NPO法人スモールファーマーズ

NPO法人スモールファーマーズの公式noteです。 自分の手の届く範囲で、一歩ずつ、ゆ…

NPO法人スモールファーマーズ

NPO法人スモールファーマーズの公式noteです。 自分の手の届く範囲で、一歩ずつ、ゆっくりと。 自分の"small"を大切に、農や衣食住をはじめとする暮らしや生き方について「学ぶ」「つながる」「支える」場をつくっています。

マガジン

  • 援農インフォ「小さな拠点集」

    スモールファーマーズが、サポートメンバーさんに向けて紹介している援農先をまとめた「小さな拠点集」です。

  • みんなの部活

    スモールファーマーズ・サポートメンバーでつくる、スモールでユニークな「部活動」をpickup!

  • スモールストーリー

    「農を通して自然に沿った生き方」を実践し、「物質的にも精神的にも バランスのとれた豊かな社会の創造に寄与する」ことを大切にする人たちの物語をお届けします!

最近の記事

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NPO法人Small Farmersです。

私たちスモールファーマーズの設立目的は、「農を通して自然の摂理に沿った生き方をする人(スモールファーマー)を増やし、物質的にも精神的にもバランスのとれた豊かな社会の創造に寄与すること」です。 「農」には本当に無限の可能性があります。小さな種から顔をだした芽が、ぐんぐんと生長し、たくさんの実をつけていく姿を見ていると大自然の豊かさに感謝せずにはいられません。 「より多く、より早く」と大量生産、大量消費を繰り返し、誰もが急スピードでの拡大を目指した結果、世の中は複雑になりすぎ

    • 小さな拠点・援農|ぽっかぽこファーム・京都府向日市

      農園紹介親子&体験特化の体験農園 親子&体験に特化した体験農園です。農薬、化学肥料は使わずに植物性堆肥を使った有機農法を基本としています。利用者は、野菜と花の栽培、竹の伐採、竹炭作り、焼き芋作り、マルシェでの販売体験など様々な経験が1年を通してできます。 ちなみに農園名は、心温まる「ぽっかぽか」という響きと音楽用語「ポコアポコ」に由来しています。 圃場・設備など農園の広さ 約1反(300坪)。 手を洗う水は、自宅から運んだ水タンクがあります。 トイレは近隣コンビニに

      • 【終了】2月10日(土)はスモールファーマーズデイ!@梅小路公園[入場無料]

        毎年開催しているスモールファーマーズデイ。今回は京都市の梅小路公園で開催!JR梅小路京都西駅から徒歩1分とアクセスの良い場所です。 約15の出店者が集まるスモールマルシェ、多様な形で農に関わる暮らしを実践している人の話が聞ける基調講演・スモールトークなど、過去最大規模のイベントです。 参加無料、基調講演のみ事前申込制での開催となります。 イベント概要Small Farmers Day ~「ちいさな農」に出会う一日~ ■ 日時:2024年2月10日(土)10時~16時

        • 有機栽培×スマート農業への挑戦。2023年・北船路プロジェクトレポート②

          データを活かした2年目の米づくり水稲の慣行栽培と有機栽培を同時並行で比較検証していく北船路プロジェクト。9月17日はその稲刈りの日。 5月に訪ねたときには小さく青々としていた苗たちが、すっかり大きくなり黄金色に実った姿に思わず息をのみます。 昨年の有機栽培では雑草の多さに随分と悩まされたと言いますが、さて今年は…と尋ねると「去年に比べてかなり作業削減に成功して、最初のチェーン除草と、機械除草の1回ずつで済みました」とのこと。田んぼを見まわしてみると確かに稗などの雑草はほぼ見

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        NPO法人Small Farmersです。

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        • 援農インフォ「小さな拠点集」
          12本
        • みんなの部活
          10本
        • スモールストーリー
          8本

        記事

          小さな拠点・援農|SFC1期生松尾さんのオリーブ栽培@宮津・京都府宮津市(由良・日置・府中)

          農園紹介オリーブ農園について 2014年から宮津市の耕作放棄地、高齢化対策として、オリーブ栽培を開始。イタリアとの文化事業として宮津市の肝入りでイタリア人の栽培指導をうけイタリア苗で定植を開始。年々定植し、現在4500本まで増え、当初植えたものから実をつけはじめている。 毎年10、11月に収穫、搾油、オリーブオイル以外にもオリーブ葉お茶、せんべい、パン、グミなどの加工製品を販売している。 栽培地域は、宮津市内の由良、日置、府中地区と分散しており、宮津オリーブ栽培者の会(

          小さな拠点・援農|SFC1期生松尾さんのオリーブ栽培@宮津・京都府宮津市(由良・日置・府中)

          2023夏・スモールファーマーズデイレポート!

