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SundayPark、珈琲とカレーの相性

さだまさしさんのアルバム
『私花集』(アンソロジー)の一曲に
「Sunday Park」がある。

♫「公園のベンチで僕は
過ぎた愛の哀しさを数える
ひとりそんな午後
子供はブランコの順番 争い
所詮 僕の愛も
それと同じ重みかしら
別れた人の横顔を
思い出せば いつも涙顔
SUNDAY PARK」♪
さだまさし「Sunday Park」

日曜の昼下りの公園。
まばゆい陽射しのなかで
恋の思い出を辿る内容。

その女性との経緯を想起する前に、
僕は、こののんびりしたサウンドが
大好きで、日曜のお昼前に聴けば
ゆったりとまったり、心落ち着く。

そして条件反射の如く
カレーライスと珈琲が
無性に食べたくなるのだ。

思えば、物心ついた頃から
日曜の昼はカレーライスだった。

我が家は金曜の夜は、石原裕次郎さんの
刑事ドラマ「太陽にほえろ」を観ながら
カレーを食べていた。
残りを冷蔵庫で寝かせて日曜に食す。

ところでこの曲はこんなふうに続く。

♫「年老いた人が 
菩提樹の葉陰で
居眠りしながら 涙ぐむ
足元に新聞紙
子供はブランコに飽きて
次の遊びに 駆け出したあとには
鳩が舞い立つ
晴れた午後には こんな密かな
哀しみ方があっても いいだろう
SUNDAY PARK
SUNDAY PARK
SUNDAY PARK」♪

日曜も、喜怒哀楽、悲喜こもごも。
でも日曜の午後、公園に射す陽は
何処か優しく、明日へのチカラをくれる。

そんな日のカレーには
珈琲が実に良く合う。

カレーのスパイスと
珈琲のかおりが溶け合い
全身をゆったり和ませてくれる。
この「日曜の至福」には
月曜への確かな何かがある。
そして、心の中にも公園はある。


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