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酒は百薬の長じゃなかったって話

「酒は百薬の長」という言葉がある。


お酒の飲みすぎはよくないけど、適量の酒はどんな良薬よりも効果があるということわざだ。


そもそもこの言葉の起源をたどれば当時の中国「新」の時代の皇帝が国民から税収を取る口実として「酒は百薬の長だ!少量のお酒は身体に良いから飲んだほうがいいぞ!」と言ってお酒が売れるようにしてそこから酒税が取れるように企んだのが元となっているようですね。



だから体に良いなんてことはなくただ権力者がお金を国民から取りたかっただけなんですよねえ。


そもそもなんでこんな記事を書き始めたかというと僕が断酒を始めたことがきっかけなのです。


断酒を決意したのは2023年5月24日のこと。


なぜ断酒を決意したのかというと、それはお酒をのんで失敗するたびに自分自身が自分のことを嫌いになっていくからでした。


お酒を飲んで失敗って何?って思うかもしれないんですが僕の場合、一度お酒を飲み始めて楽しくなってしまうと歯止めが利かなくなってしまい、お酒を飲む量がセーブできずに最終的に記憶をなくしてしまうことです。



以前からお酒を飲んで記憶をなくすことがあり、気づいたら朝で前日の夜のことは覚えていないなんてことはよくあることで、運よく記憶をなくしている間に大きなトラブルもなく、周りには酔っているときのほうがおもしろくて良いよとか言われるくらいでした。



というか今思うと今までが運が良すぎたんだなと思います。


それでも僕はお酒が好きで、タバコは吸わないけどお酒はほぼ毎日飲んでました。


ワインに日本酒にハイボールとかが主に好きでしたね。


仕事から帰ってきたらまず最初にお酒を作るところから始まり、一杯飲んでからご飯を作り始めるってのが仕事終わりのルーティンでした。


でもただお酒が飲めればいいってわけじゃなくて、アルコールが入ればいいってわけじゃなく、おいしいお酒を飲むのが好き、味がおいしくて日々飲んでいました。


でもなんでこんなにお酒が好きな僕がお酒をやめようと思ったのか、それはある日仕事終わりに外へ散歩に出かけた時のことでした。


夕方過ぎ、あたりが薄暗くなってきたときに駅前の商店街を歩いていると一人のおじさんに話しかけられ、「ここのビールおいしいから1杯飲んでいかない?」と。


お酒が好きな僕、そんなこと言われたらそりゃ飲みたくなりますわな。


「それでは飲んでいこうかな」とお店に入り、お酒好きが1杯で終われるはずもなく2杯、3杯とおかわりをし、周りの方たちとの会話も弾み楽しくなっていました。


楽しいままで終われていればよかったのですがまたもや記憶をなくすまで飲んでしまい、気づいたら家のベッドで目を覚まし、しかもこの日は仕事だったのに二日酔いがひどすぎて、社会人になってから初めて二日酔いが原因で仕事を休んでしまいました。


今まで10年以上社会人生活をしてきてそんなこと一度もなかったのに、今年で30歳にもなるのに何やってんだろ自分、ありえないよね、こんな自分大っ嫌いだ。


いつもは記憶なくしたとしても、普段仲の良い人たちの前だけだったのでまだよかったのですが、今回は初めて会った人たちの前で、しかもどうやって帰ってきたのかもわかんない、一応連絡先は交換したので本当にやばい事あったら連絡あると思うし、特にそんな連絡はなかったのでよっぽど大きな迷惑はかけていないと思うが、なにせ記憶がないからわからないのだ。


「もうこんな自分はいやだ、このままでは僕は僕のことを嫌いになってしまう。自分の味方は自分だけなのだから自分が好きになれる自分になろう。」そう決心した僕は断酒をすることを決意した。


自分で自分をコントロールできないのならお酒なんてやめてしまえと思い、2023年5月24日から今現在までお酒を一滴も飲んでいません。


毎日お酒を飲んでいた僕は、これってアルコール依存症なのかなとか思っていて辞められるのか心配でしたが、辞めようと決意したその日からお酒を飲まなくても苦はなく、今はお酒を飲みたいなと思うこともなくなりました。


しかもお酒をやめてから体調がすこぶる調子良い。


僕は普段から食生活とかも結構気にしていて、添加物をなるべく取らないようにしたり、野菜は無農薬の物を買うようにしたりとか結構気をつけていたのですが、それでも普段体調崩すことがあったり、自律神経が乱れたりだとかが多くて体調が全快な時があまりありませんでした。


それがお酒をやめてからというもののめちゃくちゃ体調が良くて、仕事のパフォーマンスも以前より上がりました。


これが僕が酒は百薬の長じゃなかったと思う理由です。


まあ今までが少量で済んでいなかったってのもあるけど明らかにお酒をやめてからのほうが調子が良い。


お酒辞めてよかったーと心から嬉しい気持ちでいっぱいです。


そんなこんなで今回は断酒をしたきっかけと、断酒をしてどうなったのかを書いてみました。


ストレスであふれている現代社会です。

お酒に逃げたくなるのもすごくわかる、自分自身も今までそうしてきたことがあるから。

けど僕にはお酒は合わなかったので僕はお酒を辞めます。

お酒は好きですし、お酒を飲んでいる人のことも嫌いじゃないです。

それぞれ自分に合った形でストレスの発散をすればいいと思います。

けれどその発散方法で他人に迷惑をかけてしまっているのであれば今すぐやめましょう。

そのことが原因でその人にもストレスがかかってマイナスの連鎖の始まりです。

みんなが笑って終われるような優しい連鎖、プラスの連鎖が増えれば、この社会は今よりちょっとは明るくなると思います。

やさしい連鎖、つないでいきましょう。



ではまた。

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