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「今日休む」に対する態度の正解

「今日、体操やりたくない」
先週の日曜日、体操教室の入口まできて長男(小1)が突然拒否し始めた。

「今日、振替だからいつもの先生じゃないのが嫌だ」

そうは言っても、知らない先生じゃありません。
怖い先生でもありません。

母はピーンときました。

前日も体操教室があり、その日は「いつもの先生」ではなく「代行のベテラン先生」でした。

私は直接見ていませんでしたが、夫曰く
「態度が悪くて怒られた(注意された程度)」のです。

怒られるとすぐに拗ねる長男。

とりあえず中に入る所までは説得したものの、準備体操が始まっても観覧席の隙間に隠れて「絶対やらない」の一点張り。

「お母さんが、今日に振替入れるのが悪い」

「お母さんが、早い時間に振り替えたのが嫌だ」

ずーっと文句を言い続ける。

徐々にイライラしてきて

「だって、体操教室が休校になって、振替で連れてこれるのは日曜日しかないんだから仕方がないじゃん!!」

「本当にやらないの?やれば楽しいって!」

等と言ってみてブーブー文句しか出てこない。

近くに停めた車の中で次男と待機していた夫に状況をLINEで報告すると

「俺が行く」との事。



夫と交代して、次男に
「お兄ちゃん、今日体操やらないって言ってるんだよ」と言ってみると

「やった方が良いよ!」と言う次男。

先週プール休んだくせに!(笑)と思いながら

「どうして?」と聞いてみると

「体を動かすの大切だよ」との事。

うーん、年中なのに意外とまともな回答!

そうこうしているうちに、長男の体操の時間が終わり、次は次男の番。


すると次男も「お腹痛い。今日は休む」と言い出した💦

流石にこの流れは「言ってみただけ」の気がして

「ふーん、頑張って」と返答したら、先生に呼ばれてそのまま合流して、何事もなかったかのように体操をやっていた。


楽しそうに体操する次男を見ていると、どうやら隣のベンチにも

「やりたくない」と言ってる子供がいる。

先生が必死に説得するも、中々折れないご様子。

子供の隣には子供に見向きもせず、スマホをいじっている男性しかいない。

「あれ?この子の保護者さんではないよね?中に入ってきてないのかな?」と思いながらチラチラ見ていると

その、スマホしか見てなかった男性が

「やりたいって言い出したら始めるので、いいです」と先生に言い出した。

「えっ!この人がお父さん?」

先生が説得している最中、チラリとも子供の事見なかったぞ?

ちょっと驚いてしまった。

その後も全く子供を見る事もなくスマホをいじっている。

子供は何も暇つぶし道具がなく、ただ体操を見ている。

文句を言うわけでもなく、泣くわけでもない。


20分程経過した頃に、突然その子供が「やる」と言い出した様子。

その間特に声も聞こえなかったので、パパが何かを説得したわけでもなさそう。


余計な事を言わない方が、子供は自分で考えて行動できるのかな?


そんな事を思いながら、再び次男の体操を見学していました。


次男の体操を終えると、長男も夫の説得により無事に体操をやれたとの事。

「何て言ったの?」と聞いてみると

「ただ、やれ!って言うだけだよ」と。

うーん、私がそれを言っても効き目がないだろうな。


結局、「説得」か「沈黙」か

どちらが正解なのか分からない。

子供によるのかもしれない。


でも

「説得されたから体操をする事にした」も

「沈黙している中体操をする事にした」も

子供自身の選択


無理やり輪の中に入れたって、やらない子は一切動かない。

輪の中に入れて動けるのなら、それが子供の意志なのかな?

そんな気がします。


セールスの世界でも、買うか買わないか決断できない時に

「背中を押して欲しい人」と

「何か言われると気分を損ねる人」がいる。

それと同じかもしれないな・・・と思いました。


子供だって大人と同じで

「あ~嫌だな」って思う事は多々あるわけで

「行きたくないな~」って言ってみただけなのか

真剣に辛いのか。

それは親が観察するしかない。


いちいちうろたえずに、「そうかそうか」ってまずは受け止めてあげる器を持とうという結論に至りました。


子育て、本当に学びが多いです。

「親」という人生を歩める事に感謝を込めて。


最後までお読みいただき、有難うございました!

今日も素敵な一日になりますように☆彡




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