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彩り豊かな絵を描くために生きている

我々は、生まれてから色々な情報を得ながら、生き方や考え方を創っていきます。

人は誰もがまっさらな状態で生まれてくるため、最初に得た情報が大きく影響されるものであり、そういった情報の蓄積が人生観や考え方の基礎となります。

とはいえ、年齢を重ねて、最初に得たものとは異なる情報を得るようになって情報の対比ができるようになると、それまで得てきた情報とのギャップを感じるようになります。

すると、そこに葛藤が生まれるようになって迷いが生まれるようになるといっていいでしょう。

こういった迷いは、人を前に進ませる力を弱めることになったりします。

人は、基本的に迷いたくない、前に進んで行きたいと思うものであり、こういった葛藤のある状態に苛立ちを感じたりします。

しかも、そういった苛立ちを持って生きていると、それが自分の現実に影響を及ぼしていってしまうため、苛立ちを持ち続けると負の循環を生み出してしまい、気が付くと生きることが大変になっていったりします。

しかも、そういった大変さの蓄積によって、「生きるのは大変だ、生きるのは辛い」といった、人生観や価値観を構築してしまったりします。

これは、僕がこれまで歩んできた道です。

もちろん、情報の対比をしていく中で葛藤を持たずに育つことができる人もいたりします。

そういった人は、苛立ちを覚える頻度が少ないために、人生をどんどん前に進ませていけるようになります。

とはいえ、そういった人でも必ず葛藤を抱える時期はあるものだし、すべてが順調という人は少ないのではないかと思います。

いずれにせよ、大なり小なり負の循環にはまってしまった場合、そこから抜け出すことが人生の課題であり、この課題を乗り越えられたときこそ、自分らしい価値観を獲得できるようになると考えます。

つまり、躓くという経験が人を強くさせ、自分を確立するチャンスになるといっていいでしょう。

先日の日本代表とイラク戦で日本が敗戦したことについて、さまーずの三村さんは、次のように語ったという記事を見ました。

三村は「サッカーを観ていて思うのですが、調子が良い時ほど、負けるとショックなのですが、自分や、プロ野球に当てはめると、ここら辺りで一度負けて逆に強くなった。と思うことがあるので一度負けるは、悪いことばかりじゃないと思う」

負けることは、必ずしも悪いことではない。

大切なのは負の状態をどのように転換させていくかです。

そして、最終的には、勝つことも負けることもどちらも貴重な体験であると知り、この世界に存在しているその意味は、勝つことでも負けることでもなく、いつも心地よい自分、フラットでいつも楽しんでいられる自分に近づいていくということに気づくことです。

この心地よい自分、フラットでいつも楽しんでいられる自分に近づけていけることがいわゆる「成長」という言葉に当てはまるのかもしれません。

サッカーの場合は、勝つことが目的ですが、我々ひとり一人の生きる目的は、勝ち負けのないフラットで楽しい自分になることです。

日々、生まれる葛藤を受け入れて、それを解消し、いかにして心地よい自分に近づけていくかが、この人生でのすべきことといっていいでしょう。

そして、毎日の生活を自分らしく生きて生きられるようになっていく、それが「幸せ」といっていいでしょう。

目の前の出来事に右往左往するのではなく、どんなことであっても目の前の出来事を楽しめるようになることが、ひとつの理想であるといえます。

そうやって、今この瞬間をどんな状況でも楽しめるようになることが、ひとつの理想だといえるのです。

生きていると、当然、悲しいと感じる出来事や心が痛くなるような現実も出てくることでしょう。

そういったときは、その感情をしっかり味わって、それを成長に繋げていくことで、更に自分を強くさせることができます。

そういった感情をしっかりと味わって、そこから何かを学んで、自分を養っていくことで、自分を強くさせることができ、その結果、また一つ幸せに近づいていけるようになっていきます。

どんな出来事も自分を研磨させていくための材料となります。

紆余曲折を通じて右往左往しない、強い自分を創っていくことで「幸せ」を手に入れることができるようになることでしょう。

そして、人生に起こることすべてが、やがて愛おしく感じられるようになっていくことでしょう。

そうやって、少しづつ「幸せ」を手繰り寄せることができるようになります。

生れたときは、まっさらな白いキャンバスです。

しかし、我々は、様々な経験を通じて、自分という一枚の絵を描き続け、日々更新しています。

我々は日々、自分専用のオリジナルの一枚の絵を描き続けているのです。

しかも、我々、一人ひとりが描いている絵を、他の人たちと組み合わせていくことで、更に大きな一枚の絵を生み出すことができるようになります。

我々が、この地球でしたいことは、一人ひとりが描いた絵を組み合わせて、大きな一枚の絵を描くことです。

「幸せ」という一枚の大きな絵を人類で描くことが、我々の目的といっていいでしょう。

そのためにも「今」を生きること。

そうすれば彩り豊かな一枚の絵を描くことができます。

しかも、自分が自分に満足できるようになったとき絵が輝き始めます。

そんな輝きのある一枚の絵を描くために、我々は「今」を生きています。

決して完成することのない一枚の絵を、今この瞬間に描いているのです。

どんな絵を描くかは、その人その人、その時々で、日々刻々と変わっていきます。

綺麗な絵を描かなくていい。

ただ自分が満足できる絵を描けばいい。

私たちは、彩り豊かな絵を描くために生きています。

いつもサポートありがとうございます。感謝ですー😆👍💓