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エンジョイした資格試験予備校の合格祝賀会と振り返り


前書き

 2022年の行政書士試験に大敗して伊藤塾という予備校にお世話になることに決めたわけだったが、その理由の一つがこの祝賀会であった。伊藤塾本校のすぐ裏の渋谷のホテルに全国から集まってやるという非常な豪華なものであると聞いていた。実際ものすごく豪華であった。
 事前に開催日を問い合わせていたため2月16日~19日の贅沢な日程で事前にスケジュールを組んでゆったりとすることにした。他の日もいろいろとあったわけだが、ひとまず渋谷で過ごした2月18日の第三日曜日を振り返りつつ、合格祝賀会の感想と教訓を書き残しておくことにする。なお、画像と記述の時系列が若干乱れていることがあるのはご承知いただきたい。
※ 画像に不都合があればコメントにてお願いします。

午前中の渋谷駅周辺散策

 銀座線で渋谷に来てみたら、ここはどこ?状態になっていた。そういえば銀座線の渋谷駅は地上二階だったということを思い出しつつ、銀行のATMを探しにぐるっと渋谷駅周辺を彷徨っていた。

とりあえず渋谷に来たらハチ公を拝んでおく

 最後に来たのはいつだったか、ハチ公の前にある横断歩道を渡ったところに公衆喫煙所があるのだけは覚えていた。変わらずにあったのをみて安心した。喫煙者の方であまり土地勘のない方はとりあえずハチ公付近を目指せば喫煙所が見つかるはず。

桜丘周辺、聖地巡礼

 地図をみて伊藤塾本校や祝賀会会場のあるセルリアンタワーのある桜丘方面のある渋谷駅南西側方面へ。坂になった大通り沿いにうどんそば屋があったのでここで朝食をとることにした。東京遠征した際はなぜかうどん・そばを一度は食べておきたくなる。

東京は駅の近くにやたらとうどんそばのお店が多い印象がある

 店を出てふと見上げてみると、一際高層の建物がすぐ近くにあったわけだが、どうやらここが祝賀会会場のようだ。時間が早すぎたので、会場周辺の桜丘を散策してみることにした。


 桜丘付近をぶらぶらしていると、思っていた渋谷とは全然違う落ち着いた印象を受けた。

桜丘方面にあった坂

 落ち着いた感じの路地裏を歩いていると、唐突にどこかで見覚えのある看板が立っていた。どうやらここがそうらしい。合格してから初めてお世話になった予備校の校舎に来ました、というのはなんだか不思議な気持ちになったわけだが、首都圏の民以外は基本的に通信講義なのでそれもそうかと思い直した。たしかに通信講座の人であれば合格祝賀会に参加するついででもなければ足を運ぶ機会はそうそうないはず。

合格してから初めて訪れた予備校、伊藤塾

 1階には法の番人テーミス像や伊藤塾の歴史が掲示されていたり、足跡帳もあって記念に一筆残すこともできる。どうやら1階ロビーは入れるようだ。一応職員の方に何か御用ですか?と職務質問されることもあるわけだが、校舎に来たことがないとはいえ伊藤塾生であれば何の問題もない。『合格後のお礼参りで来ました。一年間大変お世話になりました』と感謝の言葉を述べておいた。
 通常時は伊藤塾長等身大パネルも設置されているが、そちらは合格祝賀会会場入り口に移送されていたようだ。来年以降合格されて祝賀会に来られる未来の首都圏以外の伊藤塾生の方には、是非午前中に少し寄り道して聖地巡礼をしてみてほしいと思う。感慨深くなれること間違いない。

 伊藤塾の裏手あたりのビルの2階にルノワールがあった。ここで珈琲を飲みながら読書等をして待機することにした。Twitter改めXに開場待ちの間暇な人おらんかしら?とポストしてみたら、最近よく会う同郷の合格者の人から反応があり、途中で二人で珈琲呑みながらいろいろ話をしていた。

