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花いちもんめ

冬の遊びだった。祖母の家でよくした。周りの子供はみな顔みしりだった。最後の一人でじゃんけんして負ければ終了だ。負けて悔しい花いちもんめ相談しょうそうしよう。たまに盛り返す時がある。その醍醐味が楽しくていつまでも続ずいた。すると、体がポカポカしてくる。遠縁に当たる男の子も遊んでいた。その時は特に盛り上がった。帰り儀はに、またよんでな。と元気に帰った。春休みに行った時彼は呼ばれなかった。皆思春期を迎えていたのだ。私は納得がいかなかった。どうして一緒に遊んではいけないのか。街では男の子にまじりスパイごっこに興じていた。