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アールト大学で都市について考える①|Urban Experience1

今日は今期履修するUrban Experienceっていう授業の最初の授業だった!

この授業は、都市の環境と人間社会の関係性を理論的かつ実践的に学ぼうっていう授業。別の言い方をすると、一般的に環境と人間はこんな関係性にあります、っていう概念的な話を、具体的な都市計画や土地利用にどうやって活かせるかな、っていうのを考えるのが目的。私は一橋では社会学部で都市計画を勉強してたけど、アールトでは都市計画はSchool of Engineeringで開講されてるからアールトはより都市工学に近いアプローチなんだと思うけど、この授業はちょうど2つの架け橋になりそうだなって思っています。

初回の授業は40人くらいいる学生がそれぞれ自分の「都市でのポジティブ・ネガティブな経験」を発表したんだけど、
・ポジティブ:自然が多い、ゆったりしてる
・ネガティブ:再開発、あくせくしてる
って感じてる人が私含めてものすごく多くて、私たちの世代で都市計画に携わろうとしてる人はやっぱり都市をスローダウンさせようっていう方向に向かっていこうとしてるんだなと実感。

これまでアールトで都市関連の授業を取ってこなかったからあまり触れてこなかったけど、私は日本では都市計画、なかでも都市の緑化を専門にしています。だから基本的には都市にももっと自然が増えたら良いなっていうのは賛成。

でも今日想像以上にみんなが都市に自然を求めているのを知って、逆に「そんなに自然が好きならなんで都市に住まなきゃいけないんだっけ?」とも考えさせられた。本当に大自然に囲まれた生活がしたければ都市に住む必要はないわけじゃん。それでもやっぱり都市に住み続けたいって思うのは都市にしかない魅力がある(もちろん住ま「ざるを得ない」ってケースもたくさんあるとは思うけど。)ってことの裏返しだと思うから、都市の緑化を考えるとき、都市ならではの魅力は残しつつ、そこに自然的要素も入れていくバランス感覚が必要だなって思いました。

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ちなみに私は渋谷駅の構内図を見せて「もはや駅じゃなくて迷路だよ!」って発表をしたらみんなちゃんと笑ってくれました(^^;)初めてプレゼンでウケが取れた気がする(笑)

読んでくれてありがとう!Kiitos!

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