          この夏も「小さな農」が勢ぞろい!朝から酷暑となった7月29日。その暑さを吹き飛ばすかのように集まったメンバーによって、会場の設営が始まりました。受付も設置され、この日を楽しみに集った人たちで徐々に会場に熱気がこもり始めます。 タネと生きる豊かな世界毎回注目の基調講演、今回のゲストは三重県松阪市嬉野で、200種類にもなる在来種の野菜や穀物・雑穀の栽培と自家採種(タネ採り)を続けておられる農家、池添友一さん。種取りユーチューバーとしても活躍されています。 コミュニティ・シード

          2023夏・スモールファーマーズデイレポート!

          フードバンク京都|誰かの役に立ちたい。その思いが生み出す、ひとり一人のストーリー

          その関わりが、嬉しい寄付で集まった食品を、地域の福祉施設や子ども食堂・ホームレス支援団体・個人宅などへ届けるフードバンク。行政と連携し、今すぐ食糧支援が必要な人への緊急対応も担っています。 「コロナ渦に入ってから、この緊急支援がグッと増えたと感じます」と話すのはスタッフの山村さん。「活動を始めた当初は月に1件程度だったそうですが、最近は一日に4件っていうこともあります」 緊急支援の要請が来ると、山村さんたちはすぐに事務所へ。必要な食糧をセットし、配送スタッフが支援を待つ人の

          フードバンク京都|誰かの役に立ちたい。その思いが生み出す、ひとり一人のストーリー

          小さな拠点・援農|フードバンク京都・京都府京都市

          農園紹介NPO法人フードバンク京都では、2016年から京都市西京区の大原野で畑を借り、ボランティアスタッフで野菜を育てています。 元は田んぼだった場所を開墾し、スモールファーマーズカレッジ・野木先生指導の元、ボランティアスタッフで農薬・化学肥料に頼らない野菜作りを行ってきました。 現在は年間約30種類の野菜を栽培し、子ども食堂や母子家庭施設・児童養護施設や食にお困りの方々にお届けしています。多くのフードバンクでは常温保存が可能なインスタント食品やドライ食品、缶詰などが主な支

          小さな拠点・援農|フードバンク京都・京都府京都市

          【終了】7月29日(土)はスモールファーマーズデイ!@文化パルク城陽

          半年に一度の一大イベントSmall Farmers Day(SFD)が7/29(土)に文化パルク城陽(京都府城陽市)にて開催されます。 午前中は、三重県松阪市で自家採種を続けている池添友一さんの基調講演。 午後の目玉はSFサポートメンメンバーの部活による企画ブース。加工部・お米部・土部・marché部・農業体験研究部・養蜂部、そして幹事のSFC16期生による卒業生事例&相談会などなどたくさんのブースが並びます。 ランチタイムは、ぷちぽんとファーム&カフェ提供の自家製お野

          【終了】7月29日(土)はスモールファーマーズデイ!@文化パルク城陽

          有機栽培×スマート農業への挑戦。2023年・北船路プロジェクトレポート①

          滋賀県大津市・北船路集落の棚田で、2022年から始まった『スモールファーマーズ・北船路プロジェクト』。 3年かけて実践し、経験と結果を積み重ねていくというこの企画。 『有機栽培×スマート農業』で、新しい環境保全型の水稲栽培と野菜栽培に取組み、更に地元農家や道の駅の協力体制のもと、農業の新たな魅力を創出して発信する試みです。 担い手の減少や高齢化によって、労働力不足が深刻な農業分野。その生産現場の課題を先端技術で解決すると注目のスマート農業。そんなスマート農業と有機栽培のコラ

