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理論化学が終わったら・・・【公立高校に通う受験生は、「ある覚悟」を決めないと化学は厳しいという現実】

ここ数年、頭を悩ませているのが化学の進路問題です。

公立高校の進路は順調に行っている学校でも、理科の場合、習い終わるのが2学期になります。

九州はこれにローカルな事情が絡んできます。
これまで早朝に課外(補習、0限など)という名の授業が設定されており、事実上強制だったこともあり、この課外を活用して正規の授業を肩代わりしていました。
その「恩恵」もあり、進路の遅れが深刻にはなっていませんでしたが、ここ数年で課外をやめる学校が続出し、正規の授業枠でしか先に進めなくなりました。

これについては、こちらでまとめています。

先日、化学平衡についての記事を書きましたが、

化学平衡が終わることは、理論化学を習い終わるということを意味します。

公立高校や、私立でも進路が早くない学校またはコースに在籍している受験生は、このタイミングで考えを切り替えてほしいところです。

それは、これからは、化学は自習(自学)が原則で、先取り学習をするという切り替えてであり、覚悟です。

そうしないと受験の現実は大変厳しいからです。

難関大や難関学部の受験は、ライバルが浪人生であったり、一貫校の受験生であることが多い。彼らは、すでに教科書の内容は終えて、入試レベルの内容の演習をバリバリやっています。

そのため、進路の先行具合ではかなり有利な位置にいます。少しでも差を詰めるためには、自習するしか対抗するすべがないというのは、現実としてあります。

ただ、これから習う無機化学や有機化学は、インプット要素が多く、まずは頭に入れるべき項目が多い単元です。
なので、やる気とやるべきという意識があれば、対応は難しいわけではない。

意識が変わるとやってやれないことはない単元でもあります。

なので、次の定期テストで化学平衡が終わり、理論化学を学び終わったら、そこから有機化学までを夏休みに入るまでを目標に頑張ってみてはいかがでしょうか。

大変かと思いますが、メリット(というより不利益の回避)は大きいと思います。

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