祝賀会会場へ

 高いタワーに入ってみたものの、会場はどうやら地下であったようだ。結婚式やるぐらいのレベルの広さの会場が他に5カ所隣にあり、伊藤塾の祝賀会以外にも大学の合同説明会がなされていたりと、なかなかに賑やかであった。クロークもあり、喫煙所もあった。さすが高級ホテルである。

 お手洗いに寄る途中になんと能楽堂があった。能の舞台がホテルにあるとは!近年は将棋の竜王戦もここで行われることが多いようだ。そういえば祝賀会の次の週にポケモン竜王戦が開催されるわけだが、たしかここだったような気がすると思いながら眺めていた。

 開場待ちの間に大阪の合格報告会でお会いした方にも何人か再会し、しばし歓談しつつ荷物を預けて会場を待つ。

等身大伊藤塾長パネル

 開場してすぐの場所に、伊藤塾長等身大パネルが鎮座していた。噂には聞いていたが、想定以上に大きかった。


 入場後は席自由。とりあえず席に座ってみる。席には既に引き出物がしっかりとした袋に入れて置いてあった。毎年そうなのかはわからないが、自宅に帰って確認してみるとお米2kgとタンブラーとクリアファイルが入っていた。一旦人数チェックによる着席はあったものの、しばし歓談の時間。可能な限り名刺を用意してご挨拶して回った。

祝賀会開始

 来賓の日本行政書士会連合会 常住会長による来賓挨拶、伊藤塾長の挨拶と乾杯とともに祝賀会の一次会がスタートした!

画像撮りそびれたが、横にパンが2つ

 高級ホテルで食べるコース料理はいつぶりか思い出せないぐらいに久しぶりすぎてぐっとくるものがあった。おいしかったのは言うまでもない。そして個人的には多すぎず少なすぎずで、食べるのに時間がかかりすぎずスムーズに歓談へ移行することができた。なお、歓談が忙しすぎて以降あまり写真を撮っている暇がなく、以降はあまり画像がない。名刺を拝見してみたりいろいろ話を聞いてみると、皆さん経験豊富な方ばかりであった。さまざまな士業事務所に勤務されている方や、福祉系の事業所に勤務されている方、これから実家に帰って開業する予定の方等、本当にさまざまな環境の方がおられて、自分の中の『普通』とは何か?が心地よく崩れていく感じがした。

 開会後にテーブル毎に塾長と集合写真を撮った際に少しだけ生の伊藤塾長にご挨拶させていただいたが、実際にとても大きかった。話し方もyoutubeライブ等で聞いていた通りの口調でとても穏やかな方であった。

 他、会場の端では記者会見っぽい背景のところで記念撮影コーナーが設けられていたり、壇上でゼミ生ごとに記念撮影が行われていたりと非常に賑やかであった!


一次会終了~二次会会場へ

 15時前後で、あっという間に一次会が終わってしまった。テーブル毎に退出し、先生方の花道を抜けてクロークで荷物を引き取った後、OBOG会主催の二次会に申し込めた人達約70名はそのまま少し歩いた場所で二次会へ。コロナ明けでの久しぶりの開催となり、オフィシャルに二次会が企画されたのは実は今回からだったようだ。
 二次会は先着70名の枠だったが、1月31日の昼に募集開始して2月1日の夕方頃には既に定員となり募集終了となってしまっていて、埋まるのが非常に早かったのだけは覚えている。合格発表後に合格が確認できた場合は可及的速やかに参加申し込みを行っておいたほうがよさそうである。
 二次会は立食形式でほとんど呑んで歓談という感じであった。一次会退出が一番最後の組でほぼ最後尾だったこともあってか、二次会会場に到着したときには既に盛り上がっていた!入り口でコートをかけ、荷物を置き、カウンターで飲み物を頼む。いわゆる立食パーティのような感じであった。しかしフードはおつまみがあるぐらいであったので、基本的には飲み物と歓談でお腹を膨らませる感じである。とはいえ実際それで十分だった。


