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覚醒の話

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古典や書籍を読んでの感想や人生体験から悟ったことの話。
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記事一覧

覚醒の話32 非組織型人間の道  (1028文字)

社会の中で生きていると、ある程度、協調の精神がないとやっていけない部分があるので、非組織…

紫山
3か月前
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覚醒の話31 人はすべからく事上に在って磨くべし (896文字)

以下、PHP文庫 守屋洋著「中国古典一日一言」より一部引用です。 人はすべからく事上に在っ…

紫山
3か月前
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覚醒の話30 安定のあと     (695文字)

「安心-それが人間の最も身近にいる敵である」  これはシェイクスピアの言葉です。 安心する…

紫山
3か月前
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覚醒の話29 他人の尺度と自分の尺度(522文字)

朝早く起きる習慣がある人が、朝4時に起きて外出するのは、あまり苦ではないですが、普段から…

紫山
3か月前
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覚醒の話28 自然の流れに逆らわない(827文字)

以下、PHP文庫 守屋洋著「中国古典一日一言」より引用です。 鎡基(じき)ありといえども時を…

紫山
3か月前
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覚醒の話27 出てこないインクへの思い(583文字)

よくボールペンで文字を書いていて、途中で書けなくなることがあります。 まだインクはたっぷ…

紫山
3か月前
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覚醒の話26 道を間違えたあと  (753文字)

三十年くらい前、私は車を運転したての頃、よく道を間違えていました。 今であれば、カーナビという便利なものが装備されるのが普通ですが、その当時もカーナビはあったものの、それほど普及していない頃で、私の車にも当然ありませんでした。 普段からよく走る道なら間違えることもありませんが、全く行ったこともないような遠出の道では、わからないので、膝の上に分厚い地図を開き、それと外の標識を見ながらの運転です。 今の若い人には、想像もできないでしょうね。 走っていて、もうひとつ先を曲がる所

覚醒の話25 散歩の効用     (545文字)

気が滅入ってしまって、どうにもならないときがあります。 本を読もうと思っても、ページがは…

紫山
4か月前
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覚醒の話24 「成功は大胆不敵の子供である」(572文字)

「成功は大胆不敵の子供である」とは、ベンジャミン・ディズレーリの言葉です。 孔子の言葉に…

紫山
4か月前
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覚醒の話23 「愚の如く魯の如し」 -禅語から-

禅語に「愚(ぐ)の如く魯(ろ)の如し」というものがあります。 要するに、愚直な生き方を推…

紫山
4か月前
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覚醒の話22 「下問を恥じず」-大切な学び-

あけましておめでとうございます。 「下問を恥じず」とは論語の中にある言葉です。 自分より…

紫山
4か月前
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覚醒の話21 私の好きな「温」という漢字について

「温」という字は、実に良い漢字です。 旧交を温める 冷たい手を温める お弁当を温める 卵を温…

紫山
4か月前
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覚醒の話20 「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」-菜根譚から-

「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」とは、菜根譚の中にある一説です。 もう少し長めに書…

紫山
4か月前
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覚醒の話19 重要なのは確認作業-気をつけること-

三十代の頃、私はある会社の経理の責任者をしていた。 決算書、予算書、税務申告書など、その管理を担当していたが、私の部下にIという経理の専門学校卒の男性がいた。 そのIは、よく計算ミスをするので、私は何度も注意をしたのだが、なかなか直らなかった。 経理業務にとって単純な計算ミスは、初歩の初歩であるため、毎回しっかりと確認するように注意するが、私に早く見せて承認をもらいたい、という気持ちがあってのことなのか、いつも確認が甘く、ミスの書類を持ってくるのでした。 仕事というのは全