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アルバイトからPMMになった方に話を聞いてみた


回った「たらい」をキャッチ!できるのがSmart相談室

Smart相談室CEOの藤田です。お陰様で何百社のクライアントさま、何万人の利用者さま、何百人のカウンセラーの皆さま、22名の社員、と言うところまでやって来たSmart相談室です。ありがとうございます!
ここに来て、「たらい」が回り始めました!拍手!拍手!
*「たらい」についての考察は下記をご参照ください

拍手というのは、言い過ぎかも知れませんが、個人的には、この事象は組織が大きくなるについて、「新しい仕事が増える」という事象と組織管理のために「決裁権限や担当領域(目標設定範囲)が明確になる」という事象から発生すると考えています。その結果、「たらい」が回るのは組織成長のサインと認識しています。また、「たらい」は組織が大きくなっていくにつれて、手を替え品を替え回されていきます。都度、誰かがキャッチしながら組織は成長していきます。線路は続くよどこまでも。
*この件は、下記書籍の中で、例外処理と役割分担の文脈で書かれているのでよろしければどうぞ

「たらい」については、解決思考的にいうと、担当者を決めて、その人にやってもらって、評価すれば良い、という教科書的な話なのですが、スタートアップの現場で成長スピードに合わせてちゃんと実行するのは難しいのが本音です・・・
では、実態はどんな感じなのかと言うと、色々やってくれるメンバーに仕事が集まり、そのうち、やってくれたりくれなかったりする感じになりますよね・・・
この現象を「スタートアップでは色々経験できる」と言ってくださる方もいますね・・・
私としては色々やってくれるのは非常にありがたいのですが、健康的選択(Smart相談室のVALUE)をするためにも、個人の良心や感情に甘えず、ちゃんと役割分担をして、そのお仕事をお願いする形にしたいです。
*Smart相談室のVALUEは下記をご参照ください

Smart相談室のVALUE

このように考えると「色々経験する機会がある」ことと「ちゃんと仕事として認められる」ことの両方が、

・組織の意思決定として実行される
・個人のキャリアとして選択できる

藤田記載

環境であれば、「個人の成長」と「組織の成長」を一致させられる(Smart相談室のミッション)のではないかな?と考えています。
*Smart相談室のミッションは下記をご参照ください

Smart相談室のミッション

では、誰が「たらい」をキャッチするのか?

弊社で「たらい」をキャッチするのは石田さん(@_takayuki_i)です。この度、石田さんがPMMという「たらい」をキャッチするポジションに就任されました!
今回は、その石田さんに話を聞いてみました!

石田さん

どうやってアルバイトからPMMになったの?

(藤田)PMMになった経緯を教えてもらえますか?

(石田さん)もともとアルバイトでお手伝いをさせてもらっていて、仕事の走り出しは競合調査から始まりました。当時は、藤田さんとイレイさん、そして・・・私・・・の3人でした。

その後、営業先の選定、営業架電、営業資料作成などのいわゆるISの作業をしました。やっていく中で気が付いたのが、商談をする人がいないということでして・・・、私も多少商談をしていたので、「出来るかも?」と思い、商談もするようになりました。ISをしてFSもする、ということです。

その後、更にリードが必要なフェーズになった為、リード獲得の施策もやる様になりました。LP作成やウェビナーの企画、リアルイベントの準備などもしましたね。あ、いわゆるマーケの仕事をしてたんですね、私。そうかそうか、自分でも再発見。

Smart相談室のマーケティング活動は、藤田さん、イレイさんの戦略をもとに、SmartHR社と連動して、工数も借りて行っています。「νマ(ニューマ、と発音)」と言う組織がSmartHR社のマーケティング部門の中にあって、その方々と一緒にやっています。この「νマ」の方々がスペシャリスト揃いで、とても助かっています。私としてはスペシャリストの面々に、必死に喰らい付いている感じです。

その後、組織も大きくなりTHE MODELの考えのもとMrk/IS/FS/CSと各部門に在籍する人数も多くなってきたタイミングで、いわゆる「たらい」が周りはじめた為、PMMとして任命していただきました。

*石田さんについては、入社エントリーが公開されていますので、ご興味があれば、下記noteをご参照ください

なぜPMMになれたの?

(藤田)で、PMMになったんですね。キャリア的にも、読まれている方にとっては文書的にも凄い飛躍ですね!もう少し、なだらかに教えてもらえますか?

(石田さん)端的に言うと、イレイさんから「PMM出来る?」って言われたので「出来ますよ!」と言ったら、PMMになっていました!

(藤田)そうですか・・・、何でPMMになったんですか?何で「PMM出来る?」って言われたんですか?

(石田さん)えぇ・・・、あはは・・・、いくつか理由があると思います。

【理由:1つ目】既にやっていて、改めてPMMって名前をつけてもらった

そもそも部署を横断して何でもやっていて、その活動が組織にも必要だと思っていて、自分もそのポジションでバリューを出せると思っていたので、「PMM出来る?」って言われたんだと思います。

例えばの作業で言うと、
・マーケが活動したリードのナーチャリングを誰がやるのか?誰がどう温まり具合を確認するのか?マーケがデジタルに確認するのか?先にISが電話するのか?
・クライアント様の導入事例って誰がやるの?
などですね。

*本当はもっと例が出て来てたんですが、企業秘密なものが多かったので割愛します

【理由:2つ目】文化としてPMMの活動が根付いていて、その作業が引き継がれた

そもそも藤田さんもイレイさんも同じような動きをやっていて、その業務を引き継いだ。イレイさんが引き継ぎたくて「PMM出来る?」って言われたんだと思います。僕は初期のSmart相談室を見ていますが、みんな何でもやってたんですよ。藤田さんもイレイさんも、何ならエンジニアの亘さんも商談に出たりヒアリングしたりしてたわけなんで・・・。