 一応フロアの端のほうにソファーはいくつかあったりであったが、割と二時間立ちっぱなしにはなるが、盛り上がっていたので個人的にはこれもあまり気にならなかった。
 一次会でご挨拶できなかった方へ引き続きご挨拶して歓談して回る。ほとんど知らない人だらけだったので、どの人からどんな話が出てくるかわからない楽しみがあった。

 個人的ハイライトは、割とコアなポケモン勢の方とも話ができたことであった。行政書士で可能な業務の分類とどちらが多いか定かではないが、一口にポケモン好きといっても対戦(シングル・ダブル・トリプル)、収集(図鑑埋め、色違い、リボンコンプ等)、RTA、ポケカ、ポケモンGO、グッズ集め等大小さまざまな分野があったりする。私は主に収集、対人戦(受け構築)であったが、彼は収集、それもリボンコンプ勢だった。リボンコンプとは世代限定のリボン、いわゆる難易度さまざまな条件を達成してもらえる勲章に相当するものを全て集めてしまうというポケモン特有のやりこみである。ポケモンは過去作品から次の世代の作品に片道切符で送ることができるわけだが、歴代の多くの作品を経由してようやく達成できる、まさに悠久の遊び方をするポケモン作品のエキスパートである。よもやこんな場所でエリートトレーナーに遭遇するとは、人生何が起こるかわからないものであるととても感動した!

互いの健闘を祈り固い握手

 『何かに一生懸命取り組んだ経験』がある人というのは、それだけ他の人に語れるほど何かを突き詰めようとしていたことでもある。一度そういう経験があるというのは新たに何かを突き詰めようとしたときにも経験があるので強い。業務的なものから趣味的なものまでなんでもよいと思う。私はそんな話を聞くのがたまらなく好きだったりする。
『人に話を聞きまくった経験』もまた一生懸命何かに取り組んだ経験でもあるので、そのあたりの話であれば多少語ることができる。そこからさらにそういう人なら心当たりあると言えると、今後他の人から相談を受けた際に必ずや役に立つのではないかと思っている。もっとも、予備校に行ってまで国家資格試験を突破した、という時点でその場におられた方は皆何かしらをもっていたといっても過言ではない。
 

二次会終了後~三次会~四次会

 18時前後で楽しい二次会もあっという間に終わってしまった。公式での予定は二次会までで、あとは有志の行きたい方いける方でという感じであった。音頭を取っておられる方がいそうでいなかったので、むしろここからが本番とばかりに音頭を取って一旦参加希望者に集めてざっと何人ぐらいいるのかを確認しつつ、スマホで会場を探しにかかった。土地勘もない渋谷で日曜日の夕方から10人以上予約なしで入れるお店はどこかしらと思案に暮れていたら、平林先生がここのお店なら大丈夫かもと助け船を出してくださった。これは非常に大きかった!
 会場からは速やかに退出せねばならず、かといって会場出たところで大人数で溜まっているのも迷惑になるわけで、とりあえず希望者の顔をなんとか覚えてだいたい集まっているのを確認しつつ、移動を開始した。東京圏の三次会希望者の方がお店までの移動を先導してくれたのもあまりにもありがたかった。日曜日の夕方で金曜土曜よりマシだったろうとはいえ、やはり渋谷でそれなりに人は多いし、途中ではぐれてしまったりする人がいないか心配しながら全体を見て移動していた。

 18:40頃に三次会会場に到着し、後から先生方も合流して19時前ぐらいから20名ほどでスタートした!やはり座りながらのほうがじっくりと腰を据えて話を聞くことができた。

 ちなみにお店の中の小川には魚が泳いでおり、メニューにさかなのえさがあって、実際に餌撒きをされている方もおられた。こういうお店もあるのかと!大変勉強になった。

 そうこうして盛り上がっているうちに、いつのまにか三次会もお席の時間がやってきてしまった。21時過ぎだったか。その後いける人で締めのラーメンいきましょうということで、さらに残った人達でラーメンを食べに行って解散した。ごちそうさまでした!!!

