しみずさん

若手介護士が「スケッター活動」を始めた理由

普段は介護士として働く清水さん(25歳)。隙間時間で様々な介護施設の仕事をスポットで手伝えるサービス「スケッター」を利用し、介護士スケッターとして活動を続けている。
なぜ、普段の仕事が忙しい中、休日を利用してスケッターになったのか。

その理由を聞いた。

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スケッター とは】
「隙間時間を活用して、業務委託・ボランティアとして介護施設の役に立ちたい個人・団体(=スケッター)」と、「身体介助以外の業務(ex.レクや傾聴など)で少し人手が欲しい介護施設」を繋ぐ、マッチングサービス。
2019年2月試験運用開始、8月正式リリース。
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●転職しなくても、多くの現場を知ることができる

――清水さんのキャリアについて教えてください

もともとは高校卒業後、地元秋田の建設会社で勤務していたのですが、転勤で上京したのをきっかけに、介護業界に転職しました。姉が介護士だったので、私にとって介護の仕事は身近な存在でしたので。
また、小学生の時に祖父が脳梗塞で倒れたこともあり、その頃から頭の片隅に「介護の仕事をしたい」という思いはあったのだと思います。
介護士としてのキャリアはまだ2年目です。

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――本業で忙しい中、なぜスケッターを始めたのでしょうか

自分の施設だけではなく、他の施設も見て勉強したいという思いがありました。自分のいる現場のやり方が本当に正しいのか、自社にいただけでは判断できません。自分のレベルを高めて、本当に良いと思えるサービスを利用者に提供するためにも、他の現場を知る必要がありました。
ベテランの方は、転職も経験しているので、そういう視点を持てます。しかし私は、入職したばかりで、勉強のために転職を繰り返すわけにも行きません。まずは、ボランティアでもいいから、他の現場を見たいと考えました。しかし、そういう私を受け入れてくれる施設がどこにあるのか、情報はなかなか見つけられずにいました。

そんなとき、インスタグラムで「スケッター」の存在を知りました。スポットで、実際に働き手として業務を手伝える。しかも、様々な施設の様々なお仕事情報がサイト上に集約されていたので、「多くの現場を見たい自分にはピッタリだ」と思いました。

また、直接介助をする業務ではなく、あくまで周辺業務でのマッチングでしたので、働き手も安心して仕事ができるのも利点です。未経験者でも手伝える業務に特化しているので、働き手の参加ハードルは低いと思います。スケッターに働き手がどんどん集まっている最大の理由ではないでしょうか。これまで、このようなサイトは存在しなかったと思います。

――実際にスケッター活動をして、いかがでしたか?

利用者との接し方だけでも、自分の現場とは違う点があり勉強になりました。例えば、自分の現場では利用者と歩く時、転倒防止のために服を掴んで歩きます。スケッターで体験しに行った施設では、「できるだけ利用者自身の力で歩くこと」を尊重していて、介護度の改善でも結果を出していました。
他にも、スケッターを受け入れる施設は「新しい取り組み」に積極的な施設が多く、それが私にとって新鮮であり、刺激になりました。
これまでに10箇所以上の施設で、累計で約20回ほどスケッターをしました。若手の自分でも多くの現場を見ることができたのは本当に良かったですし、自信になります。

●開かれた施設は信頼できる。

――自分の現場でもスケッターを活用したいですか?

そうですね。例えばシーツ交換といった業務をスケッターが手伝ってくれたら、助かるなと思いました。それは業界未経験者でも問題ないです。自分のような介護士スケッターであれば、もっと任せられる仕事の幅は広がると思います。
また、スケッターを受け入れている施設は、自分の施設に自信がある証拠なので、それだけで信用になります。逆に、施設に自信がなければスケッターを受け入れられないでしょう。
自分の施設の魅力をリアルコミュニケーションでスケッターに発信できるのが、スケッターサービスの良さです。閉鎖的になりがちな介護業界ですが、スケッターは働き手と施設が相互評価する仕組みになっているので、施設の見える化、オープン化に繋がっていくと思っています。

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――最後にスケッターサービスに期待することを教えてください。

これまでは、気軽に介護施設と関われる仕組みがありませんでした。だからマスメディアが作った「介護」のイメージのまま。イメージの改善には「介護」というものに身近に触れられる環境が大切なのではないでしょうか。普段スーツを着ている異業種の人にこそ、身近に感じてほしいです。その一翼をスケッターサービスが担ってほしいです。
また、現介護職員も、他の現場を知ることでより良い介護ができます。
同じ職場にスケッター活動をするスタッフがいれば、スタッフ同士でスケッターを通じた「スケッター勉強会」もできる。自分の職場を良くするためにも、同じ職場のスタッフもスケッターをどんどん活用してほしいと思っています。


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