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抗がん剤の副作用で眠れないので、病院に電話をする ~とあるOLの乳がん日記【94】

94.

2回目の抗がん剤は、もうなんとなく勝手がわかっているから、またコンビニでお昼を買ってから向かった。
今度はベッドじゃなくて、リクライニングにしたので、ご飯が食べやすかった。

点滴も、また手先を温めてくれたり、色々してからやってもらったので、すぐにうまくいった。
点滴をしている間も、看護師さんが抗がん剤の副作用のことを色々聞いてくれて、同じような副作用が出た場合の対処法とか、つらいときは遠慮なく電話して大丈夫だと言ってくれた。
この病院には、ホットラインがあって、24時間いつ電話をしても、当直の先生が対応してくれるということなので、すごいと思った。

抗がん剤が終わって、会計を済ませて薬局に向かうと、今度は口内炎の薬も加わったので、薬剤師さんから丁寧に使い方を教えてもらった。
これで、口の中の口内炎が治るといいなと思って、それをもらって外に出たら、なんだかんだでもう夕方近くになっていた。

今回は、気持ち悪くなる前に家でスタンバイしていようと思っていたので、まっすぐ家に帰った。
いつでも来いと思いながら家でダラダラしていたけれど、1回目のときみたいに、吐き気はそこまで酷くなくて、結局吐かなくて済んだ。
昨日神様にお祈りしたおかげかなと思った。

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そんなわけで、前回のときみたいに、在宅で仕事をしたり、家でじっとしながら、2回目の抗がん剤の副作用をやりすごすことにした。
その週末に、友達から今度は可愛い帽子が送られてきて、洗い替え用に使おうと思った。

抗がん剤も2回目だし、身体がどんどん慣れていって、副作用も楽になったりするのかなと思っていたら、しばらくすると1回目のときみたいに、また身体が落ち着かなくなった。

胸の奥がずっとふるふるしていて、動悸みたいなのがあって、じっとしていられないので、全身をゆすったり貧乏ゆすりをしてなんとか気を紛らわした。
耐えようとすると、奥歯がカチカチするので、やっぱり身体を揺らして震えを外に逃がすみたいにした。

そんな状態なので、眠れるはずもなくて、仕方ないので夜中の12時すぎくらいに、看護師さんに教えてもらった病院のホットラインに電話してみることにした。
こんな時間に電話をかけて、本当に繋がるのかなと思っていたら、本当に人が出て、当直の先生と代わってくれた。

じっとしていられなくて、辛いことを言うと、電話口で動悸はどんな感じですか?と聞かれたので、胸に手を当てて音を感じながら口で説明した。

そうしたら、それは動悸じゃないですねと言われて、そうなの??となって、色々対応策を聞いたけれど、どれも大して効果はなかったので、とにかく耐えて、夜を過ごした。

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