次の目標はまたこのラーメンを食べに来ること


名刺について

 とりあえずの名刺は絶対に持参しておいたほうが良い。
何枚準備しておけばよいか?であるが、祝賀会予備校の祝賀会の場合は先着何名となっているので上限数がつかみやすい。今回の場合でいえば一次会は先着100名だったか。ちなみに1次会開催前~4次会まででいただいた名刺の枚数は合格者・先生方合わせて55枚だった。全員とご挨拶をしてみたかったものの、非常に困難でありおそらく現実的ではなさそうだ。

合格者名刺に盛り込んでおいたほうが良い情報

  • 氏名 ⇒ 当たり前だが絶対いる

  • 連絡先

    1. メールアドレス ⇒ 事実上の必須

    2. 電話番号 
      ⇒ 任意。基本的に載せている人は業務用番号だと思われる。

    3. SNSアカウント
      ⇒ 任意。自分の中でどこまで載せてもよいか?を自分に確認してから。Twitter改めXのアカウントを載せている方はたまにいたが、Facebookを載せている人はごくわずかであった。

    4. Line
      ⇒ 任意だが推奨。簡単な連絡をしたい時であれば現状最強

    5. HP
      ⇒ 任意。開業準備中の方や、既に別の仕事をされておられる方でもしあれば。

  • 現職、過去の経験、資格等
    ⇒ 推奨。どの分野に強い人なのかは割と重要。

  • 趣味
    ⇒ 任意。人柄を思い出してくれやすくなる。めずらしい趣味の場合はものすごく印象に残りやすい。趣味から何かがつながっていくこともあったりする。

  • 今後の進路
    ⇒ 開業予定であれば、いつ頃どこで何方面の分野を中心にやる予定の3点を決まっている範囲内で記載しておくとあとあと話が舞い込んできたりしやすい。実際あとでご連絡いただけた。

  • 顔写真
    ⇒ 任意だが、思い出してもらえるという意味では最強。実際多数の人と会うので、顔と名前がなかなか一致しづらいのはあると思うので、いれておけばそういう意味では最強である。

※ ボールペン等もあればよい。一次会で同卓だった人、三次会まで一緒だった人、二次会へ移動中に歓談できた人、などなど一言メモしておくと思い出しやすいからである。

最後に

 試験を受ける動機や環境、年代もバラバラ、合格後の進路も人によっていろいろ。全員に共通している点といえば同じ予備校でお世話になり試験を突破した点だけぐらいである。そんな人たちが一堂に会すのである。異業種交流会に頻繁に足を運んでいるとかでもない限り、そんな機会は人生でそうあるものでもない。
 試験に合格するだけであれば、たしかに独学でも可能ではある。が、予備校でお世話になった場合は祝賀会がオプションでついてくる。これにいかない手はない!むしろこれを楽しみにしていたまである。たしかに遠方になってしまうこともあるため、その分お金と時間はかかる。しかしながら、こういった機会は人生でそうそうあるものではないので、他の用事とからめてでも是非足を運んでみてほしい。実際想定以上にエンジョイできた。

 行政書士の場合であれば、登録後にやろうとおもえばできる仕事の幅は非常に大きい。幅が広すぎるからこそ、自分一人で仕事をするのは非常に困難だと思っている。自分の経験していないことや知らないことのほうが世の中多い。だからこそ自分にはないものについては他の人の力を借りる必要がある。そんなときに、やはり顔を合わせて話をしたことがある人のほうが頼りやすい部分はある。

なお、いただいた名刺をみながら思い出すために合格者の動画をみている。
祝!!2023年度行政書士試験合格!!~合格者の笑顔と、よろこびの一言メッセージ~ (youtube.com)


というわけで、順次名刺をいただいた方にお礼のご連絡をしながら次の準備に取り掛かっている。

ご挨拶してくださった皆様、先生方、本当にありがとうございました。
そして今後とも宜しくお願い致します。

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