです。

もちろん、彼らが持っている「強さ」の質はそれぞれに異なっていますが、それでも、彼らに共通している「強さ」には、「自分はできるんだ」というような確信があるといっていいでしょう。

では、彼らがどのようにして、そういった「強さ」を手に入れられるようになったのか考えてみたところ、そこには「喜び」の意識があると思ったのです。

「喜び」から「強さ」が生まれる理由

私たちが、何かに興味を持って始めたとしても、それを続けていけるかどうというハードルがあったりします。

この「続ける」というハードルは幾重にも重なって直面するものであり、こういったハードルを越えていくことが、「強さ」に繋がっていくといっていいでしょう。

人が何かを始めたいと思うのは、他者が何かをしているのを見て、自分もそれをしたいと思うからであり、不思議とワクワクした気持ちになったりするからだったりします。

とはいえ、当たり前のことですが、ワクワクな気持ちで何かをはじめてみても、すぐに上手くできるわけではありません。

このすぐに上手にできるわけではないということが、最初のハードルであり、興味を持ったこともが長続きしない理由だったりします。

また、ワクワクを感じたことでも、実際にやってみるとしっくりこなないことがあり、そういった違和感が、長続きを阻む一つのハードルとなることもあるでしょう。

しかし、この最初のハードルを越えて、それを続けることができると徐々に上達していくため、楽しさを手応えとして感じられるようになっていきます。

こういった手応えが楽しさの本質だったりしますが、ある程度、楽しさを味わえるようになっていくと、今度は他者との比較という次なるハードルが出てきたりします。

最初は、興味を持ったことを「できるようになりたい」と思って夢中になっているので、あまり、周りの人の様子を気にすることはありませんが、少し余裕が出てくると、周りの様子が見えてくるようになってくるものです。

そして、他の人の様子を見ていると、自分のしていることが劣って見えてくるため、今度は他者との比較によって、自分のことを過小評価し始めてしまったりします。こういった過小評価を続けていくと、やがて、楽しさを感じることがなくなってしまい、場合によっては諦めてしまうこともあるでしょう。

とはいえ、何かを始めたばかりの状態で、他者より劣っているのは当たり前のことであり、先に始めていた人の方が上手なのは当たり前のことだったりします。

そこで、他者との比較をすることよりも、そういった上手な人の技術を参考にしていくことが大切だと気づけるようになると、新たな挑戦ができるようになっていきます。

そうやって他者との比較というハードルを無事に乗り越えることができると、今度は周りの評価を得られているか、といったことを気にするようになってしまい、他者の評価を得られなかったりすると、楽しさを感じられなくなってしまい続けることが難しくなっていったりします。

とはいえ、何かを始めたばかりの状態で、すぐに周りからの評価を得るということは稀なことであり、やはりある程度継続して、それを続けていないと周囲からの評価を得られなかったりするものです。

こういった周囲からの評価を得るということが、大きなハードルになるもので、このハードルを乗り越えられないと楽しいと思っていることでも辞めてしまう場合があるでしょう。

周囲から評価を得られるということは、自分がそれまでやってきたことが認められるということでもあるため、嬉しさに繋がるし、その嬉しさが続けることのモチベーションになったりします。

しかし、そういった評価がないと、続けていることに疑問を感じてしまい、諦めてしまうことがあったりします。

実際に、私もnoteで記事を書く前に別のブログサイトで記事を書いていましたが、全くアクセス数が伸びることがなかったため、そこで記事を書くことを辞めてしまった経験があったりします。

今思うと、アクセス数が伸びなかったのは、そのブログサイトのシステムの問題であり、場合によっては、私もそのブログサイトで結果が出なかったことを理由に、記事を書くことを辞めていた可能性もあったのです。それくらい他者の評価は大きなものだったりします。

そういった意味でも、試行錯誤をしながら継続することは大事なことであり、そういった結果が出ないときでさえ、継続できるかどうかが一つのハードルといっていいでしょう。

継続には試行錯誤が欠かせません、継続とは試行錯誤の連続であり、試行錯誤できるかどうかも大きなハードルといえます。そして、様々な試行錯誤の先に、自分なりのやり方を見つけられるようになって、そのやり方が周りの評価に繋がっていき一つの結果へと繋がっていくものなのです。

こういったいくつものハードルを乗り越えてこそ、結果が出てくるようになるものであり、たとえば紅白に出てくるような人達は、そういったたくさんの目には見えないハードルを乗り越えてきたからこそ、大舞台に立てるようになっているといえるでしょう。

「諦めない」のは、好きだから、楽しいから

何かを達成し成功させている人は、数々の困難を乗り越えてきた人といってよく、そういった人達には、困難を乗り越えてきた「強さ」があります。

私が年末に紅白を見ていて、そこに出演している人から、そういった「強さ」を感じました。また、彼らが様々な困難を乗り越えてきたことで得た「強さ」は、「存在としての強さ」にも繋がっているようにも思いました。

