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水戸東照宮(みととうしょうぐう)

茨城県水戸市宮町2-5-13

正式名称は「東照宮」、別名は「権現(ごんげん)さん」、「三所権現」など。

【社格】
旧県社
別表神社

【主祭神】
徳川家康(東照公)

【配祀】
徳川頼房(威公)

【御由緒】
元和七年(1621年)四月二十一日に、水戸初代藩主徳川頼房公が、父徳川家康公の御霊をこの地に祀ったのが始まりです。
当初は神仏習合で仏祭でしたが、天保十四年(1843年)第九代藩主斉昭公が従来の仏祭を廃止、神道による祭祀に改められました。 当時この地名は「霊松山」と名付けられましたが、元禄十二年(1699年)第二代藩主光圀公によって「常葉山」と申し上げるようになりました。

【御神徳】
家内安全、交通安全、商売繁盛、営業繁盛、縁結び、身体健全、病気平癒、入試・試験合格、厄難消除、工事安全など。

【東照公御遺訓】
人の一生は重き荷を負て
遠き道をゆくが如し
いそぐべからず
不自由を常とおもへば不足なし
こころに望おこらば、
困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基
いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知て
まくる事をしらざれば
害其身にいたる
おのれを責て人をせむるな
及ばざるは過たるよりまされり

「いかりは敵とおもへ」という一文、家康公の生涯をご存知の方なら、胸にズシンと来るものがあると思います。
妻と息子を失って、怒りを感じない人間はいませんよね⋯。
それを乗り越えた家康公の言葉だからこそ、人の心に刺さるのでしょう。

【権現とは】
権化(ごんげ)。
本地垂迹(ほんじすいじゃく)説で、仏や菩薩が仮(=権)に姿を変えて、日本の神として現れること。
対して「明神」とは、延喜式で「名神」としたものから派生したと考えられます。

長い石段を登って、拝殿に辿り着きます。
結構疲れますが、家康公の御遺訓を胸に疲れを味わうと、また違った考え方ができそうですね。

ちなみに、車でお越しの際は、境内の下の方にコインパーキングがありますが、横の坂道を更に登ると無料で境内に車を停める場所があります。

砂利も綺麗に整えられ、心地よく参拝致しました。

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