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2023.4月、オーハシヨースケさんのアプライド・ドラマ体験会、仙台。レポート。

オーハシヨースケさんの
アプライド・ドラマ体験会・仙台、
今回も、ほんと良い時間でした。

ヨースケさん、ありがとうございます。

イントロは、ひとりひとりの最近感じたことを聴くところからスタート。
マスク生活の中の滑舌の話題では、ヨースケさんの演劇教育の中の言葉を発するということが熱く語られ、言葉の前に動きが生じることや(気持ちと身体の関係性)いろんな場面での声のお話し、舞台の上や日常の事など、興味津々でした。

他にも、ネガティヴ・ケイパビリティとポジティブ・ケイパビリティの違い、
今の社会の中の「スピード感を持って」という事の危うさ。

人間という有機的な生き物の抱える矛盾。それはAIでは解決出来ないかもしれない、と思いながら私は聴いていました。

対話

「ゆきおんな」のアプライド・ドラマ。
みのきち と、もさく、は旅に出る。
何故この2人は旅に出なければならなかったのだろう、という問いかけと、其々が感じる「理由」を語り合う。

たましいを、ゆきおんなに吸い取られ、死んでしまった もさく。
みのきちは「何故?」と問う村人たちに、もさくが死んでしまった理由をどう説明するか?を、みのきち役の人にインタビューする。(いろんな質問や答えが飛び交う面白さ)

ゆきおんなとみのきち(みのきちは妻がゆきおんなとは知らない)は、共に暮らすようになり子を8人儲ける。ある吹雪の日、彼は妻に「誰にも言ってはならないこと」を話してしまう。
それを聞いた妻のお雪(ゆきおんな)は、約束を破ったみのきちに真実を告げ、子供たちの寝ている部屋へ行く。

さて、ここで何が起こったか?
を、其々ストーリーを作って演じてみる。

寝ている子どもたちの前に佇む
ゆきおんな
何が起こる?
子どもを見つめる
ゆきおんな
(写真は本人の了解を得ています)

母である思い。
共に暮らしてきた夫、みのきちへの思い。

其々が感じるままにドラマは進んでいく。
どれが正解、というものは無い。

ひとりひとりのストーリーを
大切に受け止めていく
ヨースケさん


後半は、
AさんとBさんの会話のシナリオが、あり、(読むと喧嘩の内容に感じる)その台詞を、二人組になり、立ち位置や、シチュエーションを変えて同じ台詞を交わしてみると、喧嘩の台詞だと思ったのが、恋人同士の❤️会話になったり、距離や背中を向けるだけで、心が全く通わなくなったり、
近づくと繋がったり、
言葉の奥にあるもの、について体験し、考えることのできる時間でした。

コミニュケーション。
いまの日本の学校教育現場では、コミニュケーションの有り方を教えていないというお話しから、
コミニュケーションのとり方、
立ち位置の在り方、こころの動き。身体。
さまざまな気付きと学びに満ち溢れていました。

ヨースケさん、ありがとうございました!

お話を聴くヨースケさん


私は、この内容、アプライド・ドラマの面白さ、素晴らしさを、多くの方に伝えたい!

学校の先生やカウンセラーさん、
心理職の方、
人と向かい合う仕事をされている方、子育て中の方、
フリースクール関係者さん、
アーティストの方々、
ご自身を掘り下げたい全ての方に。ご自身のキャパを広げたい方に。
楽しみたい方、お子さまも大人もどなたでも。!

ひとりひとりの声に耳を傾け、大きな視点をヨースケさんが持っているので、場が自然とそうなっていく。

目から鱗がバラバラ落ちていくー。

アプライド・ドラマはどんな風に感じてもいい。様々なドラマがひとつの物語から参加者の数だけ誕生していく。

今回もとても贅沢な時間でした。

以下は、参加者さんたちから頂いた感想です。
(皆さんの了解を得ての掲載です。)

■初めて参加しました。色々なシチュエーションで発言をすることで、え?こんなことが自分の口から飛び出してきた!!と言う驚きの連続でした。
コミニケーションの定義が、思っていたことと全然違っていたので、頭の中でアップデートしなきゃと思いました。
今日は本当にありがとうございました!!


■今日は楽しい会、そしていろいろ考えさせられる会でした。
「ゆきおんな」の、雪女さんの気持ちになってみたり…。
その気持ち、は、他の人とは違う気持ちになっていたり。
不思議な体験でした。
ありがとうございます。


■⚪︎成功=嬉しい。
失敗=楽しい
(最初のゲームで感じたこと)
⚪︎コミニケーションは「何を言うか」が大事だと考えていたけれど「パロール」=どのように言うのかが重要と言うのを感じることができました。(スキンシップが大事)
⚪︎「雪女」て、いろいろなストーリーパターンがあるのと、日本の「女性が身を引く」のと、西洋の「罰を強行する」の違いがあるのが参考になりました。
また、最後の「言う/言わない」のそれぞれの意見があって、話し合う事で、考えさせられました。


■今日はありがとうございました。いつの間にか雪女の世界に誘われました。物語を通して(演じながら)「信じる」「罪」「嘘」「誰かを愛する気持ち」「隠し通す」「告白する」…、、まるで疑似体験をしたかのように、皆さんのシェアも深くて、たくさんの気づきをいただきました。
コミニケーションの事なども、内容盛りだくさんで体験してわかったことがたくさんありました。
とてもぜいたくな時間でした。ありがとうございました。

■今回もありがとうございました。
「ゆきおんな」の母としての思い、伴侶と過ごした日々、それが一瞬にして、雪のように消えてなくなるときの切なさ。ゆきおんな自身も、家族も切ない。自分も切ないと感じつつ、様々な思いを、ストーリーの中で感じていました。
「一生言わないでおくことはありますか?」の問いで、墓場まで持っていこうという思いが時と共に自分の中で風化している事に気づきました。
コミニュケーションのやり取りのワークもとっても良かったです。ありがとうございました!


次回の日程決まりましたら、
またお知らせしますね!😃




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