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『読書日記』

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読書に関して考えたことや、作家さんや本のことなどを書いています。
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#ミステリー

自分らしい読書の記事について(投稿500記事の節目に…)

be one's self   自分の投稿も500記事を数えました。  "note" を書く中で、500記事はひ…

Small World
2年前
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スペインのミステリー(ハビエル・セルカスの「テラ・アルタの憎悪」)

 自分のささやか読書趣向のひとつに、「読書を通じていろんな国を訪れる」というものがありま…

Small World
3週間前
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今年読んだ「新作ミステリー」(読書回顧2023)

いつもながら、一年が経つのは早いです。  大好きなミステリー小説の年間ブックランキン…

Small World
5か月前
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ミステリと呼ぶ流れ(トム・ミードの「死と奇術師」)

 駄洒落なタイトルにしてすみません。  公開中の映画「ミステリと言う勿れ」に関する ”note…

Small World
7か月前
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Qの9

 「Qの9」というふざけたタイトルですみません..  何のことはありません。  "特捜部Q" と…

Small World
8か月前
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今年読んだ「新作ミステリー」(読書回顧2022)

 1年が経つのは早いですね~。  私の読書のメインであるミステリーも、年末の各種ブックラ…

Small World
1年前
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知らない作家との出会い(ジェローム・ルブリの『魔王の島』)

Les refuges  皆さんも同じだと思いますが、まったく知らない作家さんの小説を読む時は、いつもワクワク半分、不安半分だったりします。  それが海外作家さんの場合は尚更なんですよね。  ただ、邦訳されてるということは、好き嫌いはあったとしても、一定の水準はクリアされてるってことでもあるんですよね。  近年、そういう知らない海外作家さんの作品を読むのが楽しみのひとつなのですが、今回手に取ったのはフランスの新鋭ミステリー作家:ジェローム・ルブリの『魔王の島』という本で

夏の日に読むアイスランドの警察小説(エーレンデュル捜査官シリーズ)

Arnaldur Indriðason  遠くアイスランドの作家が描く、アイスランドの警察を舞台にしたシ…

Small World
1年前
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嬉しいニュース!と勉強になったこと

 瀕死状態だった我が家のネット環境が復活して、久しぶりの "note" ライフを楽しんでいた私に…

Small World
1年前
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いつもと違う疲れ方をした小説(ディーヴァーの「オクトーバーリスト」)

October List  ちょっと疲れました…  いや、面白かったんですけどね...  面白かったし…

Small World
2年前
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明智小五郎を読むためのノート

 50代を越えてから、少しずつ江戸川乱歩を読み進めています。  自分は、ミステリーの名…

Small World
2年前
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有栖川有栖のロジカルゲーム②【学生アリス編】

Alice-gawa Alice Ⅱ  有栖川有栖先生のミステリーについて”note”しています。  前回は…

Small World
3年前
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有栖川有栖のロジカルゲーム【作家アリス編】

Alice-gawa Alice  大好きなミステリー小説について  以前の記事で、現代の新しい日本の三…

Small World
3年前
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ザ・ストーリーテラー(宮部みゆきが語る現代ミステリー)

The Storyteller "Miyabe Miyuki"  ストーリーテラーという呼び名が相応しい国内作家さんといえば、私が真っ先に思い浮かべるのは ”宮部みゆき” さんなのです。  宮部みゆきさんは、多分、現時点で80作品(上下巻は1冊でカウント)ぐらいあって、さらに物語のジャンルもなかなかな多彩なのです。  宮部さんの作品は、大きく現代物と時代物、ファンタジー物に分けられるのですが、その中に、ミステリー、サスペンス、ホラー、超能力、人情ものなどの要素が絡んだ