未来の沖縄に必要なのは、「にちにいまし」な見方と行動だ!ー沖縄タイムスよ、未来のために問いを変えよ!

今日、沖縄が復帰50年を迎える。
復帰から50年が経過したとはいえ、
基地問題は復帰前の県民が望んだ通りには
至っていない。
そして今、ロシアのウクライナへの侵攻が
進むごとに、世界では緊張が強まっている。
かく言う私は、地球温暖化がこれ以上進行しない
ことを臨む観点から、軍事力を土台とする
安全保障より、外交力を土台とする安全保障を
支持することから、現状の軍事拡張の動きが
気になって仕方がない。
その点で、慰霊の日において、
首相をはじめ、知事がどのような発言をするか、
気になって仕方がない。

さて、この間の水曜日に、琉球放送で池上彰氏の
沖縄復帰50周年を記念した特番が放送された。
その際、池上氏の発言から改めて頭に焼き付けたのが、
沖縄振興計画において特徴の違いがあることだ。

1972年から2002年までの第1次計画から3次計画までは本土との格差縮小が特徴的であった反面、
2002年以降の第4次計画では、自立型経済の構築が
特徴的となっている。

ところが、先日沖縄タイムスが行った調査では、
所得面において本土との違いを感じるか、
意識調査がなされている。

たしかに、所得面で沖縄と本土とでは差があるのだが、
沖縄振興計画の特徴が変わった以上、
独自の視点でビジネスを構築できているか、
あるいはそのビジネスを構築するために、
あなたなりの努力をしているか、あるいは
他者に対し支援をしているか、という内容を
県民に対し問うてもよかったのではないのか、
というのが私の私見だ。

そして、自立型経済を構築するには、今あるものと差別化を図ることで顧客獲得につなげるために、独自の視点を磨かなければならない。とはいえ、何でもかんでも0から作るのではなく、今あるものに含まれている何かを取り除きアレンジする素養があればできないことではない。その素養はというと、一言で言えば、自己肯定感(効力感)と情報編集力、渇望感だ。その素養は、科学的にこうすれば必ず習得できるとは言えないが、1人ひとりに合う形でコツを掴むような形でおさえれば習得は不可能ではない。ある種、アーティストのようになるような感じだ。またそのアーティストが何を体現するか、といえば、何だか似ているけれどさらに良いを意味する、にちにいまし、という沖縄の方言だ。言い換えると、県民1人ひとりがアーティストになりきり、にちにいましできているか、ということが肝心なのである。

にちにいまし、に関しては琉球料理専門家の山本彩香先生の説明を参考にしました。山本先生、素敵な説明をありがとうございます。

だからこそ、改めて沖縄タイムスが県民に対し調査をする際には、アーティストとしてにちにいましできているか、問うていただきたい。

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