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夏の寝具選びは「肌触り」よりも「汗吸い」

◎あなたが使いたいと思う寝具はどっちですか?


質問です。

[A]
家で簡単に洗えて
触ってヒンヤリするけど
【汗を吸わない寝具】

[B]
中には家で洗えない品もあって
触ってそんなにヒンヤリしないけど
【汗を吸う寝具】

[A][B]、あなたが使いたい寝具はどっちですか?


◎快適に気持ち良く眠りたいなら


もし、あなたが快適に気持ち良く眠りたいと思うなら

[B]【汗を吸う寝具】を使う事をオススメします!

理由はシンプル、『眠っている時に人は汗をかくから』です。

人は季節に関係なく眠ると汗をかくんです。きっと今の暑い季節の方が汗をかいて寝ている実感はありますよね。軽い運動した位の汗をかきながら人は眠るんです。

そんな汗を寝具が吸わなかったら、当然寝具が蒸れます。蒸れた状態の寝具で眠る事、つまり「湿度の高い環境で眠る事」は非常に不快な事です。当然ですが熟睡感も得られません

湿度の高い環境は起きている時でも不快に感じますよね。日本には「日中の蒸し暑さ」を表す指標で「不快指数」なんてモノが存在する位ですから。

なので、お使いの寝具が『汗を吸うかどうか』は、快適に眠る為に非常に重要なポイントなのです。

尚、湿度の高い日本の夏の場合は『汗を素早く発散出来るかどうか』も大切になりますよ。


◎寝具は肌触りだけで選ぶと失敗する


ここ最近は夏になると接触冷感寝具と呼ばれる「触ってヒンヤリする事」を強調した寝具が沢山出回ります。

商品のネーミングからも「なんちゃらクール」とか「アイスなんちゃら」とかヒンヤリ感が伝わってきます。

しかし、夏の睡眠を快適にしたいなら肌触りだけで寝具を選んではいけません

最初に書きましたが、『寝具には汗を吸う能力が求められるから』です。

その汗を吸う力は『素材』がポイントになるのですが、石油から化学合成される化学繊維よりも『自然素材』の方が汗を吸います。自然素材とは『綿』『麻』の事です。

自然素材の方が汗吸いが良いのは公定水分率という指標でも分かりますし、タオルで考えてもらうと分かりやすいです。


◎肌に近い寝具から素材を見直そう


夏の眠りの状態がこんな方々はお使いの寝具の素材を見直すと、眠りが改善する可能性がありますよ。

  • 夜中に何度も目が覚める

  • 起きると寝汗でベトベト

  • 寝相が悪くて布団からはみ出る

  • エアコンで寝室を冬みたいに冷やさないと眠れない

  • 起きても熟睡感が無い

見直す場合は体に近い寝具からお願いします。つまり『パジャマ』からです。パジャマって寝具って認識が無かったり、その大切さが軽視されがちなので、快適に眠りたいと思っているならパジャマの重要性を知っておきましょう。


◎寝室の温度と湿度の調整もお忘れなく


それから汗吸いの良い寝具を使っても、それを使う寝室の温度や湿度が適切じゃないと意味がありません

人は恒温動物なので、外気温に関係なく体温が36~37度で一定ですので、寝室の温度が高過ぎると眠れません。また寝室の湿度が高いと寝具が吸った汗が外気に放出されません。

夏の寝室の温度は26~28℃、湿度は50~60%を目安にエアコンや扇風機などの空調機器を活用しましょう。

もし、今まで夏になるとエアコンを使って寝室を冬みたいにガンガンに冷やさないと眠れなかった人は適切な寝具を使うと節電に繋がりますね。


◎まとめ


蒸し暑い日本の夏、快適に気持ち良く眠りたいなら、最も体に近いパジャマから寝具の素材を確認しましょう。

ポリエステル等の化学繊維が使われた寝具なら、綿や麻といった汗吸いの良い自然素材が使われている寝具に替えてみて下さい。


※6月に当店のWebサイトを全面リニューアル致しました!睡眠や寝具に関する情報満載です。是非ご覧下さい。(このリニューアルの準備が大変でnoteを書けていませんでした。今後はもう少し頻度を上げて書けると思います。)

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