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【カウンセラーの想い】すべての人が「自分を生きていく」ためのカウンセリングを目指して|小林 亜結子さん

小林 亜結子(こばやし あゆこ)
国家資格キャリアコンサルタント、GCDF-Japanキャリアカウンセラー、ECO Therapist(エコセラピスト)

自己紹介

 初めまして、小林亜結子です。Smart相談室にてキャリアカウンセラーとして在籍しております。登録カウンセラーとなった当時は日本にいましたが、現在は西オーストラリア州のパースという都市で生活をしております。

 Smart相談室はオンラインで行うカウンセリングサービスのため、インターネット環境があれば日本以外でもカウンセリングが出来ること、日本との時差も1時間だけのため、カウンセリング業務にあまり影響がない環境で行えることはとても助かっています。

現在は、日中はカフェで働いており夕方以降にカウンセリングの仕事をするという日々を送っています。

海外生活での学び、そしてカウンセリングの仕事との出会い

 日本の大学で臨床心理学を学び、学部を卒業と同時にワーキングホリデー制度を使用しパースに渡ったため、日本での社会人経験を得ずに生活をしていました。

当時、私が話せた英語としては自分の名前を言えるというだけで、英語が全く話せなかったのですが、時給の良さだけで選んだ鶏肉工場の仕事を通じて実践的な会話としての英語、国際文化をたくさん学びました。

当時から長い年月が経っておりますが、未だに当時の仲間達と国籍を気にせず気軽に話せるというのは私にとって一生の宝となっています。

 鶏肉工場以外の仕事としては、現地の日本食料理店やカフェで働ていました。お金のない私にとってお店の賄いや食料をいただけることがとても有難かったです。

経験を積んでいくうちに、ホールのスーパーバイザーとして従業員の教育指導をしたり、求職者や従業員と面談をしたり、シフトを作ったり、と責任のある仕事を任されるようになり、その上でどうやったら言語や文化の違う相手と円滑にコミュニケーションを取っていけるかを考えるようになりました。

 よく日本人から見て外国の人は自分の主張が強い、相手が誰であれ堂々と意見を言うということ聞きますが、それは決して相手のことを考えていない、自己中心的ということではないこと、お互いの考えを共有して議論を発展させていくことに重きを置いているためであるということを経験を通じて学びました。

日本では当たり前の共通意識や認識が海外では少数派となってしまうことへのカルチャーショックを何度も何度も経験し、その度に自分自身の存在価値を再構築していくというプロセスが毎日起こっていましたが、そのお陰で大抵のことでは動じなくなりました。

 その後5年ほど日本で生活をすることになり、その間は民間のメンタルヘルスの会社にて、総合受付事務の仕事をしていました。

臨床心理士の仕事に興味があり、臨床心理士としてカウンセリングの仕事に従事している先生方と接することができる仕事として選び、私自身心理の資格は持っておりませんでしたが、ケースカンファレンスや勉強会に出席させていただき、現場で起きていることを通じで学べる機会を得ることができました。

「自分を生きていく」その旅路の道案内役になる

 そもそも、学部を卒業と当時になぜパースに行ったのかということもそうですが、実は中学生の頃からイルカと一緒に泳いだりイルカに触れ合うことによって得られる生活の質の向上効果を目的とした心理療法である、ドルフィンセラピーの仕事をしたいと思っていたのが全ての始まりです。

大学4年生の時に、沖縄でドルフィンセラピーを行っている施設があることを知り、1か月の間インターンとしてその施設で働くことができました。そこでの経験を元に、もっとドルフィンセラピーを勉強したいという想いが強くなる一方で、当時日本で本格的にドルフィンセラピーを学べるところがありませんでした。

インターネットで調べ、オーストラリアのパースというところでドルフィンセラピーをやっている方がいるのを知り、しかも日本人ということで英語が話せなくても問題がなかったので、その方にコンタクトを取りパースに渡ったのです。

ドルフィンセラピーを学んでいくういちに、ドルフィンセラピーの費用対効果が見合わない現実を知り、ドルフィンセラピーとして仕事していくことは諦めましたが、心理セラピストとして、ドルフィンセラピーの他にも学べるメソッドを構築させていたその方に継続的に師事していくことに決め、そこで夢分析、人間関係改善セラピー、イメージセラピー等を学び、非常に長い年月をかけ資格を取得しました。

 私の心理セラピーの師匠として尊敬しているその方に、なぜオーストラリアで仕事をなさっているのかということを伺った中でおっしゃっていた言葉が印象的で、その言葉とは、「北半球で受けた傷は南半球で癒されるものよ。」というものです。

