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教員の働き方を変えたい。

初めまして。公立中学校で英語科の教員をしています。さくらといいます。
現在、産育休中で、学校から離れていますが、離れれば離れるほど「教員」の在り方に疑問を感じています。
復帰をいつにするかまだ全く考えていませんが、今できることをやっていきたいと思いnoteを始めました。


ちょっと自己紹介。

私は、公立中高出身で、公立の雑多な面白さを感じ、公立中学校での英語科の教員になりました。大学は某外国語大学で、日本の教育をがっつり勉強したわけではなかったので、他大の大学院へ進学し、日本の教育について学びました。ただそこでも「英語科の教員」としての学びではなく、教育行政を主に研究していました。とにかく「仕組みづくり」に興味がある感じですね。
浪人、休学もあったので、初任は27歳。そして30歳になった今年、産育休に入っているので、教員としてのキャリアはまだ4年しかありません。

仕組みづくり。

大学院での一番の収穫は、「人との出会い」です。先輩、同級生、後輩には普通に官僚としてバリバリ働いている人もいれば、シンクタンクで研究している人もいる。そしてもちろん大学に残り研究を続けたり、大学教員への道を歩んでいる人もいる。そういう人たちが身近にいるということが一番大きいかなと思っています。
私は当時、まずは現場に出たいと思っていました。一番興味があるのは教育行政なので、文科省に入省するよう努力する道もあったわけですが、当時、麹町中学校の工藤校長に代表される、校長のリーダーシップを見て、「学校現場は校長の裁量が意外とあるんだな」や、「むしろ市町村単位の方が教育行政は面白いのかもしれない」と感じ、まずは教員からキャリアを始めよう。と思いました。

夢。

ここ数年、素晴らしい校長先生、教育委員会、教育長がメディアに登場するようになりました。やっぱり、国レベルでの改革を目指すより、今、自分が住んでいる地域の子供たちのために、先生のために、幸せな学校を作っていきたい。しかもそれを公立校でやりたい。という思いが強くなってきました。なるべく早く管理職になり、その思いを実現させることが今の夢です。

授業について。

もちろん、授業も好きです。英語だけでなく、道徳、総合も大好きで、授業のことを考えるとわくわくします。ですが、自分だけが楽しいんじゃだめだな、という思いがあります。私が英語の授業に全力を注いでるのは「好きだから」であり、土日関係なく授業準備をしています。もはや趣味です。ただ、今回産育休に入りこんな働き方はだめだなと改めて痛感しました。生徒たちには、私が英語の授業が好きで、みんなに英語を少しでも好きになってもらえるようにするのが目標だよ、という話をし、楽しい授業を展開するように努めています。ただ、産休代替の先生に「自分はそこまではできない。生徒に申し訳ない」と言われてしまいました。当然だと思います。
これまで、私は「自分のために」授業を作ってきたんだと思います。もはや自己満だった。それは教員に裁量があり、クリエイティブな仕事であると言える面でもあるのだと思います。ただ、それは同時に「代わりを作ることができない」仕事でもあるということ。持続可能な職業じゃないということを痛感した瞬間でした。

働き方が変われば。

そもそもなぜ、土日まで使って授業を作らないといけないのか。これは単純に平日に時間がないからです。私の校務文章はほとんど産休代替の先生へと引き継がれました。ほぼ仕事量は一緒なので、同じだけ時間がかかり、授業準備に割ける時間は少ないわけです。そうなると、自分にはできない。となってしまう。英語の授業をやってくれているだけで、そこに立っているだけでありがたいという状況が生まれてしまうわけです。
それをなんとかしたいというのが今の思いです。
具体的に言えば、業務の精選です。例えば私の校務文章で一番重いものは「学年会計」なのですが、これはなぜ教員の仕事なのでしょうか?会計の仕事は、それだけで1つの仕事として成り立っているのに、なぜ教員がやっているのか。支払いの仕方1つとっても非常に時間がかかる仕事の1つです。こういった仕事から教員をどれだけ切り離せるか・・・。そういったことをこのnoteで考えていきたいと思っています。

部活動問題。

教員の業務の精選で最も考えたいことは、もちろん部活動問題です。ただこれは今、国レベルで大きな動きがあるので、動向を注視していきたいと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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