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「やさしさい気持ち。」を補充できる雑誌

雑誌「BRUTUS」の最新号に、
「やさしい気持ち。」というテーマで特集が組まれてました。

これを読んで、やさしさの形や伝え方って、ホントに色々あるよなってことを改めて思ったんです。

「大丈夫?」とか「頑張ってね」って声をかけるのも、もちろん優しさだけど、それだけが全てじゃないんですよね。

思えば僕の心に残っている、友達からかけられたやさしい言葉の一つも、ちょっと変わっています。

「バンジージャンプに行こう」

友人を亡くし、僕自身も怪我をする大きな交通事故にあった時。

傷が癒えた後もずっと塞ぎ込み、毎日泣いてるような日々で、人に会うのもおっくうになっていた僕に、久しぶりに連絡をくれた高校時代の友達が言った言葉です。

他の友達にも、散々ドライブやらアウトドアやらに誘われてたんですが、事故のことに気をつかわれるのも嫌だし、かといって気をつかわれないのも腹が立つしで、感情がぐちゃぐちゃで、全部断っていました。

だからこの誘いも僕自身、「ふざけてんのかコイツ」って腹が立つんだろうと思ったんですが、不思議と彼に対してはそう思わなかったんですよね。

ちなみに、誘われたバンジージャンプの場所は当時日本で1番の高さ(100m)だった茨城県の竜神大吊橋。

普通、大事故の後の人をそんなところ誘いますか??

なんかもう、気をつかうとかつかわないとかを突き抜けてきた感じがしました。

でもこの誘いを受けた時、なんだか塞ぎ込んでる自分が妙におかしくて、
悲しくて泣いてるんだか、おかしくて泣いてるんだかわからないような涙が溢れてきたんですよね。

結局その誘いにのってバンジージャンプに行ったことがきっかけで、それから人と会うことが楽しめるようになったんです。

声をかけてくれた人との関係性や、声をかけられた時の自分の状況で、その言葉や行動が「やさしさ」になるのかどうかは変わってくる。

そんな当たり前のようなことを、「やさしい気持ち。」について考える雑誌が改めて思い出させてくれました。


今はついつい余裕がなくて、批判や文句ばかりを言いたくなるご時世。

だけどちょっと立ち止まって、改めて「やさしい気持ち」について考えてみると、きっとほんの少し、心が楽になりますよ。

皆さんもよかったらぜひ、「BRUTUS」の最新号を読んで、ちょっと忘れかけてた「やさしい気持ち」を、補充してみてください。

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