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終活のススメ


ここ数年、空前の "終活ブーム" ですよね。
中の人の両親も終活をしていて、年々家の家具が減っています。

ひと言で "終活" と言っても、
実際には何をするのか、何をどこまで準備していればいいのか、
何歳頃から準備していくものなのかなど、疑問はありますよね。

今回はそんな事前準備、終活についてお話しようと思います。



"終活" のメリット


人生のエンディングを想定して、そこに向けた事前準備や
やり残したことをやるのが、終活

一般的な準備や手続き、遺されるご家族に向けての準備など
よく言われる内容はありますが、
その人それぞれ、状況によってやる事は変わり、
明確な決まりはありません

自身のエンディングを想定して、いろいろな方面から死を見つめ、
準備をするという事には、様々なメリットがあります。

例えば…

  • 遺されたご家族の負担が軽減する

  • ご家族やご親族間のトラブルが避けられる

  • 人生を見つめ直し、残りの人生が充実する

  • 「死」への恐怖心が軽減する

こんなメリットがあると言われています。




終活でやることリスト


終活でやることは、主には下記のようなことです。

■ 若いうちからできること


終活は20代でも30代でも、何歳からでも始められるものです。

ただ、財産整理やお墓の事など、ある程度人生を経て
死期が近付いかないと考えられない事もあります。

そんな時は、下記の事から始めてみましょう。

  • 荷物やデータの整理

  • 交遊関係の整理

  • 今後の医療や介護の意思表示

身の回りの荷物、衣類や家具など、不要なものを見直す
いわゆる断捨離も終活の1つになります。

目に見える荷物などの他、忘れがちなのがパソコンやスマホのデータです!
不要なものを整理しておく他、自分にもしもの事があった時に
誰に何を託すのか、それをどう伝えるのかもあわせて考えておきましょう。

そしてもしもの時、家族や親族以外の友人・知人関係
誰に訃報を伝えるのかもリスト化しておくと良いです。
自分の人間関係を改めて見直し、連絡先を整理する機会にもなります。

今後医療や介護が必要になった時の為に、
今のご自身の希望を考えておくのもオススメです!

まだ若くて元気なときにはあまり想像できないかもしれないですが、
特別な希望があれば、書き残したりご家族に話しておきましょう。

■ 死を意識しだしてからやること


ある程度自分の死期を意識する年齢や状況になってからの終活は
下記のようなことを準備しましょう!

  • 財産、負債の管理や整理
    クレジットカードや有価証券、保険、年金、物品など
    全て確認しておきましょう。

  • 不動産の相続や贈与、売却などの整理
    ご家族間のトラブルも避けられます。
    遺言書の作成も有効です。

  • ご葬儀やお墓について検討する
    希望を決めておく他、事前相談やお見積、手配等を行っておくと
    ご家族の負担が軽減します。
    ご葬儀に関しては、案内を送る方のリストなども併せて作成しましょう。

  • エンディングノートに書き残す
    上記で決めてきたことを、ノートなどにまとめて書き残しましょう。
    パソコンなどで残す際は、遺された方が見易い保存方法にしましょう。

  • 残された時間の過ごし方を考える
    ご逝去後の事が整理できたら、あとはは残りの人生を見つめましょう。
    やり残したこと、会いたい人、伝えたいことなど、思い付くことを
    リスト化して1つ1つやっていくのも楽しい過ごし方ですね。




終活は自分の死期や死後のご家族の事を考えて準備をするものですが、
同時にご自身の残りの人生を考えることでもあります。

人生を思う存分全うできて、充実した余生を送ることができると
「死」というものへの恐怖も和らぎそうですね。

今後の人生を充実したものにする為にも、
終活を考えてみてはいかがでしょうか?





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