南半球に行くことが出来ない人は癒されないの!?と思われてしまうかもしれませんが、日本でも北海道と沖縄では生活環境が大きく違いますし、その時々で自分に合った、自分が必要としてる場所があるのです。

南半球の、のんびりとした大らかな空気が、忙しく時間が流れる日本では感じることが難しい何か大切なものを教えてくれるような気がします。

 キャリアカウンセラーという仕事に関しては、日本でメンタルヘルス会社にて働いていた時に知りました。臨床心理士という仕事を知っていくうちに、自分の方向性としては何か別のアプローチができるのでないかと思い、国家資格キャリアコンサルタントの資格取得を目指しました。

臨床心理士ではない形で、人々の人生やキャリアについての問題を解決するお手伝いができるのであれば素敵だなと思い、キャリアカウンセラーという仕事に携わろうと思いました。

 私のカウンセラーとしてのモットーは、自身の社会的な役割、家族的な役割、すべての人間関係において無意識に引き受けてしまっている役割から一旦解放され、「自分を生きていく」ための旅路の道案内役になるということです。

経験、個性から生まれるカウンセリングで相談者さまの力になる

 国家資格キャリアコンサルタントの資格を取得したものの、私が従事したいと思っているカウンセリングメインの仕事を見つけることは困難でした。

そんな中、WantedlyでSmart相談室を見つけ、早速コンタクトを取ってみました。

国家資格キャリアコンサルタント資格取得から間もなく、カウンセラーとしての実務経験もないため、きっと今回はだめかもしれないと思ってましたが、面談を重ねていく中で現時点で実績として提示できるものがないにも関わらず、私の可能性を考えてくださり一緒にお仕事をさせていただく機会をくださった、藤田さん鵜飼さん三浦さんを始めSmart相談室の皆様に感謝をしています。

 Smart相談室は、根幹であるカウンセラーとして果たすべき役割、求めらているあり方、カウンセラーとしての姿勢、倫理規定等はしっかり設けてありますが、その他はカウンセラー1人1人の個性と力を信じてくださっているのがわかります。

 藤田さんの、「相談者さまの力になるのであれば、キャリアカウンセラー以外の枠組みとしての技術を思う存分使っていただいて構わないですよ」という言葉に私はとても救われました。

私はパースで学んだ心理セラピーの教えを自分のキャリアカウンセリングとして役立てたいと思っているので、その機会をいただけていることが有難いです。

 Smart相談室は、スタッフの方とカウンセラーやコーチの方達との垣根がなく、勿論それぞれの役割はあるものの、会社は会社、運営は運営、カウンセラーはカウンセラーと分断せずにどこからでもいつでも声を聞いてくださるので、安心してカウンセリングに従事できます。

カウンセラーが安心してカウンセリングが行えるプラットフォームがあるということが、相談者さまに対して十分に集中して向き合えることに繋がっていると思っています。

相談者さまが見つけたい答えを見つけるサポート

 禅宗に、「答えは門処(もんしょ)に在り」という言葉があります。その意味の解釈としては、「答えを見つけたいなら、問いかけの本質を徹底的に見つめ直し、問題の核心を追い求めていくことが大切」ということが言われます。

解釈の仕方は他にもありますが、相談者さんが「今」抱えている悩みに対して、「今」向き合わなくてはいけない問題に対して、カウンセリングを通じて向き合おうとしている、向き合っているということがすでに解決へ向けてのプロセスを踏んでいるということになります。

 誰だって出来ることならいつでも正しい選択をしたい、成功したいと思いますが、どんな人生になろうとも、カウンセラーとして相談者さまが見つけたい答えを見つけていくためのサポートを全力でいたしますので、安心してカウンセリングを利用していただきたいと思っています。

必要な時に必要なタイミングで必要なカウンセリングサービスを提供したい

 Smart相談室のカウンセリングサービスは、オンラインでかつ、30分という短い時間で利用が可能なため、始業前後や休憩中に何だか自分でもよく分からないけれど、とりあえずモヤモヤしたものを吐き出したいという場にもってこいのサービスだと思います。
 
 相談者さまの中には、行き詰ってにっちもさっちもいかなくなった時に利用するという方も多く見受けられます。利用目的も頻度も、相談者さまの自由です。

相談者さまが必要な時に必要なタイミングで必要なカウンセリンサービスを提供していけるように今後も尽力していきたいです。


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