          有機栽培×スマート農業への挑戦。2023年・北船路プロジェクトレポート①

          食と農と環境の未来を、土と肥料と微生物の専門家から学ぶ vol.3

          2023年・スモールファーマーズ春季集中講座 |第3回: 自然栽培の研究者から無施肥や無農薬の可能性について学び、考える。 杉山修一(すぎやま しゅういち)先生 弘前大学名誉教授。専門は植物生態学。著書は『すごい畑のすごい土』(幻冬舎新書)、『ここまでわかった自然栽培』(農山漁村文化協会)。無肥料・無農薬栽培の研究における第一人者。 自然栽培ってどんな栽培?「自然栽培を成功させるためには、無肥料・無農薬栽培の“科学的な仕組み”を理解することが必要です」と話されるのは、木村

          食と農と環境の未来を、土と肥料と微生物の専門家から学ぶ vol.3

          農からはじまる野菜の調理科学研究室・第2回『Small Kitchen お米編』

          静かに佇む鍋を前に、お米の品種と構造・栄養素を知る。日本では、国に品種登録されているお米の数は939品種 。このうち実際に作付され、収穫し利用されているものは440品種 。 主食用として出荷されているものが284品種なのだそうです。講座が始まってすぐに聞いたこの数にまずビックリ。さすが瑞穂の国と感心することひとしきりです。 そして、この数あるお米の中でも、やはり作付け割合の上位を行くのはコシヒカリ一族。講師の中尾さんから、コシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリ…と誰もがその名を

          農からはじまる野菜の調理科学研究室・第2回『Small Kitchen お米編』

          食と農と環境の未来を、土と肥料と微生物の専門家から学ぶ vol.2

          2023年・スモールファーマーズ春季集中講座 |第2回: 化学肥料の専門家から有機農業はどうあるべきかについて学び、考える。 間藤 徹(まとう とおる)先生 京都大学名誉教授、元日本土壌肥料学会会長、近畿土壌医の会会長。専門は植物の栄養に関する研究。 京都市内の農業者の土壌診断や指導など現場における土づくりにも造詣が深い。 肥料の意味を考える「農業の基礎である土壌について、自然にできる土を観察することで学び、考える」春季集中講座の第2回目。 「化学肥料の権化です」と、茶目

          食と農と環境の未来を、土と肥料と微生物の専門家から学ぶ vol.2

          食と農と環境の未来を、土と肥料と微生物の専門家から学ぶ ―2023年・スモールファーマーズ春季集中講座 vol.1

          第1回: 農業の基礎である土壌について、自然にできる土を観察することで学び、考える。 真常仁志(しんじょうひとし)先生 京都大学大学院 地球環境学堂 准教授。専門は土壌学。森林から田畑、砂漠まで世界中の土壌を研究対象としている。マラウイやシリア等乾燥地での持続可能な農業の実践も行う。 目の当たりにする土の世界。土壌断面との出会い。「農業の基礎である土壌について、自然にできる土を観察することで学び、考える」春季集中講座の第1回目。 京都大学大学院 地球環境学堂の准教授であ

          食と農と環境の未来を、土と肥料と微生物の専門家から学ぶ ―2023年・スモールファーマーズ春季集中講座 vol.1

          スモールファーマーズデイ「ちいさな農に出会ったある一日」の日記。

          熱い一日のはじまり「おはようございます!」「よろしくお願いします!」元気な挨拶が交わされ、SFDの会場・梅小路ポテル京都に続々とスモールファーマーたちが集結。 スモールファーマーズカレッジからは15期生たちが幹事として、またサポートメンバーからは各部活の部長や部員、事務局スタッフなどなど…たくさんの人が行き来しては次々と荷物が運び込まれ、今日の特別な一日のための会場づくりが始まりました。 出会おう、話そう「スモールマルシェ」マルシェブースには、サポートメンバーの「マルシェ

          スモールファーマーズデイ「ちいさな農に出会ったある一日」の日記。

          小さな拠点・援農|城陽キッズファーム・京都府城陽市

          農園紹介城陽キッズファームは、毎週月曜・水曜・木曜の9:00~11:00に農作業体験として農園を解放。野菜をつくって分け合ったり、子ども食堂に寄付したりしています。 また、毎月1回開催するイベントには、就労支援事業所(企業等への就労を希望する障害のある方が、就労に必要な知識・能力の向上の訓練を行うところ)の方々も参加していて、「焚火で飯ごう!」など、わたしたちとのコラボ企画も行ってます。 区画貸しの体験農園では月に2回~3回程度、講習を開催しています。 マルシェでは「子ど

          小さな拠点・援農|城陽キッズファーム・京都府城陽市