「強さ」という言葉を「自信」という言葉に変えてもいいかもしれません。あるいは、「自信」以上の「確信」でもいいかもしれません。いずれにせよ、そういった「自信」や「確信」が、彼らの「強さ」となっていることでしょう。

では、そういった彼らの「強さ」がどういったところから生まれているかというと、そこには、困難と感じることがあっても、その困難を上回る「喜び」の気持ちがあると考えられます。

周囲の評価や結果が出るかどうかは関係なく、ただそれをしているだけで、楽しいという思いがあるからこそ、継続することができるし試行錯誤も苦にならないといえるでしょう。

また「楽しいから」、「好きだから」という思いは、困難を困難とは感じさせないものだったりします。

彼らのサクセスストーリーを、傍から見ていたりすると、大変そうだと思ったりするものです。しかし、当の本人は、そんなことを微塵も思っていたりしなかったりします。

なぜかというと、「楽しいから」、「好きだから」、「それをしたいから」という思いは、「困難さ」さえも楽しさに変えてしまうものであり、試行錯誤するこも楽しいと感じてしまうものだからです。

もちろん、心から困難と感じることもあるでしょう。というのも、場合によっては「好きなこと」を続けるだけで、生活そのものが苦しくなってしまうものだからです。

しかし、そういったときでさえ、それを続けていけるかどうかは、「楽しいから」、「好きだから」、「それをしたいから」と感じるからであり、そういった思いが「強さ」の根拠になっているはずです。

そういった意味では、どんな困難に出会っても、それを越えられるような「喜び」と出会えるようになると、それがその人の「強さ」になるものであり、そういった「強さ」がその人の人生を豊かなものにさせるといっていいでしょう。

「諦める」ことは悪いことではない

私は「諦める」ことは悪いことではないと考えています。むしろ、何かに興味を持って始めたとしても、そこに「楽しさ」を感じないのであれば、すぐに諦めた方がいいと思います。

なぜかというと、楽しいと感じないことを無理に続けていても、結果的にそれは諦めることになるからであり、早めに諦めた方が効率的だからです。

また、本当に楽しいと思えることと出会えると、「自分はこれだ」という確信を自然と持てたりするものです。

そういった意味では、「面白そうだ」「やってみたい」と思うことはどんどんチャレンジしていくこべきであり、どんどんチャレンジしていると、やがて、自分が何をしたいかが分かってくるようになったりするものです。

また、本気で楽しめることに出会えるようになると、周りの評価もさほど気にせずに、好きなことに邁進できるようになったりするものです。

世の中で何かしらの結果を出している人は、自分が夢中になれること、楽しめることを見つけた人であり、夢中になれること、楽しめることを見つけたからこそ、ひとつのことを継続して、様々な試行錯誤も楽しめているといっていいでしょう。

また、こういった自分にとっての確信となるような「喜び」は、誰にでもあるものであり、丹念にそういった「喜び」を探していくと、必ず見つかるものだったりするものです。

では、どうすれば自分にとっての確信となる「喜び」を見つけられるかというと、自分を知るということが大切だったりします。

自分が何を好むのか、どういった生活を送っていきたいのか、自分の得意とすることは何なのか、他者から評価されることが何なのかといった自己分析をして行くと、自分に適した「喜び」を見つけていくことができるようになるでしょう。

また自分はどういった素材を持っているかということを知ることも、自分にとっての確信となる「喜び」を見つけられるようになったりします。

素材とは、身体的な側面であったり、器用であるとか、記憶力がいいとか、自分の特徴といえることです。

人は自分の特徴を活かすことができると、シンプルに「喜び」を感じられるようになるものであり、そういった「喜び」は継続に適した素材といっていいでしょう。

楽しんでいれば、楽しい人生なる

興味を持ったことを始めて、すぐに周りからの評価を得ることができ、すぐに結果を出してしまう人もいたりしますが、そういった人達は「楽しむこと」を知っている人といっていいでしょう。

というのも、何かをするときに「楽しい」と思ってしたことと、「なぜできないんだ」と思ってしたことでは、出た結果が同じだったとしても、とらえ方次第で、その後、それを続けられるかどうかが変わってくるからです。

そういった意味でも、「面白そうだ」「やってみたい」と思うことに挑戦した当初は、出た結果を厳しく評価せずに「する」という行為を楽しんだ方が長続きできたりします。また、楽しんで続けていれば必ず上達していくので結果が出ないはずがありません。

いずれにせよ、どんなことでも、楽しみながら継続していくと、それが自信となって「強み」となり、その「強み」を活かしていくことで充実した人生を歩んでいけるようになると思います。

「強さ」の原点には「喜び」があります。

そして「喜び」で生きていくには、「喜び」を「強さ」に変えていく必要があるでしょう。

そして、この「強さ」を手に入れることができたとき、自分の考えと行動を一致させることができるようになり、矛盾のない人生を歩んでいけるようになるでしょう。




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