PMMになったって言いますけど、文化として、新規事業開発を円滑に回すために、どんどんこぼれ球を拾って型にしていくマインドがあったんですよね。

藤田さんは早々に、営業活動の一切をイレイさんに委譲してて、更にこのタイミングでイレイさんから僕に大部分の領域が引き継がれたと言う流れです。イレイさんとは今までも「必要な事が出てきたらなんとかする」と言う作業を一緒にやってきているんで、何か新しいことを引き継がれた訳ではなく、明確に権限が委譲されたって感じですね。

【理由:3つ目】機能別組織が出来上がってきて「たらい」が回しやすくなった

組織が大きくなってきて、コーポレート、Mrk、IS、FS、CS、開発っていうふうに機能別組織ができて、「たらい」が回しやすくなったのも理由として挙げられるかもです。

これまでは何でも自分のことだったのが、機能別組織になって責任領域が明確になり、例外が明確になり、例外処理が回るようになって優先順位も明確につくようになってきました。念のためですが、良いことだと思います。Smart相談室のマネージャー陣が読書会で読んでいた、「組織デザイン」に書かれている組織開発を愚直に実行しているのがわかります。

*「組織デザイン」については上のパートをご参照ください

元に戻します。組織が出来上がるにつれて、「たらい」も回しやすくなり、3回まわった「たらい」の中でも緊急度も重要度も高いものが出はじめた。
これは、3回まわった「たらい」を専門的に担当する人が必要だ、石田さんにお願いしよう!と言う流れで、「PMM出来る?」って言われたんだと思います。

個人的な感覚ですが、これまでは、「たらい」が回っている感覚もなくて、目の前にある仕事をどんどんこなしていた。それが、回ってきた「たらい」なのか否か自分の中では、重要か否かなんて考えていませんでした。

「個人の成長」と「組織の成長」が一致した結果が1人目PMM

(藤田)PMMになって、何か変わったことはありますか?

(石田さん)特に変わったことはないんですよね。少しやることが変わった、くらいの感覚で自分の中では特に違和感はありません。

強いて言えば、これまで以上に「それやります!」「それ出来ますよ!」と言いやすくなりました!「石田さんに『たらい』を回していいよ!」って会社として言ってる訳ですから。

よく他の企業様で「PMMとは?」的なウェビナーとかあるじゃないですか?で、企業様によってPMMの立ち位置や意味合いが違ったりしますよね。弊社で言うと、これまでイレイさんや僕がやってきたことがPMMなんですよね。なので、これまでの流れを知らないとSmart相談室のPMMは難しいかも知れないです。でもこれまでの流れを知れば、作業自体は難しくないです。どんどん手を上げて、「スピード」、「失敗の歓迎」を体現出来る様に業務を遂行出きれば問題ないと思います。

*「スピード」、「失敗の歓迎」はSmart相談室のVALUEです

「アルバイトで入って色々なことを経験して今回PMMになった」これが弊社のPMMのキャリアパスの一例なんでしょうね。実作業の中から議事録を見て、自ら手を上げて、どんどん色々なことにチャレンジする、結果、PMMになってる。

それと2023年7月から人材マネジメントも導入されて、メンバーそれぞれのキャリアパスを考えて、そのキャリアパスと組織の方向性がどう紐づくのかと言うことを考えています。社員全員がそれぞれのキャリアパスを考えて、上長と擦り合わせを行います。弊社の社員も無料でプロダクト「Smart相談室」を活用できますから、実際にプロダクト内でキャリアカウンセリングを受けるメンバーもいるようです。

弊社の人材マネジメントは、1ヶ月毎に目標の擦り合わせと仮評価をもらってます。PMMは特に、やることの優先順位もやること自体もサービスの状況によって大きく変更しますから、一般的な6ヶ月単位のフィードバックでは齟齬が生まれそうですが、弊社の人材マネジメントシステムは、今の組織の状況にうまく適合した運用になっているんだと思います。

こんな仕組みや文化があるので、Smart相談室は、セールスや特定の職種で入社した後でも様々な職種への挑戦が可能です。自分でキャリアパスを作るって言うのがSmart相談室っぽいですよね。

まさしく「個人の成長」と「組織の成長」が一致したキャリアを設定することの重要性を実感してます。

*「個人の成長」と「組織の成長」の一致、はSmart相談室のミッションです

藤田さん、これでしょ、僕やりますよ!やりましょうよ!

(藤田)PMMになったということもあり、これからやりたいことはありますか?

(石田さん)今後やりたいことがたくさんあります!やらなきゃいけないことも目の前に山積です!各タスクを全力でこなすことを目指しています。

もう一つ、思うことがあって、弊社のPMMって何でもやっていいので、事業全体を俯瞰して見られるんですね。その結果、その時々でドライブを掛けなきゃいけない部分、タイミングがわかるんですよ。直近も、ここだろうなぁ、と思う部分があって、そう思っていると藤田さん、イレイさんからその件について方向性の共有があったりするんですね。

そのドライブを掛ける部分、タイミングで、自分がその作業を主導出来るようになりたいですね。この部分は、これまでそこまで注意してやって来ていないので、今後は、特に注意して作業を進めたいです。

藤田さんが「やりたい」と言う前に「藤田さん、これでしょ、僕やりますよ!やりましょうよ!」って言えるようになりたいです!

*ここで具体的な事例をたくさん話してもらったんですが企業秘密です

事業が伸びると共に人員も募集していますので、様々なキャリア思考をお持ちの方は、まずは一度Smart相談室のオープンポジションで話を聞いてもらえると嬉しいです!