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田舎の公立小中出身者が難関大の大学院を修了するまで (その4)

こんにちは、スロープです。

引き続きこれまでの人生を紹介していきます。

まず、私と家族のプロフィールや、以前の内容を知りたい方はこちら

とうとう大学院編です。


院試編(院試を受けた背景)

院試は大変でした。
自分の大学から外部大学院を受ける人は少なく、受けるとしても隠れて受けることが一般的になっていて、誰が外部を受験をするかもわかっていない状況でした。

私の院試のモチベーションは、もっと他の優秀な人と交流がしたいというものだったので、研究分野とか正直どうでも良かったです。

学部時代の大学の先生に上記のような感じで相談したら、今の大学院を紹介されたので、そこでいいか〜って感じで受けました。

私が通っている大学院では院試はペーパーテストと面接とTOEICで総合得点が決定します。

英語も得意じゃないし、大学の勉強も得意じゃなく、バイトに明け暮れていたため、ここから巻き返すのはやや骨が折れました。

院試編(本番)

院試前に行ったことは、TOEICと過去問と指定の教科書です。

・TOEIC
TOEICは730点でした。
英語苦手だったんですけどTOEICは対策ゲーだったので、英語力がなくてもなんとかなりました。

・過去問
過去問は研究室訪問行った時に研究室の先輩にGoogleDriveで共有してもらいました。これが無いと確定で落ちてました。
院試は情報戦って言葉が身に沁みましたね。

・指定の教科書
指定の教科書はほとんど暗記しました。
高校の定期テストで培った暗記術がここで発揮されるとは思いませんでした。

・面接
ハキハキ元気に第一志望っていうのを最も強く伝えました。
アカデミアはかなり狭い世界なので、就活みたいなテンションで嘘ついたりすると後に地獄を見ます。本当にやめましょう。

大学院生活

大学院生活はとてもとても大変でした。
大学院修了までの1日の流れ、投稿した論文の数、発表をした数を示していきます。

・大学院修了までの1日の流れ
<1年次>
   8時:研究室着
〜12時:授業・研究
〜13時:ご飯
〜23時:授業・研究

はっきり言ってめちゃくちゃきつかったです。
1、2ヶ月なら耐えられるのですが、これが12ヶ月は鬱になります。
これに加えて就活や身の回りのことがあるのは心労が半端なかったです。
同じような生活をしている院生がいたら、早めに逃げてください。
運が悪かったら退学してたと思います。

<2年次>
    9時:研究室着
〜12時:研究
〜13時:ご飯
〜22時:研究

2年次もだいぶきつかったのですが、授業がない分思考が途切れずに楽に感じました。
鬱も薄れ、就活も終わり、人間を生きている感じになってきました。
また、先生の期待に応えるために辛抱し、工夫してきた経験から、就職して働くことがやや楽しみになりました。
明らかに生存バイアスになるのですが、研究の負荷を下げずに頑張ってきて良かったって感じです。

・投稿した論文の数
1st→9本
(内訳:査読なし→5本、査読→4本)
2nd→3本
(内訳:査読なし→3本)

・発表した数
6回

大学院1年生に伝えたいこと

・特になし
一般論として、バイトをやらずに勉強した方が良いとか、たくさん論文を書いた方が良いとか言いたいように言われてますが、成功したから言えてるだけです。

自分の選択に責任を取れるのは自分だけです。
自分が選択したものを全て正解にしていきましょう。




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