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トラウマ本を乗り越えた話(横溝正史作品の・・・が怖い)

 get over


 読書は好きなのですが、昔から苦手としていたのがホラー分野です。

 今でも好んでは読みませんが、スティーブン・キングなんかを読み始めてからは、まあ、ある程度、耐えられるようになってはきました。が、それでも和製ホラーは苦手にしています。

 ・・・・なんか、日本のホラーって、洋物と違って、独特の怖さがありますよね。

 映画の方でも、「リング」とか「呪怨」とかは、まったく観る気にはならなかったりするのです。


 そんな自分が、ホラーじゃないのに読めてない作家さんが、横溝正史先生です。


 横溝先生はホラーでなくミステリーの大作家先生なのですが、なぜ、読めなかったのか、、、
 映画やドラマで観ることは大丈夫なのに、文庫は手に取らなかったんです。


 その理由は、単純に、角川書店版の表紙カバーが怖かったから・・・・・なのです。


 あまり貼りたくないのですが、紹介してみるとこんな感じ........


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 ね、けっこう怖くないですか?

 夜、枕元には置きたくないですよね、ね、私はそうです!


 現在は、主要作が新装されていて、一安心なのです。(が、図書館に所蔵されているのは旧角川版だったりします。)



 これまで、海外の名作ミステリーを、かなりの数、読んできてるので、そろそろ日本の名作を読もうと思えば、横溝先生は避けて通れないんですよね。


 で、意を決して、「獄門島」を図書館から借りて読みました!

 獄門島――流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友に遺言を託されたためであった。『三人の妹たちが殺される……おれの代わりに獄門島へ行ってくれ……』
 瀬戸内海に浮かぶ小島を訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。だが、その後、遺言通り悪夢のような連続殺人事件が! 

 

 正直に言うと、読んでしまえば........そんなに怖くはなかったです!

 それどころか、70年も前の作品なのに読みやすくて、とても面白かったのです。(さすが、名作!って感じでした。)

 

 若干、まだ表紙画は怖いのですが、もう少し有名作品を読んでいきたいと思いました。


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 実は表紙画が怖いのは、子どもの頃に観た映画やTVドラマのせいだと思うんです。
 子どもにとっては、すごく怖いんですが、なんか観てないと、学校の話題についていけないので、頑張って観てたんですよね。

 多分、その時の記憶が影響したんだと思います。